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別府競輪

BEPPU KEIRIN

86#

検車場レポート

  • 11/29 Fri.  (前検日)
  • 11/30 Sat.  (1日目)
  • 12/1 Sun.  (2日目)
  • 12/2 Mon.  (3日目)

1R

選手の写真です。
小林泰正選手
 1R、1番車は小林泰正(写真)。前検日、前日の急な追加ではあるが、大きな影響はなさそうだ。
 「追加は昨日いきなり入った。最近は自分でも思うレースができてなかったし、バックを取るレースがしたいですね。別府は初めて。競技でも来たことがない。前検日に感触を確かめたい。今月27日の地区プロで団抜き、個抜き両方で優勝できたんで感じは悪くない。タイムもベストが出たんで、脚の状態は悪くないです。今回は木暮(安由)さんと決勝に乗りたいですね」
 11月京王閣で小林に先着されている島川将貴にとってもリベンジの一戦だ。
 「小林君には1回やられてるんで、気持ちとしては負けたくないですね。練習はいい感じでできてるし、成績以上に感じはいい。スピードが付いてきて、まくりになっても慌てることがなくなりました。別府は風が強いイメージだけど走りにくいとかはない。九州はけっこう成績がいいイメージがあります」

2R

選手の写真です。
簗田一輝選手
 簗田一輝(写真)は予選からのスタート。「久しぶりの予選なんで緊張します」と慎重に言葉を選ぶ。
 「追加は競輪祭の前には入ってた。競輪祭のあとは同期の原口(昌平)のとこにいて4日間練習してきました。ドームにも入ったし、いつもと違う感じで楽しかった。一時、10点ぐらい点数を落としたけど、やっと109点まで上がってきた。競輪祭も悪くなかったですね。2Rレースなんで早く寝て備えます」
 久米康平も競輪祭から中4日でシリーズを迎える。
 「細切れなんで絶対どこかで(タイミングが)ある。そこで仕掛ければチャンスはあると思うので。中4日なんで2日ぐらいガツンとやって、あとはゆっくりしました。変わらずと思うけど、今回からフレームが違うんで。冬用に元々のエース機を下ろしてきた。アタリが軽いので、別府と(次の)平に合うんじゃないかな」

3R

選手の写真です。
小野俊之選手
 地元のトップバッターは小野俊之(写真)。あっせんが決まってからここまで、しっかりと準備して地元戦を迎えた。
 「このために数カ月やってきたんでね。でも不安しかない。トレーニングに関してはしっかりやることはやったけど、アドバイスをもらって直前にセッティングを大幅に変えたので。これが合ってると思ってやるしかない。ここでやらんかったら、どこでやるんかでしょ。やるのは自分の一番の得意技。それだけですね」
 松坂洋平は直前の広島で優勝するなどムード良好。8年前には当所記念優勝の実績もある。
 「(追加は前回、広島の)開催中に電話が来たんで、ここまで4日間調整して、直前だけど練習もやった。(好調の原因は弟、侑亮のデビュー)そういうのもあるかもしれないですね。優勝が2年半ぶりなんでね。いい流れでここに来れてると思う」

4R

 坂本貴史は競輪祭で敗者戦を連勝と調子は良さそうだ。
 「競輪祭前に伊豆に冬季移動したので、ここまでは1日だけ休んで伊豆で練習してきました。(競輪祭は)締めくくりの数字だけは良かったけど、前半はちょっと松浦(悠士)とか強い人を相手にもうちょっと仕掛けられれば良かったですね。出し切れずに悔しかった。その辺を修正して1着で締めくくれたのは良かったし、状態は変わらずいいです」
 皿屋豊は持ち前の先行で坂本に真っ向勝負を挑む。
 「2週間あったんで、しっかり練習はしてきた。それを出せればいいですね。実戦から離れてるので、不安要素はそこだけ。駆けてみないと分からないところがあるので、レースで反応できるか。別府は何回も走って勝利数も多いし、9月に(逃げて)小嶋(敬二)さんにマークを付けた男なんで。記念は二次予選止まりだし、今回は準決、決勝まで行けるようにしたい」

5R

 11月防府記念から新車を投入した松岡健介は競輪祭でも他県の選手らにセッティングのアドバイスを受ける姿が目立った。
 「またイジり続けると思います。最近は目立った成績が残せてないけど、感じが悪いわけじゃないし、何かきっかけがあればと思う。(ハンドル幅を狭くしたセッティングが)慣れてきてマイナスになっているところもない。別府も悪くないと思う」
 坂本健太郎もスピードあるまくりで松岡と人気を2分する存在だ。
 「ここまでは調整程度。競輪祭から中4日で意外と疲れてたんで、休んで刺激だけ入れてきた。競輪祭前に左ふくらはぎを肉離れしかけたけど、もう大丈夫。完治したと言っていいですね。状態は変わらず。しっかり勝ちます」

