完全優勝を飾った7月に次いで2度目のホームシリーズとなる鶴良生が、地元で主役を務める。デビューから4場所を消化して、いまのところ予選、準決では負け知らず。流れに応じて先行、まくりを使い分けて白星の山を築いている。ツボを知るホームバンクなら、同期対決を制して地元ファンの期待に応えよう。
111期在校ナンバーワンの奥村諭志は、デビュー場所でいきなり完全Vと上々のスタートを切った。続く広島を421着で連続優勝と勝負強さが光る。冷静なら立ち回りから、強烈なまくりを繰り出し別線一蹴を目論む。
皿屋豊は徐々に実戦に慣れてきたのか、着実なステップを踏んでいる。8月の豊橋を122着でオール連対の準Vで弾みをつけると、続く小松島は3連勝。完全Vで初優勝を遂げた。ここでも侮れない。皿屋と同県の伊藤稔真も高いポテンシャルを秘めている。また、自在性に秀でた吉田智哉からも目が離せない。いずれにしても111期のルーキーによる優勝争いになろう。