稲垣裕之(写真)は前走の豊橋で準V。3日間自力として走り、若々しい戦いぶりでアピールした。それでも、若手の期待枠とされる1レース1番車に抜てきされたことには、本人も驚きだ。
「1レース1番車なんですか?なんだか若返りました(笑)。1レースは、レースが終わったら次の日に向けてゆっくり休めるから嫌いじゃないですよ。豊橋はだんだん状態が上がってきたなって感じがあったし、自転車もだんだんとしっくりきたって手応えがありました。追い込んだ練習もできたし、そのなかで疲れも取れた。近畿の3人で話して、高田(修汰)君の番手にいきます。連係は初めてですけど、若い力のある選手なのでしっかり付いていきたい」
飯野祐太は前回の地元戦から追加で中5日での参戦。調整具合が気になるところだ。
「追加を受けたのは一昨日です。感触は悪くないですけど、地元が終わってから休みなしで練習をしてきたので正直言って疲れてはいます。この後も中2日で青森があるので、詰まってるんですよね。平塚自体は走りやすいですし、苦手意識とかはないです」
//= nl2br($race['content']) ?>
3月取手F1は最終日の1勝のみにとどまった宮本隼輔。今回はそこからどこまで立て直せているのか。
「(取手は)自分が思っていたよりも疲労が溜まっていました。今回はしっかり練習もできたし、前回よりもよさそうですね。平塚は去年の記念以来ですけど、印象は特にないです。どこ(の競輪場)を走っても変わらないと思っているので」
ここは北日本勢からも狙えそうだ。高橋晋也が目標の佐々木雄一は、前走の地元戦を振り返った。
「前回の初日と準決は、自転車の乗り心地がイマイチでした。それを最終日に修正して、1着も取れましたし、よくなりました。終わってからはいつも通り練習してきました。高橋君の番手は何回かあります」
小川真太郎は3月松山F1では準決、決勝と先行策に出た。白星こそなかったが、それ以上に存在感を発揮した開催だった。得意の平塚バンクをどう攻略するか注目だ。
「状態はそんなに悪くはないですね。松山は試したいことを試せたけど、着自体はよくなかった。ちょっと練習をやり過ぎた感じがあって体はしんどいかな。この後はダービーも、地元もあるので、そこに向けてしっかり練習しています。平塚は去年の記念の時は成績が悪かったので、今回は取り戻せるように頑張りたい」
その小川とタッグを組むのは、同県の阿竹智史。だが、今年はなかなか体調面のコンディションが整わず、苦しい近況を過ごしている。
「(3月大垣記念での)落車の影響はないですけど、1月から体調を崩していてまだ完全ではないですね。練習自体はできているんですけど、日によって体調が違うのでなんとも言えないところはある。まずはしっかり付いていきたい」
岡崎智哉(写真)は、ウィナーズカップで初日特選スタートだったが、シリーズを通しての確定板入りは二次予選の3着のみ。現状を見つめ直して前を向く。
「ウィナーズは、自分の力不足、技量不足を感じました。それをこれからにつなげていきたいですね。ウィナーズが終わって、一旦リセットして、今は体を作り直す時期ですね。なので、フィジカル面を鍛えるような練習をしてきました」
坂口晃輔は準Vだった4月岸和田から中2日での参戦。その調子を維持できているならば、今節も期待できそうだ。
「詰まっているので疲れている感じはあります。岸和田では感じがよかったし、これだけ短い間隔でレースを走れるのでいい状態のままだと思う。平塚は元々好きなバンクで、優勝もしているし、記念の決勝にも乗っているのでいいイメージです」
//= nl2br($race['content']) ?>
阿部力也は3月名古屋記念でオール2着の準V。ウィナーズカップでも2連対と、まずまずの成績を残している。