6R

 競輪祭では大敗が続いた竹内雄作だが気持ちを切り替えて、シリーズに臨む。
 「ここまでは軽く練習して。(レースで)思うように出し切れてない部分があった。終わってから疲れてない感覚があるのは出し切れてないからかなと思う。一気に良くなることはないと思うので、ちょっとずつ。調子どうこうは分からない。成績の波が激しいので、体の感覚と練習の感覚がかみ合ってくれれば。そこだけですね」
 田中晴基も最近は組み立てが積極的だ。
 「脚を付けようと思って(11月)前橋の前から意識的に自力を出したけど、出すと感じが悪くなる。力みが出るというか、そういうのもあるんでしょうね。でも積極的にレースで動ける脚がないと戦えないので。競輪祭では5日間、人の後ろでいい感覚が戻ってきた。そこを踏まえて初日は自力でやりたい。結果を意識せず、やることをやりたいですね」

7R

選手の写真です。
小岩大介選手
 地元の小岩大介に任された林慶次郎は松坂洋平にまくられた前回、11月広島の決勝戦をこう振り返る。
 「前回は焦りすぎてた。相手は待ってくれてるのに、出なきゃ出なきゃと思ってすぐに行ってしまったので。バック取れたのは良かったけど。ここまではそんなに追い込まずに整える感じでやってきた。初日は自力で強い人がいるけど、クリアできるように。チャレンジャーなんでね。前回(9月岐阜記念)の記念は初日で飛んだけど、狙いに行くとポカしそうなんで、いつもどおり頑張ろうと思います」
 小岩大介(写真)は前回、11月福井で久々の決勝進出。地元記念に何とか間に合った形だ。
 「兄貴(林大悟)はあるけど、弟は初めて。感じは良くなってるとは思います。新車を福井で乗る予定が届かなくて、今日(前検日)ここに届く予定。負け戦だったら新車を試してもいいけど、勝ち上がりは今のでいきます。間に合ったのか、間に合ってないのかは走ってみて。セッティングを戻していって、乗りやすくはなったと思う」

8R

 稲毛健太は競輪祭でいい逃げを打っていた印象。調子も良さそうだ。
 「状態はそんなに変わらないけど、いつもと違って(競輪祭は)前に出てる。それだけですね。2、3カ月前からバンクで長い距離を踏む練習をするようになった。それで最後まで踏み切れてる。ここまでの4日間は練習しつつケアも入れて、維持はできてると思う」
 山賀雅仁は競輪祭最終日に1勝。9月共同通信社杯の落車で鎖骨骨折から復帰後初勝利を挙げた。
 「南関勢が多いので、人の後ろもあるかなと思ったけど、前回(競輪祭)も1日自力でできてるから。自力のときにもうちょっとパリッと走れればと思うけど、競輪祭は展開が向かないなかでもそれなりに走れた。悪くはないと思う。まずは白戸(淳太郎)さんと2人で決まるように走りたい」

9R

 吉本卓仁は優勝した9月平塚からFI戦は5連続優出と乗れている。
 「出足のいいフレームにしたし、最近は仕上がってるんで、だいぶいい。一瞬のスピードも前と同じぐらいにはなってますね。先行の決まり手は付いてないけど。1周行けるとまた違うけど、今はまくりばかりなんで。(10月)別府の初日に1周カマした感じは悪くなかった」
 牧剛央は昨年4月に生まれ故郷の大分に移籍して以来、これが初めての地元記念になる。
 「移籍してから別府記念は初めてですね。あんま強気なことは言えないけど、(途中欠場した11月)京王閣は自分の調子も良くなかった。今回は前回(11月平塚)よりはいいと思う」
 近藤隆司は競輪祭で5連続9着という結果に終わった。
 「逆に名を刻みましたね。(競輪祭のあとは)松戸も開催で使えないと思ったので、競輪祭中に指定練習でモガき込んだ感じ。ドームで重く感じるのは弱ってるのかなと思ったし、今は体が痛いとかキツいとかがない。あとは良くなってくだけだと思うので。状態は7、8割だけど、気持ち的には10割回復した。あとは上がってくだけですね」

10R

選手の写真です。
大塚健一郎選手
 松川高大は10月久留米、11月富山とFI戦を連覇。今年はここまで5度の優勝と乗れている。
 「状態はいいっす。優勝5回はS級人生では最多です。今月の16~20日まで競輪学校で違反訓練もあったし、そこで大塚(健一郎)さんと一緒に練習したときから『よろしく』と言われてた。今の状態で記念を走るのは楽しみっちゃ楽しみです。頑張ります」
 大塚健一郎(写真)はこれが今年3度目の地元Gレース。今年は落車による怪我や欠場も多く、苦しんだ1年だったが、最後に地元で帳消しにするか。
 「どんな形でもここに来るのが目標だったし、前回(京王閣F1)もコケんで良かった。今できることはしてきましたね。違反訓練もあって色んな刺激ももらったし、骨折で休んでたときより忙しいけど充実してた。今年最後の地元戦を締められるようにですね」

