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決勝戦レポート

北津留翼(福岡・90期)

北津留翼が今年2度目の記念V

 北津留翼が電光石火の一撃を見舞った。もつれた前団の戦況を見極めると、最終3コーナーからアタック。ゴール線を1着で駆け抜けて、今年2度目の記念制覇。レース後は、「園田(匠)さんが連覇してくれた方が話的にはよかったですね」と、いつもの北津留節で場を和ませた。
 「緊張はちょっとありました。後ろに先輩(園田)が付いているし。(初手の位置取りは)前がよかったです。でも、後ろになっても早めに動いたら一緒かなって。(武田のイン粘りは)加倉(正義)さんが予想していて、言った通りになりましたね。2センターでトップスピードに乗るように仕掛けました。(出切ってからは)園田さんに抜かれるかなって思ったけど、来なくて。でも、園田さんはすごいスピードで来るだろうから、めいっぱい踏みました。(記念の決勝で)ワンツーを決められてよかったです」
 抜群のスピードを見せてのVも、満足する様子はない。さらなる速さを求め、大好きな自転車と向き合う。
 「(今後は)自転車を換えてもいいかなと思っています。(現在使っているフレームは)やわい。もう少しかたければ進むので。新しいフレームは、もう持っているんですけど、いつ出そうかなって思っていて。次のはカチッと進む自転車です。調整して使おうと思っています」
 1カ月後に迫った高松宮記念杯競輪の抱負を聞かれても、「GIはみんな強いので厳しい。そこは園田さんに任せて(笑)」と笑顔で締めくくった。いつも等身大の自分であり続ける北津留。しかし、笑顔の裏に隠れた闘争心が燃え上がれば、輪界の頂にも手が届く日がくるだろう。

 踏み出しで口が空いた園田匠だが、懸命に北津留を追いかけて2着。レース後は後輩の優勝を祝福した。
 「作戦通りでした。二次予選の感じで(北津留)翼に全力で行けって言っていて。翼のダッシュで口が空きましたね。悔しいけど、ワンツーが決まったので良かった。今開催は自分らしさが出せたかな。最後はマークの決まり手が付いたけど、翼が1着なので良いです」

 終始後方にいた単騎の渡邉雄太は、九州勢を追う形で3着に入った。
 「(作戦は)北津留さんに付いていって。追い込めればと思ったけど。(2コーナーで北津留が)いくと思ったら構えて。それで詰まってしまって、バックを踏んでしまった。詰まった時に仕掛けられたらよかったけど。脚的には流れ込みなのでなんとも言えないです」

 先行した山田久徳は、2センターで失速してシンガリ負け。最後は余力が残っていなかった。
 「武田さんに踏まれるとは思ったけど、粘られるとは思わなかったです。あれでは、(北津留のまくり頃に)なりますよね。自分の脚のなさが出ました」

 検車場へ引き揚げてきた武田豊樹は、淡々とレースを振り返った。
 「前(山田)が流すと思って、引けない状態になってしまった。中途半端になってしまいましたね。また頑張ります」

 神山拓弥は8着。地元記念Vは叶わず。
 「納得して付いているので。結果ダメだっただけなので、しょうがないです」

  • 優勝者の写真です
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レース経過

  号砲が鳴ると稲川翔がスタートを取る。初手は山田久徳-稲川-北野武史、武田豊樹-神山拓弥-牛山貴広、北津留翼-園田匠、渡邉雄太の順で並ぶ。
 周回が進み、赤板前から北津留が上昇して前を押さえると、誘導の後ろが入れ替わる。前の山田が中団3番手まで車を下げると、北津留ラインに続いた武田が山田の外でフタをする。単騎の渡邉は最後尾でじっと前の様子をうかがう。各車がにらみ合うなか、打鐘前に山田がゆっくり車を下げていくと、武田は前に踏み込んで誘導の横に並びかける。打鐘が入り、誘導が退避して武田が先頭へ。すると、山田が一気にカマして主導権取りに出る。前の武田もペースを上げていくと、山田の番手に飛び付いた。番手が併走のまま最終ホーム、バックと通過する。山田がペースで逃げ、その後ろがもつれるなか、後方で機をうかがっていた北津留が3角から一気にスパート。北津留は天性のダッシュで一瞬にして前を抜き去ると、園田と2人でセーフティーリード。最後はその園田も振り切り、北津留が今年2度目の記念Vを遂げた。渡邉が最後尾から直線外を踏んで3着に入る。

車番 選手名 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 6 北津留  福岡 90期 S1 13.8 まくり
2 3 園田  福岡 87期 S1 1/2B 13.7 マーク
3 4 渡辺 雄太 静岡 105期 S1 3B 13.9 マーク
4 9 牛山 貴広 茨城 92期 S1 3/4B 14.5
5 5 稲川  大阪 90期 S1 1B1/2 14.8
6 8 北野 武史 石川 78期 S1 3/4B 14.8
7 7 武田 豊樹 茨城 88期 SS 1W 14.9
8 1 神山 拓弥 栃木 91期 S1 1/8W 14.8
9 2 山田 久徳 京都 93期 S1 5B 15.5 H B