このレースは久々の実戦となるが、パンチ力に定評のある河村雅章が中心となりそうだ。
「奈良の時は風邪っぽくて休んだ。その後はピスト6を走って、疲れを取る感じで調整してきました。久々の小倉だけど、悪い印象はない。最近は人の後ろも増えてきたけど、自力で戦う時は行けるタイミングでしっかり仕掛けていきたい」
河村の番手を務めるのは小林大介。近況は5場所連続で勝利こそないが、予選はしっかり勝ち上がっており、ここでも堅実な走りを見せてくれそうだ。
「小倉は地元よりも良く走っている気がしますよ。地元は何故か中々呼ばれないので(笑)。前回は腰痛が出てしまってダメでしたけど、今回は前回より良いと思う。河村君は連係もいっぱいあるし、頑張ってくれる」
九州勢は平尾一晃が先頭。終始笑顔でリラックスムードで検車入りした。
「練習グループで地獄の練習をしてきましたよ。ラインが長くなるのは嬉しいですね。練習はしっかりできたので、前回の小松島よりは状態も良いと思う」
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北日本の若手有望株である櫻井祐太郎が登場。持ち味の積極策を存分に発揮してレースを支配するか。
「9月の前橋で誘導妨害をやってしまい失格。11月からあっ旋が止まるので今月は全部優勝するつもりで頑張りたい。幸い一人身だし、実家暮らし。貯金もあるのであっ旋が止まる期間はしっかり練習をしようと思っています。本当は来年のダービーにも出られるかと思っていたし、競走得点も1班を取るために頑張ろうって思っていたんですけどね。仕方ないですよね。今回は疲れもあるけど、櫻井正さんとは練習もする仲なので、しっかり頑張りたい」
番手を務めるのは櫻井正孝。援護は手厚いだけに、同県の後輩を巧みにサポートして別線を迎え撃つ。
「最近の状態はまずまずですね。レースの流れは良いですよ。櫻井祐君は練習も一緒にする。彼に任せて巧く援護していきたい。彼は先行が持ち味だし力を出し切れば大丈夫でしょう。頑張って貰います」
単騎となった嶋津拓弥だが、メンバー構成を見るとニヤリとほくそ笑んだ。
「前がやり合えば一発ありそうですね。こういったパターンは得意なんですよ。ワンチャンスありますね。最近は目標がいれば付きたい気持ちはありますけど、自力を捨てたわけではないのでね」
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競走得点こそ若干物足りない河合佑弥だが、近況は復調を実感。直近は5場所ほど白星から遠ざかっているが、一変の可能性は十分にある。
「これまでやっていた練習メニューから、アマチュアの時にやっていた練習メニューに変えたら、前回は積極的に動いていけるようになっていた。状態は戻ってきたと思います。自分の持ち味はやっぱり長い距離を踏むことなので、今回も逃げていきたい。小倉はA級の時ですけど、優勝もあるし、イメージは悪くないので」
競走得点最上位は中村圭志。S級2班ながら、その差し脚には定評がある。ここは2場所前にも連係した金ヶ江勇気を目標に別線を迎え撃つ。
「金ヶ江君とは松阪の最終日に中割りを狙って僕が落車。金ヶ江君が失格してしまって、彼に迷惑かけた。申し訳なかったし、今回はしっかり援護してワンツーを決めたい。ケガのダメージはだいぶ良くなったし、しっかり休んで練習もできました」
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パワフルな走りが魅力の松本貴治が中心となる一戦。近況は白星も増えており、復調ムードが漂っている。
「ここに来る前にセッティングをいじったりしたけど、感触は悪くなかった。力を出し切れれば、良い結果は付いてくると思う。先月が3場所開催あって、レース間隔が詰まっていた。それが終わって少し時間が空いたので、ゆっくり練習できた。状態が悪かった時よりもスピードは戻ってきていると思います」
松本をマークするのは堤洋。堅実な走りで四国ワンツー決着を目指す。
「中6日だけど、レースの間隔は詰まった方が良い。9月の松山で新車が届いて良い感じだし、それを微調整して今回も戦います。追加が来るとは思わなくて松山記念に向けて練習をしていたところだし、調子はまずまずです」
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予選メインは南関のホープである大石剣士。近況はグレードレースでも見せ場を作るなど、存在感を高めている。
「だんだんと脚の感じは良くなってきているし、状態も良いと思う。最近は練習環境を変えて、深谷知広さん達と練習しています。それもあって練習の成果は出てきている。力まなくても深谷さんに付いていけるようになってきましたよ。ここはライン3人になるので、しっかり決まるように頑張りたい」
調子こそ落としているが、過去の戦歴や実績を考えると鈴木謙太郎の一発も軽視はできないだろう。
「もう自力を辞めたいって思っていると自力の番組だし、自力でやるしかないって思うと人の後ろになるケースが多くてチグハグで中途半端な感じが続いていました。でも、自分に後ろを回る技術はないし、自力で行けるところまでやってみようと思います。先行の技術はあると思うので、あとは脚力を作るしかない。イチから頑張るしかないって思っています」
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初日特選は好メンバーが揃って混戦ムードも、レースの主導権を握りそうなのは坂井洋だろう。持ち味のスピードを発揮して、白星発進を狙う。
「向日町が終わってから中6日は無茶苦茶練習してきました。宇都宮が使えなかったので、平塚に行って森田優弥君とか松坂侑亮君達と相当な練習をしてきたので、疲れは凄いあります。あとは開催中に体力を回復させて、徐々に良くなってくれれば。初日は日大の先輩でもある阿部力也さんが後ろに付くのでしっかり頑張りたいです」
坂井をマークするの阿部力也は落車明けの一戦。しかし、体は大丈夫そうで集中を切らさずレースに臨む。
「ケガはそこまで大きいダメージはないですよ。脇腹の打撲と擦過傷程度です。ここまではケア中心で、あとは少し自転車にも乗りました。レースは問題ないと思います。新車が1場所でダメになったので、それまで使っていた前のフレームを使います。坂井君は日大の後輩なので頑張って貰います」
ホームバンクの小川勇介は野田源一に託して上位を目指す。
「向日町を欠場して、間隔が空いたのでここの地元戦に向けて備えてきました。今はG1で結果を出すために、今回はG1に向けたセッティングで臨みます。良い収穫ができれば良いと思います」
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