11R

選手の写真です。
松井宏佑選手
 松井宏佑(写真)は競輪祭で敗者戦を3連勝。序盤は久々のレースに戸惑いを見せたが、後半戦は強さが際立っていた。
 「帰ってすぐ(ナショナルチームで)練習。昨日(前検前日)も追い込んで、調整という調整はできてないけど大丈夫と思う。(競輪祭は)あそこに向けて調整してたわけじゃないので、しょうがない。もうレース勘は問題ない。今回も得るものを得て、ヤンググランプリにつなげられたらなと思う。別府は初めてだけど、同じ風の強い小松島で完全優勝できたし、風は問題ないと思う」
 佐々木雄一は競輪祭で準決勝に進出。松井後位は山中貴雄と競りになったが、「問題ないです」と余裕の表情を見せる。
 「松井は強すぎるなあ。もうちょっと弱い選手のほうが良かった。競輪祭から4日だけど、いつもどおり帰った日から乗ってる。肉体的なものより精神的な疲れがあったけど、昨日まで普通に練習してました。感じもいいし、悪くないですね。まずは離れないようにしないと。離れたらマズいっすよね」

12R

選手の写真です。
渡邉一成選手
 特選は山田英明、原田研太朗ら4名が単騎での戦い。渡邉一成(写真)は「今のスタイルと強さが魅力」という理由で岩本俊介の番手回りを選択した。
 「(競輪祭から中4日で)何かできたわけじゃないけどね。(10月千葉記念in)松戸からリズムが狂ってる。体調が悪いわけじゃなくて、ひとつかみ合わないのがレースに出てますね。発奮材料というか、何かつかめれば流れが戻ると思う。体が軽いのにまくれないのは、そういうことだと思うし。こういうのが原因かなっているのはつかめてるし、そこを修正できれば」
 山田英明は来年からの戦いに向けて新しいフレームを投入する。
 「橋本(瑠偉)のです。気分転換をしようと思って。今回からなんでわからないし、フレームはレースを走らないとわからないので。もう2つぐらいステップアップするためには何でもやっていかないとだし、我慢してやってます。毎回、毎回一生懸命やって何かをつかめれば。今回もきっかけになるレースがしたい」
 浅井康太は競輪祭でギックリ腰になった痛みをおして、別府記念に乗り込んで来た。
 「小倉でギックリ腰になって、ここまで練習はほとんどしてない。昨日(前検前日)軽く乗ったけど、ド素人みたいなレベルでしたね。針とマッサージで痛みはないけど、競輪祭から考えたら2週間練習ができてないんで、そういうところですね。2月のアレ(全日本選抜準決勝での落車、失格)がなければ休んでるかもしれない。でも、どうあれファンの方の前に顔を出すことも大事だと思って来ました」

1R

選手の写真です。
島川将貴選手
 切った野口正則を打鐘前に叩いた島川将貴(写真)は4コーナーから仕掛けてきた小林泰正を出させず逃げ切り。中四国ラインで確定板を独占した。
 「(小林には)前回(京王閣FI準決勝で)やられてるんで。切るときにペースが上がってたんでしんどかった。後ろのおかげですね。もうちょっとかかれば良かったけど、ホームのかかりが悪かったですね。競走も久々だったんで、風がないけど重く感じた」
 番手の筒井敦史も最終2コーナーに2センターと再三のブロックで島川を援護した。
 「あそこ飛ばさんと、(自分の)コースもなくなるから、しっかりコースを作った。キツかったですね。余裕はないけど、島川が強かったから。(島川は)ジャンまでに、だいぶ脚使ってますよ。あれを逃げ切るんだから、島川独特のパワー地脚ですね」

2R

選手の写真です。
香川雄介選手
 木村弘のカマシを受けて打鐘過ぎ2センターで3番手を確保した久米康平だったがバックまくりは中村敏之輔に合わされ不発に。直線で久米、中村の中を割った香川雄介(写真)が直線鋭く突き抜けた。
 「タイミングがね。これは合わされるだろうなと思いました。3コーナーの上りにかかるところだったんで、もうちょっと待ってからでも良かったかなと思う。久米の出が良くなくて、内に行こうか迷ったけど、あんまり早く内に行ってもだしね。僕は1着取れたけど、しょうがない。赤板で久米のダッシュに口が空いたし、修正しないといけないですね」
 後ろ攻めから切って、再び8番手になってしまった簗田一輝はホーム過ぎから巻き返したが、なかなか車が出ない。それでも粘り強く外を踏むと、何とか2着に届いた。
 「全然出なくて…。バックで2番(市橋司優人)をキメてもう1回と思って、内も考えたけど6番(木村)もタレてきてたので。ずっとナイター続きだったんで、朝に合わせるのが難しかった。8番手から動いて8番手でヤバいと思ったし、キツかったですね」

