オープニングレースには林慶次郎(写真)が登場する。復帰戦だった前回は一息の感じがあったが、それを振り返って気持ちを入れ直した。
「前回は1カ月ぶりのレースで、3年ぶりくらいの500バンクだったし、ペースもつかめずに終わってしまった。今回は400バンクなので指定練習で確かめたい。脚の感じ自体は悪くなかったので。練習しつつ、ケアにもあてて、疲れを残さないように。青森はチャレンジ以来ですけど、その時は11月で天候も違うので」
その林をマークするのは大塚健一郎。4月の地元戦を3日目で途中欠場し、今節が復帰戦となる。
「(調子の)波がありますね。ちょっとケガの治りも悪くなっている。年齢(の影響)もあるんだとは感じています。気疲れもあったのでゆっくりしてきました」
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昨年体調を崩してから調子を落としていた蒔田英彦だが、4月宇都宮から予選は連勝と、ここにきて復調気配。得意の青森バンクで、復活の狼煙を上げる。
「やっと(調子が)戻ってきましたね。というか、体調を崩す前よりも調子は上がっているかもしれない。やっぱり練習できてなかったのが原因でした。(次走の)函館記念まで空いていたし、追加が入ってほしいなと思って練習していました。青森は優勝もあるし、GIIIで決勝にも乗っているので相性のいいバンクです」
点数上位の坂本亮馬は4月防府を腰椎捻挫で3日目途中欠場。どこまで状態が戻っているか。
「防府の2日目にレース中にぎっくり腰になって欠場。治療して、そんなに自転車には乗れなかったけど、普段からそんなに自転車には乗らないので不安はないです。平尾(一晃)君とは何回も連係しているし良いレースをしてくれる。追走して援護したい」
西田雅志は前回の4月函館で2月奈良記念以来の優出。近況は成績もまとまっており、堅実ぶりが光る。
「前の選手が頑張ってくれた時は着もまとめられていますね。(函館の後は)一度広島に戻ってバンク練習をしてきました。スピードも出たので調子は良いと思う。今岡(徹二)君とは何回も連係しています」
その西田に前を任されたのは今岡徹二だ。
「玉野記念から新車に変えたら乗りこなせなかったので、前回の高知で戻したら感じが良かった。シューズのサンの位置を修正して前回よりも上積みがあると思う。西田さんとは相性も良いし、ワンツーも決まっていると思います」
年始の立川記念で優出を果たした稲村好将は、そこから成績が安定しており、今期の競走得点も105点台まで上昇。直前の4月西武園でも優出し、良い流れのまま今節を迎える。
「前回は感覚的には初日、2日目は悪くなかったけど、3日目は前のダッシュが良すぎて離れましたね。調子は変わらず、室内と外で練習してきた。片折(亮太)君も調子がよさそうだし、しっかり付いていきたい」
追加配分の根本哲吏は、前回の4月高知から中4日での参戦だ。
「高知の最終日に追加を受けました。前回は自分の展開に持っていけなくて、その部分を含めて今回は仕上げてきました」
中田雄喜(写真)は追い込みも板に付き、競走得点もみるみるうちに上昇。前回の4月高知は失格を喫したが、その分もと今節は気合を入れる。
「練習は(前回の失格で)悔しいなと思いながらやってきました。(追い込みになって)自力のときよりもやりやすいし、追い込みの方が脚質的にも向いている。橋本さんには自力の時にも付いたし、何度か連係しています。失格を取り戻す気持ちで頑張りたい」
117期の久田裕也は昨年末に特別昇級し、1月高松記念、3月大垣記念に続いてこれが3度目のGIII。9車立てにもそろそろ順応していきたいところだ。
「9車立ては3回目ですけど、7車立てと違って仕掛けがハマらないと厳しくなるイメージです。今は先行で脚を付けたいと思っています。徳島の先輩は色々なタイプの機動型でみんな強いので、自分も負けないように頑張りたいですね。まだ阿竹(智史)さんと連係したことがないので、勝ち上がって前で頑張れるように初日はクリアしたいですね」
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地元の鹿内翔(写真)は差し脚好調。初日は全幅の信頼を寄せる小原丈一郎との連係から、まずは予選突破を目指す。
「前回(4月豊橋)は久々にすごい良い感じだった。やっと良くなってきたなって感じがあります。(地元のGレースは)準決までしか上がっていない。小原君には毎回1着を取らせてもらってるくらい。ここ最近では一番相性のいい自力選手ですね」
ここは濱田浩司からも狙える。前回の4月高知は優出こそならなかったが、オール確定板入り。2日目にはまくりを繰り出して1着をつかんだ。
「着通り、感触はいいですね。ずっと(配分の)間隔がなくレースをしているので、今回も問題ないです。小川(丈太)君とは今回が3回か4回目の連係。しっかりレースをしてくれるので任せます」
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藤井栄二(写真)は直近12場所でバック数24本と、このメンバー中では断トツの数字を持つ。ここも持ち味の積極性を発揮するか。
「感触はよくなってます。自転車の部品と、シューズを試して、よくなっています。ここまではいつも通り普通に練習してきました」
ベテラン山口富生は4場所連続で1着をゲット。差し脚のキレはまだまだ衰えていない。前回の初日にも連係した藤井を目標に、好展開をモノにするか。
「ここまでは練習と調整をしてきて、いつもと変わりないです。最近は展開に恵まれていますよ。藤井君とは前回以外でも、何回も連係あります」
