九州の115期トリオによる優勝争いになりそう。なかでも立部楓真が頭ひとつ抜けた存在だ。立部は3月当所、4月和歌山で完全優勝して、今シリーズで1、2班戦への特別昇班がかかる。2カ月以上配分が空いたが、その間は117期の卒記チャンプ青柳靖起らと脚力に磨きをかけているはず。積極的に飛び出せば3連勝は可能だ。
立部に次ぐのは阪本和也のスピードだ。まくり主体にデビューから4Vを挙げ、昨年11月武雄では立部の番手で優勝している。9連勝を狙う立部にとっては最大のライバルだ。
原井博斗も3月広島から3連覇するなど勢いがある。デビュー当初は苦しんだが、ここ5場所連続で優出するなど、急成長している点は見逃せない。緒方慎太朗もデビューから地道に力を付けた選手のひとり。徹底した先行策で同地区、同期の優勝争いに割って入りたい。
石貞有基は1月当所で石井洋、北野佑をまくって2勝を挙げている。近況も好調で、今シリーズも新人キラーぶりを発揮するか。土居佑次もここ5場所で優出4回と乗れている。そろった115回生を相手に1期先輩としての意地を見せたい。
九州トリオでV争い
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立部楓真
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阪本和也