3R

選手の写真です。
濱口健二選手
 津村洸次郎が先行態勢に入ると、3番手をキメにいく動きから下げて阿部大樹が4番手を確保。人気の松坂洋平は6番手になってしまう。松坂の巻き返しに合わせて阿部が2センターからまくると、これに合わせて津村ライン3番手から踏み込んだ濱口健二(写真)が鋭く突き抜けた。
 「買ってくれる人がおって良かった(笑)。語呂合わせでしか(買え)ないでしょうけどね。今期2勝目、去年は1年間S級で1勝もできてない。(補充参戦の10月)久留米から調子崩してガックリなってるところやったんでね。良かったです」
 バックまくりの松坂洋平は大外で耐えて何とか2着に食い込んだ。
 「阿部が先にイン切りに来たら突っ張る作戦だったんですけどね。最終ホームでは(阿部が)締め込みながら引いて来たから。(まくりも)ちょっとモコモコしちゃいましたね」

4R

 前受けの皿屋豊を、坂本貴史、新納大輝の順で押さえ、引いた皿屋は7番手。しかし、打鐘手前から巻き返した皿屋は、2センターで新納を叩き切って加速。最終ホーム過ぎに坂本が反撃に出るも水谷良和の横までで、最後までペース良く駆けた皿屋が押し切って好スタートを切った。
 「初手は中団が良かったんですけど早めに引いたら順番が来るかなと。坂本君を後方に置きたかったし理想的な展開になってくれた。今日は思った以上に踏めましたね。一日踏むと明日以降は楽になってくれるので。師匠(舛井幹雄)と同じ開催の時は必ず結果が良いんですよね(笑)。バンクは軽くて走り易かった」
 水谷良和が皿屋豊にしっかりと続き中部で連独占を決めた。
 「最初に誘導を追うので脚を使ってしまって。最後も(皿屋を)押す形になって、それがなければ抜けていたと思う。ただ皿屋君は強かったですね。ワンツーが決まったのは良かった」

5R

 松岡健介は前受けから、上昇してきた坂本健太郎を突っ張るも、日当泰之に叩かれ、滝本泰行には内をすくわれて打鐘では5番手になる。徐々ペースを上げる日当を、3番手から滝本が最終ホームで叩きに行くが合わさて後退。松岡は主導権争いの決着がついた1センターから鋭くまくる。逃げる日当を3コーナーで捕らえると最後は坂上樹大が差し切った。
 「レースがきつかったし、松岡君が強かった。抜けるとは思っていない中で、抜けているので、悪くないと思う。ウィナーズカップの権利もあるので、取れるときに1着は取っておきたいですからね」
 松岡健介は坂上に差されたが、ワンツーを決めて納得の表情。
 「スタートで出遅れたけど、結果的に前を取れたのが良かった。みんな後ろからが嫌だったみたいだし。突っ張ったら坂本君も嫌だろうなと思って突っ張った。前取れたのが一番良かった。展開も向いたと思うし、状態も悪くないと思う」

6R

選手の写真です。
神田紘輔選手
 先に切った田中晴基を叩いた竹内雄作は打鐘過ぎからハイピッチで飛ばす。車間を詰めた勢いで2コーナーからまくる宿口陽一に合わせてバックから田中がまくると、これを張りながら神田紘輔(写真)が抜け出した。
 「展開も竹内の展開。後ろから先行の予定が(田中)晴基さんが先に切ってくれていい流れになった。ジャン過ぎはハイピッチでしたね。初めて(竹内の)ハコに付いたし、強い先行のイメージがあった。それでもこれ持つんかな?って感じだった。いい勉強になりました。(田中が)途中で休んで、もう1回来たんで、それを止めるか止めないか。もうちょっとバッチリ止めたかったですね。僕の調子はいいです」
 神田のけん制を耐えた田中晴基が2着に食い込んだ。
 「雄作のペースが強かったです。でもバックぐらいでちょっとタレてきた。だから行っちゃった感じ。脚的にはまくりに行きたくない感じでした。神田に振られたときには5(着)に入りたいなだったけど、そしたら2になったんで。乗り方を意識しながら、競輪祭の失敗を生かせたのかなと思う」

7R

 後攻めの松岡篤哉が赤板で上昇するも、櫻井正孝に突っ張られる。そこを林慶次郎が一気に叩いて打鐘から先行。ライン3車で出切ると、林は最終ホーム手前からペースを上げる。一本棒でバックを通過するが、3コーナー過ぎに中団からまくり出た櫻井が、粘る林をゴール前で捕えた。
 「外から追い上げるのはキツいかなと思い脚を使っても突っ張る形で踏んだ。林君が間髪入れず来たので自分としては休めなかった。ホームから凄いカカリで口が空きそうになりましたね。仕掛ける所はあれで正解だったと思う」
 林慶次郎が打鐘先行で2着に粘り、機動力を存分にアピール。
 「バンクは風がなくて車が流れてくれた。今日はホームからオーバーペースにもならず冷静に踏めました。3コーナーからは根性でしたね。後ろを見た時にまだ来ていなかったし、二次予選Aに上がれるかなって。(二次予選Aは)経験したかったし上がれて良かった」

