オープニングレースの1番車を務めるのは、年末のヤンググランプリに出場を予定している佐々木悠葵(写真)。前回立川FIを完全優勝して相性良い当所記念を迎える。
「広島は優勝もあるので相性が良いイメージです。1レース1番車は今回で3回目ですかね。1回はナイターGIIIだったので、朝イチのレースは実質2回目だと思います。朝は得意じゃないですけど、普段、練習をしている時間帯が10時くらいなので大丈夫だと思います。競輪祭が9車立てで、前回は7車だったのでその難しさもありましたけど、なんとか勝てましたね。ヤンググランプリもありますけど、まずはここをしっかりと戦いたい」
復調の兆しを見せている松川高大は、準決まで勝ち上がった前回の武雄GIIIよりも上積みを感じて参戦。
「(9月の)向日町記念で落車したフレームを修正に出していたのが戻ってきたので、今回からまた使います。前回のフレームよりもダッシュが利くと思うので楽しみですね。脚力自体も戻ってきている感じがしますし、前回が終わってから武雄と久留米に行ってバンクで練習した感触も良かったです」
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飯野祐太はFIながらコンスタントに決勝に進出していて、得意の冬場で調子を上げてきている印象。前回、小田原FIでのVの勢いそのままに一次予選突破を目指す。
「前回は前が頑張ってくれたおかげですけど、調子自体は変わっていなくて、試していたセッティングを戻したりして体と自転車の感覚自体が良くなってきているおかげもあると思います。自分の中では冬場が得意とか夏場が苦手っていう意識はそこまでないですけど、たしかに過去の成績だけ見れば冬場の方が優勝回数も多いですし、成績も安定している気がするので良いかもしれないですね」
山口敦也は楽しみにしていた前回の地元、武雄GIIIを無念の欠場となったが、その思いを今シリーズにぶつける。
「ちょうど調子も良くなってきていたところだったので、前回は走りたかったのに悔しいですね。手足口病になってしまって湿疹も出たりして欠場しました。治ってからは練習もできたし、状態は悪くない。前回の分も今回は頑張りたいですね」
練習の成果が実を結び始めて安定感がアップしてきている片岡迪之(写真)。過去に何度もワンツー実績ある同県の先輩、友定祐己を背に別線を迎え撃つ。
「前回(武雄)の準決は自分の展開になったと思ったのに、パワーもスピードも足りなかったですね。でも、前回は追加でそこまで準備ができていなかったですけど、今回はしっかり練習できたので上積みはあると思います。広島は成績も悪くないし、相性は良いと思うので頑張りたい」
友定祐己は腰を痛めて久々の実戦となった前回武雄GIIIで落車とリズムをつかめていない印象だが、相性の良さを生かして一次予選突破を目指す。
「前回の落車は背部の擦過傷がひどかったですね。ギックリ腰が治ったと思ったら、またすぐに落車してしまったし現状は厳しいですけど、ケアをしたあとに練習して、今週になって感じは良くなり始めてくれたので。前は何度も連係している(片岡)迪之なので信頼して。付いていくことだけ考えて頑張りたい」
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ここ2場所のFIシリーズで結果を残せていない阿部拓真ではあるが、3場所前の防府記念で決勝進出しているように7車立てよりも9車立ての方が得意なタイプ。柔軟な立ち回りで得意の細切れ戦を攻略する。
「ここ2場所は7車立てっていうのもありますけど、防府が終わってから胃腸炎になってしまって体の状態がイマイチで結果を出せなかった、でも、今回は体調も戻ってしっかりと準備できたので大丈夫だと思います。細切れ戦の方が戦いやすいですし、しっかりと見極めて走りたい」
9月の和歌山FIで9連勝を達成して初のS級戦で奮闘中の上野雅彦は、今回が2度目のグレードレース。同県の池田憲昭を背に持ち味の機動力を発揮する。
「今回はフレームを換えます。石原(颯)さんのフレームを借りました。練習で乗ってみて悪い感じもしなかったので今回は楽しみですね。直前は小松島に練習に行って風の強い中で走れたのも良かったと思います。四日市記念は自分の視野が狭くて埋もれてしまったレースだったので、今回はもっと全体を見て走れるように」
自在性を高める瓜生崇智(写真)は前々回の佐世保FIでの落車の影響を引きずっている印象ながら、持ち前の器用さで活路を見出す。
「正直、落車の影響はまだありますね。フレームは大丈夫だったんですけど、右肘と右肋骨と背中の擦過傷でしたね…。脚力的に足りない部分は戦法でカバーできるように。後ろは師匠の合志さんなのでしっかりと前々に踏みたい」
手綱を握る師匠の合志正臣は、前回名古屋FIの最終日に落車しているが不安なしを強調する。
