KEIRIN EXPRESS

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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠスポーツ報知杯

2.12Sun 13Mon 14Tue

次回開催

F2

2/18 ・19 ・20

検車場レポート

  • 2/11 Sat.  (前検日)
  • 2/12 Sun.  (1日目)
  • 2/13 Mon.  (2日目)

6R

選手の写真です。
児玉碧衣選手
 昨年の平塚グランプリで落車し、左鎖骨を骨折した児玉碧衣は今年2場所目。前回の久留米では2、2、4着と未勝利と終わっただけにまずは今年初勝利といきたい。
 「久留米は復帰するには少し早いかなって思ったけど地元だったし走りたいと思って出走した。終わってから少しずつ良くなってはきていて、まだ違和感は若干あるけど、立ちこぎができるように。半分は戻った感じですね。一場所走った感じでは脚も筋力も落ちている。上半身と下半身の連動ができていない。それに鎖骨骨折の影響で左に重心をもっていけなくてコーナーでどうしても外に逃げちゃう形になる。タイムも全然だめ。それでも前回よりはマシな状態だと思う。まさか優香さんが追加で来るとは。優香さんと普通開催で戦うのは3度目かもしれない。姉弟子なので緊張とかはせずに気楽に走れると思う。今回は優勝して帰りたいですね。やれるじゃんって感じで自信を付けて帰りたい」
 最内枠を手にした山口伊吹は前回の京王閣で同期の走りを肌で感じたことで今回からコメントを『自力』と宣言した。
 「前回の京王閣で(高木)佑真ちゃんが自分中心のレースをしていて、ヤバいなって感じた。タテへ踏めていないのが自分の気持ちの弱さだって気が付いて。普段は『自力自在』ってコメントしていたけど、どこまで守りに入っていたと思う。それじゃだめだと思うので、『自力』ってコメントを出して攻めていきたいなと。バック線を取ることを意識して走りたい」
 前回の宇都宮で強さを見せていた山口真未は調子が上向き笑顔を見せていた。
 「やっと戻ってきましたね。前回は初日にカマしてスピードを確認して2日目は落ち付いて走れた。フレームを競輪祭が終わってから別のモノに変えてそれがやっと進んでくれるようになった。腰も良くなってきたのも大きい。良くなっていますね」

7R

選手の写真です。
小林優香選手
 今年敗れたのは1月の当所ミッドナイト決勝だけで、目下9連勝中の小林優香が断然の本命だ。
 「1月の小倉決勝で(小林)莉子さんに差されたのが悔しくてそれで火が付きましたね。莉子さんにラッキーな展開を作ってしまったのが悔しくて。次の日から練習して次のいわき平のトライアルコレクションを優勝することができた。追加で小倉を走れるのは嬉しいですね。ナショナルチームから退いてレースに慣れてきて、練習のリズムもつかめてきた。まだまだ今年は始まったばかりだけど、賞金を積み重ねていきたい。中5日でコンディションも整えてこれた。競技をやってきた意味のあるレースもできていると思う。今年はグランプリに出るのが目標。児玉(碧衣)がいないうちに賞金を稼ごうと思ったら、復帰するのが早かったですね(笑)。おそらく決勝になると思うけど、児玉と戦えることは楽しみ」
 梶田舞は前回の京王閣を途中欠場。状態が心配されるところだ。
 「和歌山が終わってから練習中に落車してその影響が京王閣で徐々に出てきて途中欠場する形になった。ここまでに治療してきたけど、治りきってはいない。踏み込む練習もしてきたけど、まずは一走してみて。賞金を少しでもいいから積み上げたいですね」

10R

選手の写真です。
金子幸央選手
 関東勢が中心になりそうだ。金子幸央は奈良記念で得るモノがあった様子。
 「奈良記念は着こそ良くなかったけど、収穫はあった。昨年の冬から始めたトレーニングの成果が出始めて、以前よりも思い切って仕掛けることができている。なので悲観するほど悪くはなかった。今回は思い切っていければ」
 松坂侑亮は節目の100勝まで残り1勝となっている。
 「100勝はそこまで意識していないですね。小倉は12月にきたときは。3着、6着、2着で悪くなかったし、今回も頑張りたいですね。相手は強いけど、自分のやるべきことをやっていきたい」