8R

 佐藤康紀が当日欠場し8車立てのレース。山賀雅仁が切った上を古川貴之が叩いて打鐘を通過するが、6番手から稲毛健太がすかさず反撃。古川がこれに合わせて踏み上げると、稲毛は中団で一度休み最終ホームから再びまくり返す。逃げる古川を2コーナー手前で捕らえた稲毛は後続を千切ってゴールした。
 「思いの外、古川さんも結構良くて、入ろうとは思っていなかったけど、空いていたので、入っちゃう感じになった。後ろをはめた感じになってしまいましたね。やっぱり予選は緊張しますね。疲れは問題ないし、良い状態をキープできている」
 南関勢を追っていた新山将史は2コーナーからまくり2着に。
 「サラ脚だったのが大きいですね。今回のフレームは何度かしか乗っていないやつでほぼ新車みたいな感じなので、乗り慣れていない。体の状態は悪くないですね」

9R

選手の写真です。
布居寛幸選手
 吉本卓仁、小酒大勇の順で動いたところを打鐘過ぎ3コーナーから畑段嵐士が切ったが、そこから別線の動きはない。腹をくくった畑段が最終1コーナーから踏み上げると、後続をけん制しながら番手の布居寛幸(写真)が抜け出した。
 「逃げるのだけナシやったけど、まさか、まさか。(畑段が切って誰かが)来ると思ったし、来るための形。それが来ないなあ、で。僕は(点数的に)デカい。まさか、まさかのですね。そのまま流れ込みと思ったら、最後思ったより出たから良かった」
 逃がされる形になった畑段嵐士だったが2着に逃げ粘った。
 「来たら出させようかなと思ってた。でも来てないので踏まんでいいなと。僕は5(着)まででいいと思ってたので」

10R

 うまく村上直久の上昇に乗った松川高大は打鐘前に切って清水剛志の先行を受ける。車間を詰めた勢いで2コーナーからまくると、続いた大塚健一郎がゴール前で逆転した。
 「まだ(選手を)やめられないですね。松川は後がかりでだいたい抜けないんですけど、早めに行ってくれたんで。落車が続いて自転車が今回持ってきている一本しかないんですけど、練習の感じと違和感があったんで少しイジります。今日(初日)は展開も良くて全ては周りのおかげですね」
 バック8番手に置かれた天田裕輝だったが、大外を回すと2着に強襲した。
 「ちょっと想定していた展開と違いましたね。もっとパンパンと展開が動いてくれれば仕掛けられたんですけど。調子自体は徐々に良くなっているのでもう少しですね」

11R

選手の写真です。
佐々木雄一選手
 前受けした松井宏佑の番手は佐々木雄一と山中貴雄で競り。松井は6番手まで車を下げると、後続の競りを気にすることなく打鐘過ぎに一気にカマして出る。最終ホームで豪快に前団を叩き切ると、そのまま押し切った。
 「後ろが競りだったけど、自分は自分のレースをするだけなので。でもワンツーで良かったです。ジャンで月森(亮輔)さんが車間を空けていたけど、先に仕掛ければいいだけなので。出切れて良かった。疲れは少しあるけど、出切ってから流れるポイントとかもあったので、悪くはない。できるだけ連勝は続けたいですね」
 打鐘過ぎに山中に締め込まれた佐々木雄一(写真)だったが、3番手に付け直すと最後は松井をとらえんばかりの伸びを見せた。
 「結果的には外競りの方が良かったですね。山中君を張ったところで松井君が踏んでくれれば競り勝てたけど、タイミングが合わず、バックを踏んだ。スピードも良かったので、追い上げられなかった。余裕はあったので、もうちょっとで(松井を)抜けそうでしたね。何とかワンツーにできたし、車券に貢献できて良かったです」

12R

選手の写真です。
原田研太朗選手
 不破将登の逃げをまくった岩本俊介後位に浅井康太が飛び付くと、岩本の仕掛けに乗った単騎の原田研太朗(写真)がバックまくり。鮮やかに前団を飲み込んだ。
 「(最終)2コーナーで山田(英明)さんが(合わせて出て)来たんで、あそこがしんどかったですね。(浅井を締めた渡邉)一成さんが内にいるのが見えたんで、横まで行って考えようと思った。状態も変わらずですね。同期の松浦(悠士)がGIを獲ってうれしいけど、負けたくない。GI明けでモチベーションが下がりそうなところを上げてくれました」
 原田のまくりに俊敏にスイッチした山田英明が2着に続いた。
 「単騎でやりづらかったですね。でも車番が良かったので、そこは恵まれた。スイッチしてハラケン(原田)がフワッとなるかなと思ったら、そこから伸びたので、僕も追いかけまくりになった。(フレームは)1走で何とも言えないけど、こういう動きをしてくれるんだと思った。あとは4日間、フレームと合わせながら、しっかり戦っていきたい」
 まくった原田のスピードが違った浅井康太だったが、岩本の番手に飛び付き渡邉を飛ばすなどまずまずの動きを見せた。
 「(原田を)持って行けたら良かったけど、岩本が立ちこぎしてたので、タイミングが難しかった。(状態は)もうちょっと。積み上げがあるように修正します」

