1R、1番車は小林泰正(写真)。前検日、前日の急な追加ではあるが、大きな影響はなさそうだ。
「追加は昨日いきなり入った。最近は自分でも思うレースができてなかったし、バックを取るレースがしたいですね。別府は初めて。競技でも来たことがない。前検日に感触を確かめたい。今月27日の地区プロで団抜き、個抜き両方で優勝できたんで感じは悪くない。タイムもベストが出たんで、脚の状態は悪くないです。今回は木暮(安由)さんと決勝に乗りたいですね」
11月京王閣で小林に先着されている島川将貴にとってもリベンジの一戦だ。
「小林君には1回やられてるんで、気持ちとしては負けたくないですね。練習はいい感じでできてるし、成績以上に感じはいい。スピードが付いてきて、まくりになっても慌てることがなくなりました。別府は風が強いイメージだけど走りにくいとかはない。九州はけっこう成績がいいイメージがあります」
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簗田一輝(写真)は予選からのスタート。「久しぶりの予選なんで緊張します」と慎重に言葉を選ぶ。
「追加は競輪祭の前には入ってた。競輪祭のあとは同期の原口(昌平)のとこにいて4日間練習してきました。ドームにも入ったし、いつもと違う感じで楽しかった。一時、10点ぐらい点数を落としたけど、やっと109点まで上がってきた。競輪祭も悪くなかったですね。2Rレースなんで早く寝て備えます」
久米康平も競輪祭から中4日でシリーズを迎える。
「細切れなんで絶対どこかで(タイミングが)ある。そこで仕掛ければチャンスはあると思うので。中4日なんで2日ぐらいガツンとやって、あとはゆっくりしました。変わらずと思うけど、今回からフレームが違うんで。冬用に元々のエース機を下ろしてきた。アタリが軽いので、別府と(次の)平に合うんじゃないかな」
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地元のトップバッターは小野俊之(写真)。あっせんが決まってからここまで、しっかりと準備して地元戦を迎えた。
「このために数カ月やってきたんでね。でも不安しかない。トレーニングに関してはしっかりやることはやったけど、アドバイスをもらって直前にセッティングを大幅に変えたので。これが合ってると思ってやるしかない。ここでやらんかったら、どこでやるんかでしょ。やるのは自分の一番の得意技。それだけですね」
松坂洋平は直前の広島で優勝するなどムード良好。8年前には当所記念優勝の実績もある。
「(追加は前回、広島の)開催中に電話が来たんで、ここまで4日間調整して、直前だけど練習もやった。(好調の原因は弟、侑亮のデビュー)そういうのもあるかもしれないですね。優勝が2年半ぶりなんでね。いい流れでここに来れてると思う」
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坂本貴史は競輪祭で敗者戦を連勝と調子は良さそうだ。
「競輪祭前に伊豆に冬季移動したので、ここまでは1日だけ休んで伊豆で練習してきました。(競輪祭は)締めくくりの数字だけは良かったけど、前半はちょっと松浦(悠士)とか強い人を相手にもうちょっと仕掛けられれば良かったですね。出し切れずに悔しかった。その辺を修正して1着で締めくくれたのは良かったし、状態は変わらずいいです」
皿屋豊は持ち前の先行で坂本に真っ向勝負を挑む。
「2週間あったんで、しっかり練習はしてきた。それを出せればいいですね。実戦から離れてるので、不安要素はそこだけ。駆けてみないと分からないところがあるので、レースで反応できるか。別府は何回も走って勝利数も多いし、9月に(逃げて)小嶋(敬二)さんにマークを付けた男なんで。記念は二次予選止まりだし、今回は準決、決勝まで行けるようにしたい」
11月防府記念から新車を投入した松岡健介は競輪祭でも他県の選手らにセッティングのアドバイスを受ける姿が目立った。