「前回の最終日は映像に移っていなかったと思うんですけど、前輪が壊れてしまって止まってからコケた感じなので影響はないですね。10月の高松で鎖骨を骨折してしまいましたけど、PIST6、競輪祭って走って体の状態は良くなってきている。瓜生は脚力的に落ちているかもですけど、相手の隙を突くのがうまい。前々に踏んでくれるのでしっかりと援護できるように」
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阿竹智史は前回の別府FIで弟子の犬伏湧也と初連係がかなったが、踏み出しに口が空いてしまい付け直すも3着で準決敗退。現状を見つめつつ来年に向けて、今年最終戦となるこのシリーズでリズム好転を狙う。
「犬伏とはもう少し自分の状態が良い時に連係したかったですね。やっぱり共同通信社杯くらいから出た肋骨の疲労骨折の影響で体のバランスが崩れていますね。最近は自力と番手回りと色々ですけど、その辺の感覚というよりも自分の体と自転車との感覚がズレてしまっている。今年はこれで終わりの予定なので、どうにかキッカケをつかみたいですね。来年は犬伏と大宮記念が決まっている。その時までに少しでも上げていけるように」
番手でリードする堤洋は、前回の武雄GIIIで準決に進出と近況の悪い流れを断ち切った印象で、今シリーズも期待したいところだ。
「ここ最近は前にちぎれてばかりで散々だったので、前回は守澤(太志)仕様のセッティングに換えて良かったですね。うまく体重をペダルに乗せきれていない感じだったので、サドルのハナを下げたら良くなりました。今回はセッティングを微調整したので、前回よりも良くなっていて欲しいですね」
FIシリーズながら3場所連続で初日に白星を挙げている鈴木陸来(写真)は好調をキープして笑顔で参戦。久々の記念シリーズで活躍を誓う。
「広島は今回で2回目ですね。ルーキーシリーズで一度走りました。その時は5月で今回、指定練習で乗った時よりも軽かったイメージですけど、直線の長さは気にならなかったですね。今はジャンからホームでいかにうまく先頭に出られるかを考えて、初手の位置を含めてレースを組み立てています。平塚記念は初日に失敗して悔しい思いをしましたけど、小田原記念の時みたいにまた準決まで勝ち上がれるように頑張りたい」
番手を務めるのは初連係の近藤保。前回小田原FIは決勝進出を逃しているが、2度の確定板入りと及第点を付けた。
「(前々回)和歌山の落車で新フレームが壊れてしまったので、共同通信社杯まで使っていた自転車に戻しました。落車は右手の打撲でしたけど、前回走った感じとしては脚自体は悪くなかったので大丈夫。鈴木君とは初連係ですね。レースは見ていますけど、カマシが得意なイメージなので踏み出しにしっかりと続けるように集中したい」
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トップスピードに磨きをかけて年末のヤンググランプリ出場を決めている伊藤颯馬が、持ち前の機動力で別線を迎え撃つ。
「今年も頑張らないといけない時期が来ましたね。調子自体は悪くないですけど、冬場はどうしても重くてうまくスピードに乗せづらいので苦手ですね。沖縄は今日の朝でも21、2度もあったのでこっちはやっぱり寒い。でも年末のヤンググランプリもあるし、勢いをつけられるように、まずはここで結果を出したいですね」
FIシリーズながら確かな手応えをつかみながらリズム好転中の黒田淳は、同県の月森亮輔に前を託して一次予選突破を目指す。
「7車立てになってから番手を回ってもうまくいかないことが多かったんですけど、今期になってから決勝に乗れるようになったのはうまく流れに乗れるようになって上昇してきたんだと思います。今は自分でやることも考えながらやっていますけど、月森君はいつも頑張ってくれるのでもちろん任せます」
3月の小倉FI以来、今年2度目の優勝を地元の小松島FIで飾った島川将貴だが、現状に満足することなく自転車の調整に余念はない。
「直前の練習はいつもと変わらずやってきました。今回はハンドルまわりのセッティングを調整してきました。練習で乗った感じも乗りやすかったですね。3番手を地元の西田(雅志)さんが固めてくれるので、行けるところからしっかりと仕掛けられるように」
島川をリードするのは好調をキープしている筒井敦史。過去の連係実績も十分で、呼吸を合わせてライン決着を目指す。
「島川君とは久々ですね。ここ最近はFIで一緒になっても地区あっせんだから中国と四国は別になるでしょう。だからずっと敵で戦っていたのでやられっぱなしでしたよ。でも、味方なら頼もしい限り。状態的にも落ちることなくずっとキープできているのでしっかりと決めたいですね」