6R

選手の写真です。
阿部大樹選手
 2周前から別線が切り合いになったところを打鐘前から竹内雄作が仕掛けて主導権を握る。番手の川口公太朗が波を作って懸命に残しにかかったが、4番手を確保していた阿部大樹(写真)が直線で外を突き抜けた。
 「(竹内ラインの後ろを)全員狙ってくるんで、そこは譲っちゃダメだな。残り2周で切っちゃう、ヤバいと思ってバック踏んだけど、市橋(司優人)がそのまま踏んで行ったので僕も。竹内さんのかかりがヤバかった。バックでこれがGI(級)かと思った。もう絶対行かない、後ろも見ないと思って、追い込み勝負と思った。良かったです、ホントに」
 川口公太朗は竹内と一緒に準決勝へ勝ち上がるために必死の援護を見せたが、ワンツーを決めることはできず。硬い表情でレースを振り返る。
 「(竹内は)すげえスピードだった。絶対残さなあかんと必死やったんで…。自分の経験不足もあるし、もっと車間を切ったりとかできることはあったと思う。雄作さんの番手が初めてで、ビビッてあまり切りきれんかったかな。もっと何かできたような気がします」

7R

選手の写真です。
坂本貴史選手
 前受けの坂本貴史(写真)は酒井拳蔵の上昇に対して誘導員を残して下げると、その酒井は吉本卓仁を出させず主導権を握る。これで絶好の中団を確保した坂本が2コーナーまくりで前団を飲み込んだ。
 「すんなり中団を取れたのが大きいですね。今日(2日目)は先行しようと思っていたので吉本さんが叩いた上を行こうと思ったんですけど、酒井君が突っ張ったので。踏み出しの感じも初日に比べて良かったです。初日に浅井(康太)さんに体の使い方を聞いてそれもいい方に出ました」
 北日本勢の3番手を回った中村敏之輔が番手の小野大介を交わし2着で準決勝へ。
 「ジャン前に(小野俊之の内をすくったときに)追従したかと思い、ゴールしてから2コーナーのランプばかり見てました(笑)。審議にならず良かったです。小野(大介)さんがいっぱいだったんで抜けた感じですね。自分もいっぱいだったんですけど勝ち上がれて良かった。記念の準決は(今年6月の)地元記念以来ですね」

8R

選手の写真です。
古川尚耶選手
 前受けした小林泰正は7番手まで車を下げると打鐘過ぎ3コーナーから一気のカマシを敢行する。最終ホームで出切ると4番手の村上直久は空いた車間を詰めることができず。番手絶好の古川尚耶(写真)がゴール前でわずかに小林をとらえた。
 「作戦はなくて、前受けしてそこからは小林君が1着を取れるところからの仕掛けでいいよと話していた。脚質が合っているので付けやすかった。2コーナーから余裕があって、3コーナーから小林君がタレてきたので、頑張れと思って4コーナーから抜きに行ったら、尋常じゃないぐらい踏み直された。交せているので調子はいいと思う」
 素早い巻き返しで別線を完封した小林泰正は2着に粘った。
 「ラインで決まって良かった。バックを取りたいと思っていたし、初日の挽回もできてホッとした。前受けから早めに引いて巻き返そうと。津村(洸次郎)さんと先行争いになると思っていたので、そこは予想外でしたね。踏み応えが欲しかったので、アップの時に重いギヤを踏んだのがいい方向に出た」

9R

選手の写真です。
松岡健介選手
 各ラインが動いて、稲毛健太が打鐘過ぎから先頭に立つと、再び隊列は初手と変わらぬ並びに。稲毛がそのままハイピッチで駆けると、8番手に置かれた原田研太朗の巻き返しは届かず。2センターから仕掛けた岩本俊介を見ながら踏み込んだ松岡健介(写真)が好展開を生かして稲毛とワンツーを決めた。
 「(ジャンの)2センターで稲毛のパターンに入りましたね。ホームで緩んだので、そこで誰か来たらヤバいなと思ったけど、そのあとは何の不安もなく。後ろも良く見えてたし、余裕を持って稲毛も走ってたので。岩本が来たのも見えたし、(坂上)樹大のコースも作ったつもり。3人で(勝ち上がりが)決まったし、稲毛が強かった」
 稲毛健太は原田、岩本と強力な同型を相手に逃げて、2着に逃げ粘った。
 「あそこの距離(残り1周半)なら出させてくれると思ったので。スタート取りに行ったら脚に来てた。でも後ろから押さえに行くことを考えたら、脚使ってでもスタートを取ったほうがと思った。あそこからなら5、6(着)にはと思ってホームから目イチで行きました。(状態は)普段どおりですけど、前に出たら持つんで。ラインで(勝ち上がれて)良かったです」

