古川宗行の機動力に期待だ。前期は半年間ではあるがS級でもまれ、積極的な仕掛けで終盤は勝ち星も多かった。降級後2カ月で優勝こそないが、1月は小倉、西武園と連続で決勝2着と状態に不安はなさそう。援軍が手薄な点はマイナス材料だが、そこは持ち前の機動力でカバーする。
ラインの厚みで考えるなら中四国勢だ。今岡徹二が今期に入って一気にブレイク。1月佐世保から連続優出し、そろそろ1、2班戦初優勝も狙えそうなほど力をつけてきた。もちろん徹底先行の今岡を目標にできる高橋清太郎にもチャンスだ。まくり兼備の鋭いタテの脚が持ち味で、決勝で今岡の番手を回る組み合わせになればV最短か。上田学にとっても気合いの入るシリーズ。地元のここでしっかりと結果を残したい。
今野俊秋、坂本毅の北日本コンビや丹波孝佑、中井護の近畿コンビも侮れない。三ツ井武、岡本英之と力のある追い込み型がそろった南関勢はスジの目標が手薄な不利をどう克服するかだ。