「いつも通り練習してきました。室内練習をしっかりやって、直前に平で誘導も走れた。普段は外で練習をやらないので、誘導でもいい緊張感を持ってバンクを走れましたね。櫻井(祐太郎)君とは暖かくなって、たまにバンクで練習するときに一緒に練習したことがある」
芦澤大輔は地元でのウィナーズカップで初日に落車。2日目以降は気合で出走するも、着をまとめることは出来なかった。その後の3月川崎を一本欠場しており、気になるのは状態面。本人も慎重に口を開く。
「ウィナーズは(落車後も)走ったけど全然だめで。終わった後もぎっくり腰が出ちゃって。落車で自転車は無事だったんですけど、あまり合っていない感じがする。やれるだけのことはやります。初戦を見て、買いか、そうじゃないかを判断してもらいたい。でも初日は伊早坂(駿一)君にジャンからいってもらうだけ(笑)。それで自分(の状態)がよければ、やることをやるだけなので」
伊藤旭(写真)はこれが自身4度目の記念参戦。当大会は昨年10月にも出走しているが、その時よりも一回り大きくなった姿を見せたい。
「日程が空いているけど、今回が追加だし、本当はもっと空いていたんですよ。追い込み気味に練習をやっていたけど、早目に追加を受けたので、そこから調整できたし状態はいいと思う。去年の(平塚)記念の時は、まだ9車に走り慣れていなかった。9車でも、いい感覚をつかめてこれたかな」
戦歴上位の神田紘輔は、3月久留米をV、続く松戸で準Vと好走続き。ここは中部の新鋭、藤井侑吾との連係から差し脚を伸ばす。
「練習自体の感触はよくないんですけど、レースになると感じがいい。これで練習の感触がもっとよくなれば、もう一段階よくなると思う。今回はやりたいトレーニングはできたけど、物足りなさもあります。藤井君とは2回目の連係になります。強烈な先行なのでしっかり援護したいですね」
//= nl2br($race['content']) ?>
全日本選抜での活躍が記憶に新しい嘉永泰斗だが、3月久留米で完全Vを飾った直後の同月前橋は未勝利に終わった。今は課題を持って競走に取り組んでいる様子だ。
「やっぱりGIで活躍できるように、課題に取り組みながら走っています。まくりだけじゃなくて、先行もできないと通用しないので。ここまではしっかり練習してきましたし、感触も結構よかったので問題ないです。平塚は去年走って、走りやすかったのを覚えています」
その嘉永の番手は、西日本連係で池田憲昭が務める。
「(前回落車したが)体はもう大丈夫。でも自転車が潰れてしまったので、今回はたまたま作っていた新車を使います。練習は2週間くらいできました。脚はそこまで落ちていないと思う。嘉永君とは初めての連係ですけど、バックも一杯とっているし、後輪だけ見て走ります」
ウィナーズカップは初日の1勝止まりだった岩本俊介(写真)。持ち味が鳴りを潜めた前回を振り返り、今節は巻き返しを誓った。
「ウィナーズはいい走りではなかったですね。気持ちの問題だと思います。出し切る競走をできなかった自分の弱気な心が原因です。終わってからみっちり練習して、できる範囲でケアをしてきました。(前検日の指定練習で)久々に平塚のバンクで走ってみたんですけど、イメージ通り軽かった。しっかり力を発揮したい」
杉森輝大は前回の3月平で今年初の優出。徐々に調子を上げてきており、本人も好感触を口にした。
「かなり調子が戻ってきましたね。踏める感じがあったし、自転車も出ていると思います。ここまでは練習をしながらケアも入れてきました。平塚は相性がいいと思います。蕗澤(鴻太郎)君の番手は初めてです」
//= nl2br($race['content']) ?>
坂井洋は、地元で行われたウィナーズカップの直後に3月川崎に追加で参戦。今節はそこから中7日空き、また追加での競走となる。
「地元(でのウィナーズカップ)に向けて仕上げていたので、ダメージがあったし、疲れもあった。川崎は疲労のピークでしたね。なので、川崎の後は3日間休んで、そのあと練習しました。この後はダービーと、宇都宮記念もあるので、そこに向けてまた仕上げていきたい」