「またイジり続けると思います。最近は目立った成績が残せてないけど、感じが悪いわけじゃないし、何かきっかけがあればと思う。(ハンドル幅を狭くしたセッティングが)慣れてきてマイナスになっているところもない。別府も悪くないと思う」
坂本健太郎もスピードあるまくりで松岡と人気を2分する存在だ。
「ここまでは調整程度。競輪祭から中4日で意外と疲れてたんで、休んで刺激だけ入れてきた。競輪祭前に左ふくらはぎを肉離れしかけたけど、もう大丈夫。完治したと言っていいですね。状態は変わらず。しっかり勝ちます」
競輪祭では大敗が続いた竹内雄作だが気持ちを切り替えて、シリーズに臨む。
「ここまでは軽く練習して。(レースで)思うように出し切れてない部分があった。終わってから疲れてない感覚があるのは出し切れてないからかなと思う。一気に良くなることはないと思うので、ちょっとずつ。調子どうこうは分からない。成績の波が激しいので、体の感覚と練習の感覚がかみ合ってくれれば。そこだけですね」
田中晴基も最近は組み立てが積極的だ。
「脚を付けようと思って(11月)前橋の前から意識的に自力を出したけど、出すと感じが悪くなる。力みが出るというか、そういうのもあるんでしょうね。でも積極的にレースで動ける脚がないと戦えないので。競輪祭では5日間、人の後ろでいい感覚が戻ってきた。そこを踏まえて初日は自力でやりたい。結果を意識せず、やることをやりたいですね」
地元の小岩大介に任された林慶次郎は松坂洋平にまくられた前回、11月広島の決勝戦をこう振り返る。
「前回は焦りすぎてた。相手は待ってくれてるのに、出なきゃ出なきゃと思ってすぐに行ってしまったので。バック取れたのは良かったけど。ここまではそんなに追い込まずに整える感じでやってきた。初日は自力で強い人がいるけど、クリアできるように。チャレンジャーなんでね。前回(9月岐阜記念)の記念は初日で飛んだけど、狙いに行くとポカしそうなんで、いつもどおり頑張ろうと思います」
小岩大介(写真)は前回、11月福井で久々の決勝進出。地元記念に何とか間に合った形だ。
「兄貴(林大悟)はあるけど、弟は初めて。感じは良くなってるとは思います。新車を福井で乗る予定が届かなくて、今日(前検日)ここに届く予定。負け戦だったら新車を試してもいいけど、勝ち上がりは今のでいきます。間に合ったのか、間に合ってないのかは走ってみて。セッティングを戻していって、乗りやすくはなったと思う」
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稲毛健太は競輪祭でいい逃げを打っていた印象。調子も良さそうだ。
「状態はそんなに変わらないけど、いつもと違って(競輪祭は)前に出てる。それだけですね。2、3カ月前からバンクで長い距離を踏む練習をするようになった。それで最後まで踏み切れてる。ここまでの4日間は練習しつつケアも入れて、維持はできてると思う」
山賀雅仁は競輪祭最終日に1勝。9月共同通信社杯の落車で鎖骨骨折から復帰後初勝利を挙げた。
「南関勢が多いので、人の後ろもあるかなと思ったけど、前回(競輪祭)も1日自力でできてるから。自力のときにもうちょっとパリッと走れればと思うけど、競輪祭は展開が向かないなかでもそれなりに走れた。悪くはないと思う。まずは白戸(淳太郎)さんと2人で決まるように走りたい」
吉本卓仁は優勝した9月平塚からFI戦は5連続優出と乗れている。
「出足のいいフレームにしたし、最近は仕上がってるんで、だいぶいい。一瞬のスピードも前と同じぐらいにはなってますね。先行の決まり手は付いてないけど。1周行けるとまた違うけど、今はまくりばかりなんで。(10月)別府の初日に1周カマした感じは悪くなかった」
牧剛央は昨年4月に生まれ故郷の大分に移籍して以来、これが初めての地元記念になる。
「移籍してから別府記念は初めてですね。あんま強気なことは言えないけど、(途中欠場した11月)京王閣は自分の調子も良くなかった。今回は前回(11月平塚)よりはいいと思う」
近藤隆司は競輪祭で5連続9着という結果に終わった。