11R

選手の写真です。
伊藤颯馬選手
 今年に入り、一度も決勝に上がれていない伊藤颯馬は中24日空いたことで上積み十分だ。
 「だいぶ競走間隔が空いたのでしっかりと練習することができた。なのでもう大丈夫です。小倉はいつも成績が良いので問題ないですね。自分の所がライン3車なので、それを生かして先手を取れるように走りたい」
 古屋琢晶は昨年12月に小田原で落車した傷が徐々に癒えてきている。
 「落車して体も自転車もダメになってしまって。それでも前回は着以上に動けることができたので、かみ合ってくればもっと成績が良くなってくると思う。練習での感じもだいぶ良くなっているので。気持ちを切り替えて今回、結果を出したいですね」

12R

選手の写真です。
犬伏湧也選手
 好メンバーがそろった初日特選。人気になりそうな徳島コンビは互いに復帰戦。犬伏湧也は今年初めての実戦となる。
 「あっ旋しない処置の影響で今年初戦です。練習はみっちりしてきました。怪我以外でこんなに空いたのは初めて。小倉さんにアドバイスをもらって練習をやっていた。早くレースを走りたかったですね。走ってみないとわからないけど、調子は良くなっていると思う。一時期の調子を落としていたときよりも良いと思う。練習の成果をレースに出したいですね」
 番手を回る小倉竜二は大宮記念の初日に落車して以来の実戦だ。
 「自分の感じとしては6、7割の状態。走る以上は頑張るだけですね。次の高知・全日本選抜に向けても走っておきたかったのもある」
 取鳥雄吾は前回の奈良記念で3勝を挙げるなど動きは軽快だった。
 「前回の準決は自分の判断ミス。それ以外は3勝できたし動けてたっすね。フレームは12月にここで優勝したときと一緒のモノ。今は防府で良い練習ができている。小倉は好きなバンクなので頑張りたいですね」

6R

選手の写真です。
青木美保選手
 最後方から児玉碧衣が巻き返す。3番手を確保していた山口真未が児玉に合わせてまくり上げて両者の踏み合いに。冷静に両者の争いを見ていた青木美保が鋭い追い込みで捕らえた。
 「冷静に立ち回れましたね。小倉は競輪祭も良かったし、今回も1着取れたから良いですね。練習の成果が出てくれてよかった。下りでスピードももらえたし、調子は良いと思う。予選2もきついけど、頑張りたいですね」
 児玉碧衣は山口真に踏み勝つも青木に飲まれて2着。今年初勝利はお預けとなった。
 「3コーナーで止まりましたね。ただ前回よりだいぶマシ。お腹の力が入ったり抜けたりしているけど、立ちこぎできるようになっている。レース脚はレースじゃないと戻らないので。今は耐える時期だと思うので我慢ですね」
 山口真未は児玉とモガき合いを演じて善戦。3着でも手応えを掴み笑顔でレースを振り返った。
 「内が重くて脚を削られましたね。児玉さんがくるならまくりだと思ったし、ホームで誰もこなければ突っ張ろうと思っていた。3番手の位置をすんなりと取れれば落ち付いて仕掛けられたと思う。それができなくて焦って踏んでしまった。それがなければ、車間をつめながら仕掛けられたと思う。スピードもらって仕掛けられていればもしかしたらわからなかったかも。苦手なシッティングの踏み上げが少しずつできている。児玉さんとモガき合ってゴール前勝負できたのは楽しかった」

7R

選手の写真です。
小林優香選手
 最終ホームから小林優香が猛然と反撃を開始。石井貴子が先に仕掛けるも小林はモノともせずのみ込んだ。
 「落ち付いていけたけど、タイムはもう少し欲しい。しっかりと踏めていけたし明日、明後日と集中し直して完全優勝できるように。前の中村さんの動きを見ながらいけた。中6日で少し疲れはあるけど、きたからには優勝して帰りたい。正月の小倉開催の挽回のチャンスをもらったので」
 終始追った田口梓乃が2着となった。
 「自分は位置を取らないと脚が無いので。小林さんはバイクみたいでしたね。付いていく分には大丈夫。食らい付いていけたので。小林さんは前回よりも迫力を感じた」

