V候補の筆頭は格上の青井賢治だろう。今期は同県の機動型の後ろも回らないシビアな立ち回りを見せている。10月の地元小松島では113着。決勝は大石崇の番手を奪って確定板入りと、連日気迫のこもった走りを披露した。今シリーズも自在な組み立てから実力を見せる。武田良太は青井を追走か。地元の意地を見せたい。
9月豊橋で落車した東矢昇太は11月の大垣ミッドナイトで復帰。状態が回復していればケタ違いのまくりで主役に躍り出る。
東の遠征勢も精鋭ぞろいだ。渡邉豪大は南関のホープ。一戦ごとにパワーアップしている。岡田泰地や丸山貴秀ら追い込み陣とうまく連係できれば上位独占も可能だ。
池野健太が9月小倉で逃げ切りVなど上昇気配。ここも積極的な仕掛けが決まれば逆転はありえる。池野が別線を封じれば、肥後尚己にもチャンスが巡る。自力勝負で奮闘している倉野隆太郎も見逃せない。