10R

選手の写真です。
島川将貴選手
 後ろ攻めの島川将貴(写真)が赤板ホーム過ぎに前受けの松井宏佑を押さえてそのまま主導権。打鐘過ぎから巻き返してきた松井との踏み合いを制して力強く押し切った。
 「逃げ切れたのはたまたまですね(笑)。アップの時は感じが悪くてハンドル周りをイジったんですけど結局戻して走りました。力を出し切れば何とかなる状態ですね。準決勝を突破して初めての記念決勝に乗りたいです」
 香川雄介が島川に続いて四国ワンツーを決めた。
 「とにかく島川君が強かったですね。あれを抜ければ自分の状態もいいと思うんですけど。とりあえずワンツーが決まったので良かったです」

11R

選手の写真です。
山田英明選手
 後ろ攻めの稲垣裕之が赤板過ぎに切った上を林慶次郎が勢いよく叩いて打鐘前から主導権。番手で車間を空けた山田英明(写真)は2コーナー過ぎから番手まくりに出て、1着で準決勝進出を決めた。
 「林君がハイペースで踏んでいたので、これは持たないと思ったし、地元の大塚(健一郎)さんが後ろだったので、中途半端なことはできないと思った。それに1番人気だったし売り上げも考えて番手から出ました。大塚さんは気持ちが強い人だし、好きな人なので。自転車の感じは正直わからない。明日(3日目)の朝に乗ってみてセッティングを修正するかも」
 大塚健一郎は山田にピタリと続いて2着に入った。
 「やっと九州勢が機能しましたね。九州にはなかなかなかった形なので、それがうれしい。俺はただ後ろに付いていただけ。2着取るのに必死。前も後ろも猛者ばかりなので、中切れできないですからね」

12R

選手の写真です。
浅井康太選手
 前を取らされた皿屋豊は赤板ホーム過ぎに切った櫻井正孝に対して7番手に車を下げるが、6番手の宿口陽一にバンク上段まで上がられ仕掛けられない。それでも打鐘前から仕掛けた宿口の動きに乗ると、4コーナーから外に持ち出して最終ホームから主導権。続いた浅井康太(写真)がきっちりと抜け出した。
 「皿屋さんは地脚だし、あとはゴールまで持つように抜きに行くのを遅めにして。後ろに吉村(和之)さんがいたのも、木暮(安由)が宿口を入れたのも分かったのでうまく対応できた。ラインで決まったので買ってくれた人にもね。(2月全日本選抜準決勝での落車、失格を)今回、1回はお客さんの前で謝罪したかったので、それができて良かったです。(初日から修正して)踏み出しは軽いし、あとは伸び。腰もちょっとずつ良くなってます」
 前を取らされた皿屋豊だったが、落ち着いた仕掛け。ラスト1周をしっかり踏み切って、浅井とワンツーを決めた。
 「作戦と違った。あんなけん制になるとはビックリしました。切らせて引けばと思ったら、(別線にバンク上段に上がられ)スペースがないと思った。そしたら(宿口が)行ってくれたし、出られる感触もあった。落ち着いて下りを使って出られましたね。あとは残り1周なら踏み切ってしまえと。ホッとしました。(浅井は)余裕ありますよ、僕はまだまだ。でも(浅井と連係する)今回のひとつの目標は達成できました」

10R

選手の写真です。
木暮安由選手
選手の写真です。
簗田一輝選手
 赤板ホームで誘導後位に入った畑段嵐士が松川高大を突っ張ると、そこを岩本俊介が叩いて打鐘過ぎ3コーナーから主導権。前受けから下げた小林泰正も叩きに行くが、車間を切って待ち構えていた簗田一輝の執ようなけん制にあい不発に。小林マークの木暮安由(写真)は3番手に下りて脚をためると、直線外を突き抜けた。
 「全部、小林君が頑張ってくれたおかげです。今日(準決勝)は死に駆けするような先行はするなと言っていた。(小林は)今後GIで戦っていく選手だし決勝に乗らないと優勝はないのでラインで勝ち上がれる戦い方をしようと。ラインのおかげですね」
 簗田一輝(写真)が岩本を好ガード。1着こそならなかったが、岩本と2人で決勝進出を決められたことを手放しで喜んだ。
 「止めるのが番手の仕事なので。バックで木暮さんが入っているのも見えました。岩本さんのおかげですね。(岩本が)残ってくれて良かったです」
 逃げた岩本俊介は簗田の援護もあって3着に踏みとどまった。
 「距離が長かったですけど、簗田がすごい残してくれて。簗田が素晴らしかったですね。2人で勝ち上がるならこの並びの方が良かったですね。いいチームワークを出せました」