「逆に名を刻みましたね。(競輪祭のあとは)松戸も開催で使えないと思ったので、競輪祭中に指定練習でモガき込んだ感じ。ドームで重く感じるのは弱ってるのかなと思ったし、今は体が痛いとかキツいとかがない。あとは良くなってくだけだと思うので。状態は7、8割だけど、気持ち的には10割回復した。あとは上がってくだけですね」
松川高大は10月久留米、11月富山とFI戦を連覇。今年はここまで5度の優勝と乗れている。
「状態はいいっす。優勝5回はS級人生では最多です。今月の16~20日まで競輪学校で違反訓練もあったし、そこで大塚(健一郎)さんと一緒に練習したときから『よろしく』と言われてた。今の状態で記念を走るのは楽しみっちゃ楽しみです。頑張ります」
大塚健一郎(写真)はこれが今年3度目の地元Gレース。今年は落車による怪我や欠場も多く、苦しんだ1年だったが、最後に地元で帳消しにするか。
「どんな形でもここに来るのが目標だったし、前回(京王閣F1)もコケんで良かった。今できることはしてきましたね。違反訓練もあって色んな刺激ももらったし、骨折で休んでたときより忙しいけど充実してた。今年最後の地元戦を締められるようにですね」
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松井宏佑(写真)は競輪祭で敗者戦を3連勝。序盤は久々のレースに戸惑いを見せたが、後半戦は強さが際立っていた。
「帰ってすぐ(ナショナルチームで)練習。昨日(前検前日)も追い込んで、調整という調整はできてないけど大丈夫と思う。(競輪祭は)あそこに向けて調整してたわけじゃないので、しょうがない。もうレース勘は問題ない。今回も得るものを得て、ヤンググランプリにつなげられたらなと思う。別府は初めてだけど、同じ風の強い小松島で完全優勝できたし、風は問題ないと思う」
佐々木雄一は競輪祭で準決勝に進出。松井後位は山中貴雄と競りになったが、「問題ないです」と余裕の表情を見せる。
「松井は強すぎるなあ。もうちょっと弱い選手のほうが良かった。競輪祭から4日だけど、いつもどおり帰った日から乗ってる。肉体的なものより精神的な疲れがあったけど、昨日まで普通に練習してました。感じもいいし、悪くないですね。まずは離れないようにしないと。離れたらマズいっすよね」
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特選は山田英明、原田研太朗ら4名が単騎での戦い。渡邉一成(写真)は「今のスタイルと強さが魅力」という理由で岩本俊介の番手回りを選択した。
「(競輪祭から中4日で)何かできたわけじゃないけどね。(10月千葉記念in)松戸からリズムが狂ってる。体調が悪いわけじゃなくて、ひとつかみ合わないのがレースに出てますね。発奮材料というか、何かつかめれば流れが戻ると思う。体が軽いのにまくれないのは、そういうことだと思うし。こういうのが原因かなっているのはつかめてるし、そこを修正できれば」
山田英明は来年からの戦いに向けて新しいフレームを投入する。
「橋本(瑠偉)のです。気分転換をしようと思って。今回からなんでわからないし、フレームはレースを走らないとわからないので。もう2つぐらいステップアップするためには何でもやっていかないとだし、我慢してやってます。毎回、毎回一生懸命やって何かをつかめれば。今回もきっかけになるレースがしたい」
浅井康太は競輪祭でギックリ腰になった痛みをおして、別府記念に乗り込んで来た。
「小倉でギックリ腰になって、ここまで練習はほとんどしてない。昨日(前検前日)軽く乗ったけど、ド素人みたいなレベルでしたね。針とマッサージで痛みはないけど、競輪祭から考えたら2週間練習ができてないんで、そういうところですね。2月のアレ(全日本選抜準決勝での落車、失格)がなければ休んでるかもしれない。でも、どうあれファンの方の前に顔を出すことも大事だと思って来ました」
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