実力互角のメンバー構成で優勝のゆくえは混とんとしている。どこからでも狙えそうだが、カマシ、まくりに威力を増した志佐明を本命に推した。セッティング、フォームを見直し、9月佐世保ミッドナイト着を皮切りに、10月函館113着、同月松戸211着、11月前橋ミッドナイト314着と素晴らしい成績だ。今の勢いなら主導権を握り押し切るとみた。
地元の高橋築のパワーにも魅力を感じる。まだ1・2班戦では優勝はないものの、ピンピンでの決勝進出が7回あり、初V達成は時間の問題だろう。前回10月当所の決勝は出切れずに終わっただけに、今節は先手は絶対譲らぬ構えでVを狙う。西村行貴は10月当所の準決に続き高橋との連係が叶えば絶好の展開が巡ってくる可能性がある。関東勢では今泉薫も有力な優勝候補だ。仕掛けがツボにはまった時のタテ攻撃の破壊力には素晴らしいものがある。10月千葉では121着と優勝を飾ったばかりで、最近の動きも力強い。大ベテランの黒崎直行は前期S級の実力者らしく、今期は堅実な走りを披露している。好位置を占めると連対も可能だろう。
今期は2Vを飾っている緑川修平も侮れない。やや好不調の波があるのは難ながら、機動力を遺憾なく発揮できた時の自力攻撃は圧巻。タイミングよく仕掛けて先制なれば単も大いにありうる。開坂秀明は目標つかんだ時のさばき、差し脚はしっかりしている。緑川が好発進なら久しぶりのV奪取も。
自信を深めた志佐明
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志佐明
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高橋築
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今泉薫