一昨年の当所記念で決勝進出を果たしている根田空史(写真)は、バンクとのイメージは良好。前回の松山記念でつかんだ確かな手応えを今シリーズでも形にする。
「競輪祭まではワッキー(脇本雄太)フレームを使っていましたけど、前回の松山は自分のフレームに戻しました。フロントフォークも少し短くしてダッシュが良くなりましたね。前回初日はジャンカマシで2着。2日目は失敗しましたけど、3日目は別線が切った上を押さえてジャン先行。最終日は突っ張っり先行で残れましたし、先行のバリエーション的にも良かったと思います。基本はカマシ、まくりが得意なので引いてドンが理想ですけど、最近はどんな(初手の)並びになっても自分の力を発揮できる展開に持ち込めるようにって考えていますね。前回は1着を取れなかったけど、しっかりとラインで戦えたと思っているので今回も続けられるように」
思うようにレースで本来の力を発揮できていない中井俊亮は、気持ちを切り替えて現状打破を狙っている。
「直前は(三谷)竜生さんたちとしっかり練習してきました。ここ最近は調子的に悪くはないんですけどね。調子と成績がかみ合っていない感じですね。なので今回は来年につながるレースをしたい。広島の印象も悪くないですし、持ち味を出せるように頑張りたい」
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2年連続地元記念に出走する町田太我(写真)は、今年も決勝進出を目指して初日からフルスロットル。年末には大事なヤンググランプリも控えているが、まずは大事な地元シリーズで結果を求める。
「今年も最低限、決勝には乗りたいですね。決勝に乗って松浦(悠士)さんと連係できるように。競輪祭が終わってからセッティングを色々と試しています。前回は2日間、3.83を使いましたけど、決勝は3.92に上げてみました。今回は競輪祭とギア比は同じで3.93ですけど、ギア板が違いますし、チェーンも換えました。中3日ですけど疲れは残っていないと思うので初日からしっかりと戦いたい」
番手を回る池田良は11月当所での落車の影響が残っているが、大事な地元記念に向けてやれるだけのことはやってきており、あふれる気力でシリーズを戦い抜く。
「前回がダメだったので、しっかり練習してきました。雰囲気は上がってきている感じですかね。初日は目標が良すぎるので追走に集中したいですね。今回の(シリーズの)目標はどこって決めずに一戦、一戦頑張るだけっすね」
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地元のエース松浦悠士(写真)が、シリーズをけん引。 今年の3月に行われた玉野記念in広島は新型コロナウイルスの影響で無観客開催。S級S班として初めて地元記念を走る喜びをかみ締めて4日間を戦い抜く。
「本当に楽しみですね。去年はFIでも走りたかったですけどかなわなかったですし、玉野記念も無観客だった。やっとお客さんの前で走れるので。大幅にではないですけど、競輪祭からセッティングを換えました。直前に(清水)裕友がこっちに来ていたので一緒にモガいた。感触は良かったので、その感じで走れればって。グランプリもありますけど、ここに向けてしっかりと仕上げて、そのあともう少しプラスできればって思っています。お客さんの前で走ることが(グランプリの)壮行会になればって思っているのでしっかり戦いたい」
前年度大会覇者の野原雅也も、相性良い地で存在感を示す。寬仁親王牌で自身初のGI決勝の舞台を経験しさらなる高みを目指している。
「オールスターで古性(優作)さんが優勝したのを見て感動して、すごいなって。自分も頑張らないとなって気持ちの変化はありましたね。そのあと初めてGIの決勝に乗ってみて、レベルの違いというか、まだまだ足りない部分がわかったというか、まだまだタテ脚をつけないとなって思ったので、練習メニューを変えてトレーニングをできていると思います。連覇とかは意識せず、GIじゃなくても日ごろのレースが大事だと思うので一戦、一戦頑張りたい」
獲得賞金ランキング8位で2年連続でグランプリ出場を決めた守澤太志。今シリーズは年末へ向けて弾みをつけたい大事なシリーズだろう。
「(前々回)防府記念の最終日くらいからレース勘だったり、体と自転車の感覚は良くなってきていました。けど、前回の競輪祭が失格で迷惑を掛けてしまいましたし、自分的にも消化不良のまま終わってしまったので、今回は結果を出せるように。静岡のサイクルスポーツセンターで練習できるようになったので、直前は(渡邉)一成さんと一緒に練習をしていました。ここ最近は一成さんとうまく決められるようになってきた。踏み出しは強烈ですけどしっかりと付け切って自分の仕事ができるように」
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