10R

選手の写真です。
本郷雄三選手
 突っ張った金子幸央と松坂侑亮でモガき合いに。後方で脚を溜めていた単騎の本郷雄三が快速まくりで前団を蹴散らした。
 「(嘉永)泰斗のフレームを今回から使っているけど、それがかなり良い。あの位置だったので7着になるぐらいなら仕掛けちゃえと思ったら想像以上に進んでくれた。展開が向いたのもあるんですけどね。この1着は流れを変える1着になりそうですね」
 鈴木竜士は金子を利して2着も現状は一息な様子。
 「余裕がない。道中は問題ないけど、スピードが上がってからが余裕ない。体の問題ですね。良くなる兆しも今は見つからない。何とか勝ち上がれた感じですね。ゴール前はバタバタでした」
 金子幸央は正攻法からの突っ張り先行で見せ場を作り3着。
 「竜士君が付いてくれたので突っ張ろうと。一息つく前に松坂君が仕掛けてきてかなりキツかった。本郷さんのスピードは段違いでしたね。前回もそうだけど、しっかりと積極的に仕掛けられているので、状態は良いと思う」

11R

選手の写真です。
伊藤颯馬選手
 前受けから下げた伊藤颯馬は打鐘目掛けて一気のカマシ敢行。最終ホームから最終バックまで一本棒で通過すると後続を振り切り押し切った。
 「長い距離を踏んだわりには最後まで踏めることができた。楽に駆けたつもりだけど、小倉バンクの影響なのか脚が回っていて、気持ちいいなって感じだったのにバックでは脚にきていた。スピードをもらったままの勢いでいけたし手応えはありますね」
 坂本亮馬は差し迫るも2着まで。
 「死ぬかと思った。踏み出しのスピードが強烈過ぎて離れるかと。一度、彼に離れているからヤバかったですね。オッズを見ていたのでお客さんに迷惑だけはかけないようにと思ったけど、かなりキツい。最後、少しタレてきたから抜けるかと思ったが自分のデキがそうではなかった」

12R

選手の写真です。
犬伏湧也選手
 後ろ攻めとなった犬伏湧也が中団の取鳥雄吾をフタして打鐘前に先頭に立つ。そこから徐々にペースを上げると最終バック手前まで一本棒。ハイスピード先行に別線は手も脚もでずそのまま押し切った。
 「取鳥さんが前なら突っ張られると思ったけど、中団だった。なので少しびっくりしましたね。サーっといって仕掛けて踏み直しも良かったし、練習でやっていたことを出せたと思う。今日は距離を踏んでの上がりタイム11.3秒なのでそこは良かったと思う。小倉竜さんからコンコンと言われていた『鐘から逃げ切らないと通用せん』って言われていたこが初日にできて良かった」
 番手の小倉竜二は犬伏の押し切りに「練習の成果が出ている」と太鼓判を押した。
 「犬伏は練習成果出てるね。自分は今の状態で追走できたし、中切れせんでよかった。ハイペースの練習をしろと彼に言ったのが聞いたね」
 4番手からまくりに出た雨谷一樹だが、進み悪く6着。犬伏の強さに舌を巻いた。
 「あの位置を取れたから1回仕掛けていければよかったけど、犬伏君が強すぎた。これがG1で決勝に乗るぐらいの選手なのかと。自分が全然進まなかった。脚自体は悪くないと思う」

6R

選手の写真です。
児玉碧衣選手
 打鐘までレースは動かず、児玉碧衣が最終ホーム目掛けて一気のカマシ敢行。ライバルたちを引き千切りそのままゴール。今年初勝利を決めた。
 「立ち漕ぎで後輪が浮いてしまっているし、上半身と下半身の連動が相変わらずできていない。これは初めての感覚ですね。体を寝かすことはできたけど、脚で踏んでしまっている。自分はお腹で踏むタイプなので。久留米よりは体が良いし、長い距離を踏むのが課題と思っているので。サドルを上げて良くなっているけど、サドルに上手く座れていないですね。優香さんを苦しめられるように」
 青木美保は2着に入るも反省点を口にした。
 「反省が残るレースですね。緩め過ぎた所で仕掛けられて前と車間が空いてしまった。もう少し踏んでおけば良かったです。やらかしですね。後ろに抜かれなかったのは良かったですけど」
 山口伊吹は自分のレースができず悔しがる。
 「悔しいですね。『自力』ってコメント出したのにレースができなかったし、自分の走りができなかった。こんなレースじゃ感じもわからないですね」