11R

選手の写真です。
稲毛健太選手
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坂本貴史選手
 中団から先に切った坂本貴史を赤板1センターで叩いた島川将貴がそのままピッチを上げる。6番手になった稲毛健太(写真)は2段駆けも可能な島川ラインにも臆することなくホームからの巻き返し。2コーナーから山田英明が番手まくりに出た上を豪快に飲み込んだ。
 「乗り越えられて良かった。バックまで待ってから仕掛けると自分だけになってしまうと思ったし4車だったので、無理矢理仕掛けた。詰まってから仕掛けたので、もう少し勢い良く仕掛けられていれば、楽だったかも。風が強かったので、サドルを5ミリほど上げて周回中は楽だけど、出切ってから上げ過ぎたと思ったので調整する。思いどおりのレースはできていないけど、踏んだら力が伝わってくれている」
 仕掛けるタイミングを逸してかぶってしまった坂本貴史(写真)だったが、山田、稲垣裕之がからんで空いたインコースを踏んで2着に突っ込んだ。
 「中団を取って先まくりにいければ良かったけど、島川君も強くて自分の気持ちも弱かった。稲垣さんが下りてきたときにキメられないように気を付けていた。まっすぐ踏む感じで内に行っただけで運がいい。競輪祭の2勝から運がいいですね。記念の決勝は昨年(10月千葉記念)の松戸以来。決勝までにもう少しコンディションを上げたい」
 最終2センターで山田にからまれた稲垣裕之だったが、これをしのいで3着に入線した。
 「稲毛君が強い。山田君の気持ちで合わされて、離れてしまった。山田君は後ろが地元の大塚(健一郎)君だったし、すごい気迫でした。連日、色々とセッティングを換えていたけど、今日(準決勝)が一番良かった。決勝は離れないようにしたい」

12R

選手の写真です。
松井宏佑選手
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浅井康太選手
 後ろ攻めの皿屋豊は中団の松井宏佑(写真)にフタをしてから打鐘前2コーナーで先頭に立つと、最終ホームから徐々にピッチを上げる。番手の浅井康太が車間を空けて援護の態勢を整えるが、車間を詰めて1センターからまくる松井のスピードが違った。3コーナーで浅井の横を通過すると、後続を千切って快勝した。
 「本気で踏みました。展開も良かったし、いいタイミングでしたね。あおられたらヤバいんで、あまり内のラインに近づかないように。疲れもだんだん抜けて、脚も問題ないですね。決勝はライン3車なんでみんなで優勝目指して頑張れれば。ラインを生かして(南関勢から)優勝者が出るように走りたい」
 松井には行かれてしまった浅井康太(写真)だったが、離れながら松井を追いかける大槻寛徳との争いを制して2着で決勝進出を決めた。
 「1センターで斜めに走って車間を作って、そのタイミングで松井が来たら何とか(止めらるかも)って感じだったけど、スピードが違った。1着ならいいけど、レースはしっかり走れました。ジャンから皿屋さんがいいペースで行ってるし、後方の人間は楽ですよね。(2月全日本選抜で落車、失格した)ここで決勝に乗ったのは大きなことだと思う」
 口が空いたところを浅井に合わせて踏まれた大槻寛徳だったが、外を粘り強く踏んで3着に。
 「松井にはタイミング良く行けって言ってたんで。ホームとかで詰まったところを行ってくれれば後ろも付けやすくなる。だけど強かった。(競輪祭の4日目にも連係したが)この前の比じゃなかったです。自分は普通ですね」

<最終日・6R S級ブロックセブン>
 今回のブロックセブンは7名中4名が108点オーバーというなかなかの好メンバー。7月、9月と落車が続き、「まったく戻ってない」と話す松岡貴久だが、九州地区のここは人気に応えたい。
 「競輪祭が終わってからはのんびり。遊園地に行ったり、ゆっくりしましたね。(最近は連対が増えているが)まったく戻ってないし、戻れるように努力してます。正直、何が悪いかが良く分かってない。体調ではないので自転車の乗り方とかが狂ってるのか。原因を見つけて修正できれば。できることは限られてますけど、前で頑張ります」
 *橋本強は仕上がっていた競輪祭で展開も向かず1勝止まり。キメ脚を発揮して、そのうっ憤を晴らすか。
 「ここまでもかなり練習しました。7車は1回あるけど、めっちゃ人が少ないなって感じ。練習してるみたいでしたね。(競輪祭は)脚は良かったんで、今回も全然大丈夫と思うけどね。一発なんで出し切ります」
 競輪祭で動きの良かった堀内俊介が松岡にとっては脅威となる。
 「前回(競輪祭)は良かった。集中して走れたし。ここまでは疲れを取るような感じで。天気も良くなかったので思いどおりには練習できなかったけど、前回の維持みたいな感じでは来てると思う。ブロックセブンは2回目。(一昨年10月の)平塚で成田和也さんと連係して7着でした」
 武藤龍生も競輪祭で活躍したひとりだ。
 「競輪祭では少し乗り方を変えてた。それもかみ合ったみたいで、いい感じで走れましたね。直前の練習の感じも良かった。終わってから地区プロがあって忙しかったけど、それなりに調整して来た。7車はエボ(リューション)であるけど、ブロックセブンは初めてです」