チャレンジは113期が激しい火花を散らす。9月取手で落車した小玉勇一が参戦なら、中心となるだろう。デビュー2場所目の7月弥彦で初Vを手にすると、続く西武園も連覇。8月前橋では、同期の渋谷海をまくって圧勝し、初の完全Vを果たした。先行だけでなく、展開に応じた柔軟な組み立てが出来るのも強みだ。当所でも、狙い澄ました仕掛けでライバルを一蹴しよう。他にも関東は駒井大輔、清水吉康の東京コンビも控えていて、層が厚い。
小玉が欠場なら、鮫島康治を本命視しても。怪我の影響でデビュー序盤は一息も、7月玉野ミッドを制してから動き一転。続く前橋を準Vなど、毎場所でV争いに参加している。積極的な攻めで逆転を狙う。
矢田晋も侮れない存在だ。前1、2班は苦しい競走が続いたが、チャレンジならば実力別格。自力、番手と多彩な戦法で若手の挑戦を退けるか。同じオールラウンダーの吉成貴博と好連係でキャリアの差を見せ付ける。
高井流星も軽視できない。番手戦ながら、9月別府を制覇などレースにも慣れてきた。今度は自慢の機動力を生かしてVをつかもう。コンスタントに優出している久樹克門も先行力があるだけに警戒したい。