山田英明の欠場により、シリーズリーダーは菅田壱道が演じる。1月大宮記念では地元のエース平原を撃破し、約8年半ぶりに記念制覇。全日本では初日に落車の憂き目も影響はなさそう。「落車の影響は間違いなくない。1本欠場して土台からつくり上げてきたので、脚は仕上がっている」と復帰戦の3月名古屋記念では初日から竹内雄作らを撃破して優秀戦に進出。変わらぬ俊敏な走りを披露した。さらに、当所では09年に記念を初制覇した相性の良いバンク。2月向日町を制するなど、上がり調子の内藤宣彦と息の合った連係でワンツーを決めよう。
北野武史は今年に入って一息の成績が続く。それでも、2月奈良記念の後半は、連日苦しい展開から6523着。随所で鋭い伸びを見せるなど、徐々に良化してきている。今シリーズは上位にスジの機動型が手薄も、柴崎俊光、林巨人らと前々に攻めて逆転を目論む。
南関勢は争覇級が不在だが、嶋津拓弥、小埜正義と粒ぞろいの面々。一息の成績が続いた嶋津だが、3月玉野記念で1653着と底は抜けた印象だ。同じく機動型の小埜と好連係で牙を向く。