松浦悠士が優勝争いを優位に運びそう。F1開催なら自力自在に自分で戦っても優勝を狙える力があるが、今シリーズは取鳥雄吾もいる。自在に、番手にとメンバーや展開に応じた走りでシリーズ制覇を狙う。今期はここまでF1戦2V、11月防府記念でも決勝3着に入るなど調子も問題ない。取鳥はここ5場所、16走でバック12本と仕掛けが積極的。9月共同通信社杯こそ大きな着に終始したが、寬仁親王牌の2連対や10月向日町の決勝2着など調子は上向きだ。
10月は富山、青森とF1戦を連覇している菅田壱道だが、11月防府記念の二次予選で落車している。ここまでには時間があるだけに立て直してはくるだろうが、まずは競輪祭や四日市記念の走りで状態を判断する必要がありそう。万全なら取鳥、松浦の中国コンビをまとめて仕留めるだけの力はある。乗り切れない近況の小野大介だが、菅田という好目標があるここはチャンス。流れを変えるシリーズにしたい。
自力タイプでは藤木裕、小原太樹も争覇級の力がある。藤木は今年に入ってから着実に調子を戻してきた。今期はここまで18勝を挙げ、9月向日町記念で優勝している。10月熊本記念in久留米の失格を取り返す走りでファンをわかせる。小原はまくり、追い込みも駆使する自在性が持ち味。一発の魅力は十分だ。
志智俊夫、大塚健一郎は実力、実績ともに申し分ない追い込み型だ。差し脚好調な志智は同県の川口聖二という目標があるが、大塚はスジの目標が不在。中国勢と連係することで活路を見出すか。
V条件そろう松浦悠士
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松浦悠士
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志智俊夫