佐藤礼文、鈴木薫の関東115期コンビによる優勝争いだ。ここまでの成績なら7月奈良での優勝がある佐藤がリード。8月松阪決勝での失格はあるが、デビューから一度も決勝を外していない。自力でも強いが、番手を回ったり位置を取ったりと器用なレースができる選手。ここも高い総合力で優勝を狙う。
鈴木はデビュー戦の落車でつまづいてしまったが、復帰戦の9月平では112着と気を吐いた。ここから一気に勢いに乗れば、佐藤と互角の勝負は可能だ。
山口聖矢、松尾勇吾が佐藤、鈴木の同期対決に割って入る。ここまで優勝がなく、8月は2場所連続で勝ち上がりに失敗したが、9月岐阜では連勝で決勝に勝ち上がり流れを取り戻した。松尾は8月福井で吉堂将ら同期を破って初優勝を飾っている。
115期の新人を相手に先輩の意地を見せたいのが奥原亨と山村慮太だ。奥原は今期の優勝こそないが、つねに優勝争いには加わっている。山村は7月武雄で藤井侑を目標に優勝。自力自在に多彩な戦法が持ち味だ。
関東同期コンビの争い
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佐藤礼文
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鈴木薫