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中井俊亮は前回の4月西武園で2日目に落車。そこから中5日での出場で、状態面はどうか。
「落車の怪我は擦過傷程度で、骨は問題ないです。自転車は修正に出したので、以前使っていたやつを使います。いつも通りの練習はできなかったけど、問題ないです。細切れ戦なので、後手を踏まないように、主導権を含めて前々に攻めたい」
坂本周作は地元でなんとしても勝ち上がりたいところだろう。強敵を前に策を練る。
「前回は腰痛で欠場しました。練習はしっかりできたので大丈夫だと思います。地元なので勝ち上がりたいですけど、中井君も強いですからね。何度か対戦していると思いますけど、たしか負け越しているイメージ。考えて走りたいですね」
新鋭レーサー太田龍希(写真)は、S級に戦いの場を移してから約5カ月が過ぎた。3月玉野記念から予選は3連勝中と、S級でも戦えてはいるものの、現状の課題を見つめ直してこう話す。
「予選とかはまだ力を出し切れる競走ができるし、成績もいいけど、二次予選とか、準決とかってなると初日特選レベルの選手と当たる。そうなると何もさせてもらえないので、そこが今の課題です。追加だけど、中3日になるのは分かっていたし、その準備はできました。埼京3人で連係できるし、出し切りたいですね」
河端朋之はヘルニアの影響で昨年10月から長期離脱。今年2月から復帰したが、本来の姿には程遠かった。しかしながら、前回の4月函館で復帰後初優出。決勝では吉田有希の仕掛けを合わせ切っており、復調気配を漂わせていた。
「前回は展開が向いてくれたおかげで勝ち上がれましたけど、自分自身の感覚ではまだ4、5割ですね。最終日は先行しましたけど、最終バックで一杯になってしまいました。周りにスピードを貰える感じになればいいですけど、自分でスピードを出す感じのレースとなるとまだまだですね。相手が踏み合ってくれればいいですけど、考えてくるでしょうしその辺はどうなるかなって感じです」
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嵯峨昇喜郎は地元GIIIに気合十分。今節は地元の機動型として、大きな期待がかかる。
「前回は脚の感じは割とよかったんですけど、かなり消極的だった。練習してきて脚もいいし、あとは仕掛けるところで仕掛けられるか。変に調子がいいと勝ち上がりたくて変なことをしちゃうので。内容と結果を求めて、青森の人を一人でも上に上げられるように」
新山将史は19年の当地69周年記念で準V。まずは同県の嵯峨を援護し、勝ち上がりを目指す。
「練習もケアもしっかりやってきました。西武園は首を痛めて、大事を取って欠場しました。ここに向けてって感じですね。嵯峨君はダッシュがすごいし、強いのも十分わかっている。まずは付け切れるようにですね」
飛ぶ鳥を落とす勢いだった吉田有希(写真)だが、ここ2場所は決勝でしんがり負けが続いている。S班不在の今節はGIII初優勝への期待も大きくなる。思い出のある当地で、再度勢いに乗っていくことができるか。
「ウィナーズカップの前に体調を崩して、その前に比べると良くないですね。徐々に良くはなっているんですけど。体は一日一日変わっていくので、戻すというよりもそれに近づける感じ。疲れがあったのでしっかり休みを取ってきた。ケア中心で自分に合った練習をチョコチョコやってきた。S級のデビュー戦がここ。(山口)拳矢さんから逃げ切って、そこから自信が付いた。9車立てをあまり経験していないので、いろんな方に助けを求めたい」
鈴木庸之が吉田をマークする。186日間の欠場からの復帰戦がいきなり吉田の番手で、気になるのは仕上がり具合だ。
「第一腰椎のヘルニアが再発して、第二腰椎の脊柱管狭窄症にもなってしまいました。練習はそれなりにやってこれました。まだ完璧じゃないですし自力だったら厳しいと思いますけど、付いていく分には大丈夫だと思う。練習でハロン11秒2、3は出ているので、寛仁親王牌よりも全然良い。あとはレース勘ですね。今回から新車に換えますけど、練習で乗った感じも良かったしセッティングもある程度出せたので、走りながら微調整していきたい」
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山岸佳太(写真)は前回の4月川崎記念で2勝をマーク。そこからさらに上積みを計って今節に臨む。初日特選は茨栃3車の番手を任された。
「セッティングはもうちょっと出るかなと思って、前回も(吉田)拓矢と話していたんですけど、あまりよくはなかったですね。1日だけ休んで、あまり調子が上がっている感じはなかったんですけど、一昨日くらいから一気によくなった。自転車よりも体の問題だと思って見直したらよくなりました。後輩も出てきてるので番手でもやれることをやりたい」
阿竹智史は今年に入って体調を崩し、さらには前回の4月高知準決で落車。仕上がり具合は気になるが、本人も慎重に口を開く。
「(落車のケガは)左手の親指です。外傷はないけど腫れがひどかった。練習は1日だけ。今年はあまりよくないですね。(調子は)走ってみてになります」
吉本卓仁も見逃せない機動型の一人。当所ではFI戦で2度のV実績があるだけに、一発に期待できる。
「セッティングは変えていないので普通です。普段通りに練習して調子も変わらずだと思う。青森は得意ですよ。成績もいいです。FIだけど優勝したこともあるし、印象はいいです」
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