A級戦は激戦ムードだが、総合力で優る松田優一がVに最短だろう。今期は初戦の7月大宮でいきなり失格を喫したが、その後は優勝2回。競走得点は95点に迫る勢いで、S級点もしっかりキープできそうな気配だ。先行はないが、それ以外は何でもできる選手。ここは多彩な攻めで混戦を切り抜けよう。亀谷隆一は追い込み選手として着実に成長。今期に入って成績が急上昇している。7月函館では待望の1、2班戦初優勝を飾った。東日本で松田と連係するようなら、しっかり食い下がる。
利根正明、樫山恭柄の九州勢も強力だ。樫山は今期3Vと勝負強さを発揮。7月松阪で落車した影響は全くない。利根は7月富山の落車から長期欠場を余儀なくされたが、10月別府で復帰してからは結果を残している。
四国勢も戦力は見劣りしない。大久保直也は10月広島でオール連対のV。逃げから追い込みまでバランスよく決めている。渓飛雄馬は地元ホームの意地を見せる。阿部功はまくり兼備のタテ脚が強烈だ。中国勢はバック数の多い紀井孝之が積極的に駆けると大屋健司に流れは向きそう。