磯田旭は近況差し脚のキレが抜群。ウィナーズカップの初日は9番手から強襲して100万円以上の超高額配当を提供した。ここは同県の坂井に乗って、ゴール前勝負を演じる。
「少し疲れが出ていますね。なので、ケアと練習をしてきました。体調は崩さずに来れています。集中して付いていきたい」
平塚をホームバンクとする地元トリオが中心。先頭を務めるのはナショナルチームに所属する松井宏佑(写真)だ。
「もう、ちゃんとしたいいレースを出来るように頑張るだけですね。ウィナーズは、500バンクで慣れていなくて、自分の感覚と合わなかった部分があって出し切れずに終わってしまった。ここまではナショナルチームで強度の高い練習をしてきたので、疲れは溜まっているけど日に日によくなると思う。決勝までミスなくいきたいですね。(松坂洋平との相性は)バッチリです」
平塚勢の中核を担う松坂洋平は、前走の川崎で新車を投入して優勝。最高の流れで地元記念に挑む。
「新車で優勝しているし、いいと思います。セッティングは若干変えました。疲れを残さないように、ここに向けて頑張ってきました。前回優勝なので、気持ちの面でもいいですね。(松井との連係は)全日本選抜以来です」
//= nl2br($race['content']) ?>
119期ナンバーワンの犬伏湧也(写真)が登場する。3月名古屋で行われたルーキーチャンピオンレースは圧巻のレースでぶっちぎりの優勝。自身2度目の記念開催でも、その潜在能力を爆発させる。
「調子は悪くないし、いつも通りですね。休んでから練習もいつも通りバンクでやってきました。平塚は初めてなので、指定練習で乗ってみます。400バンクでの9車立てが(ルーキーチャンピオン以外では)初めてなので、仕掛けのタイミングだけ見失わないようにしたい。今回は師匠(阿竹智史)もいるので、心強いですね」
犬伏後位は福岡勢が固める布陣。点数上位は田中誠だが、ここは折り合って津村洸次郎の後ろで3番手を回る。
「3場所前の高知の落車でいろいろと狂ってしまったんですけど、前回(玉野記念)はアタリが出た感じがしましたね。(二次予選で)ワッキー(脇本雄太)が相手でも準決にいけたし、なんとかなってる。ここは犬伏君の3番手で。津村君と話をして決まりました。もし彼が千切れたとしても、そこから自分がどうするかですね」
//= nl2br($race['content']) ?>
大会連覇に挑むのは地元のエースである郡司浩平(写真)。初日特選は同期同級生の和田真久留に前を任せて強敵達を迎え撃つ。
「ウィナーズのあとは充実した2週間を過ごせました。この後が詰まっているし、その分もじゃないですけど、しっかりと練習できました。ここと、川崎記念、ダービーと、一年で一番の山場だと思っています。(和田)真久留も最近は番手が多くなったけど、地元ですし任せて。やりたいようにやってもらいたい」
古性優作のウィナーズカップは3連対で決勝進出。決勝は脇本雄太と共倒れだったが、存在感はやはり際立っていた。昨年は準Vだった当大会で、今年も大暴れする。
「(ビッグレースの連戦で)ちょっとしんどいかなって感じ。練習はしっかりできているけど、まだ出力が上げ切れていない。そこはダービーまでに上がってくれれば。ベストには遠い状態だと思います。ここが終われば一段落って感じですね。(佐藤)慎太郎さんには、昔付いてもらったことがあると思う」
平原康多も、もちろん有力なV候補の一角だ。宿口陽一に前を任せ、埼玉S班コンビで初日特選に臨む。
「ウィナーズカップは体調は悪くなかったんですけど、力不足でした。それが終わって、先を見据えて新しいことに取り組んでいました。それの繰り返しですよね。あとは、体作りの感じ。自分が前でやってもよかったんですけど、宿口君が前で頑張りたいってことだったので、任せていきます」
//= nl2br($race['content']) ?>