7R

選手の写真です。
小林優香選手
 残り1周手前まで超スローペースな流れに。山口真未が飛び出すも瞬時に追った小林優香がその上を軽々とまくって連勝で決勝へ。
 「スタートからけん制が入って、スローペースになってしまったけど、落ち付いて走れた。スピードがもう少し欲しいのが本音ですね。それでもあれだけスローペースになって上がりタイムが12.2なのでまあまあかなと。完全優勝できるように走ります」
 初手から小林を追走した田口梓乃が2着キープ。
 「強い人より初手は前にいようと思ったら小林さんの後ろに入れてラッキーでしたね。連日、流れが良いです。自分は良い位置を取るのが持ち味なので」
 山口真未は想定通りのプランだったみたいだが、わずかに読み違えた様子。
 「あの展開になれば、あのタイミングで仕掛けるつもりだったけど、まさか真後ろに小林さんがいるとは。もう一車、後ろに誰か付いてくる想定だったんですけど。それがあれば、2着もあったかもしれない。ギヤを下げたのは良い方向にむいたけど、決勝は元に戻します」

10R

選手の写真です。
犬伏湧也選手
 前受けから下げた犬伏湧也が打鐘で一気に反撃を開始。最終ホームで出切って後ろが離れてしまうも力強い踏み直しで押し切り連勝を決めた。
 「小笠原君が先に押さえにきたら突っ張るつもりが鈴木さんが先に切りにきたので、引いた方が良いと。踏み出しはジワジワといけた。ジワジワと踏んでコーナーでギヤを上げていく感じでいけた。山下さんをまったことでスピードを殺した感じがした。余力がのこっていたので、バックで踏み直せたし、練習の成果を出せている。そこはプラス要素ですね。1ヵ月走れなかったから稼がないといけない。子供が生まれておむつ代を稼がないといけないですから。安定して勝てているからこれからも安定していくと思う。小倉さんからは90点のレースと言われたので決勝は100点取れるように頑張る」
 小笠原光は打鐘で先に巻き返してきた鈴木竜士を合わせると犬伏の番手に嵌って2着に入った。
 「前々に動いていて良かった。作戦と違ったし、犬伏さんに突っ張れることが無くてよかった。犬伏さんの後ろに入って一杯になった。下見て、前を見たら犬伏さんに踏み直されていた。冬期移動している成果が出始めている」
 山下一輝は犬伏に離れるも3番手で立て直してゴールした。
 「上り切れんかったですね。関東勢の動きは関係なかったと思う。犬伏君も待ってくれたが、追いつけんかった。追いついても小笠原君に捌かれていたと思う。踏み直しも強烈で参りましたって感じです」

11R

選手の写真です。
取鳥雄吾選手
 取鳥雄吾が一度蒔田英彦を突っ張るも打鐘で出させて車を下げる。最終ホームですかさず巻き返すとライン3車で出切って押し切った。
 「突っ張る作戦だったのに弱気でした。小倉さんに前を取ってもらったのに突っ張り切れずではダメ。ピッチが遅いですね。すかさず仕掛けないといけないと思っていった。脚の感じは良いからもう少し長い距離を踏みたい」
 小倉竜二は取鳥にピタリと続きワンツー。
 「取鳥は作戦と全然違ったしダメやね。あれじゃ1回、突っ張った意味がないし、俺が必死こいてスタート取った意味もない。突っ張ったなら出させちゃダメやね。あれなら下げて巻き返したほうが良い。自分の状態はこんなもの」

12R

選手の写真です。
雨谷一樹選手
 伊藤颯馬が打鐘目掛けて一気に先制。巻き返す金子幸央を合わせ切り、番手の園田匠に好展開が巡るも切り替えて九州勢の後位に入っていた雨谷一樹が内へ入ると直線で中を割って突き抜けた。
 「本当は外を踏みたかったのもあるけど、薦田君が外にいたのもあってコースがなかった。それで内を見たら空いてくれたので、すかさず入っていった感じですね。金子君のおかげだけど、冷静に対処できている。あの展開で突き抜けているし状態は良い。初日より良かったですね。体の感じが上がってきている」
 園田匠は絶好展開をモノにできず反省すれう。
 「ラインで決まったと思って安心していた部分があった。甘い所が出てしまった感じですね。まさか雨谷君があそこからくるとは。周りを見る余裕がなかったですね。伊藤颯君を残そうと思っただけに色々と申し訳なかったですね」