KEIRIN EXPRESS

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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ西日本スポーツ杯

10.5Wed 6Thu 7Fri

検車場レポート

  • 10/4 Tue.  (前検日)
  • 10/5 Wed.  (1日目)
  • 10/6 Thu.  (2日目)

6R

選手の写真です。
河村雅章選手
 このレースは久々の実戦となるが、パンチ力に定評のある河村雅章が中心となりそうだ。
 「奈良の時は風邪っぽくて休んだ。その後はピスト6を走って、疲れを取る感じで調整してきました。久々の小倉だけど、悪い印象はない。最近は人の後ろも増えてきたけど、自力で戦う時は行けるタイミングでしっかり仕掛けていきたい」

 河村の番手を務めるのは小林大介。近況は5場所連続で勝利こそないが、予選はしっかり勝ち上がっており、ここでも堅実な走りを見せてくれそうだ。
 「小倉は地元よりも良く走っている気がしますよ。地元は何故か中々呼ばれないので(笑)。前回は腰痛が出てしまってダメでしたけど、今回は前回より良いと思う。河村君は連係もいっぱいあるし、頑張ってくれる」

 九州勢は平尾一晃が先頭。終始笑顔でリラックスムードで検車入りした。
 「練習グループで地獄の練習をしてきましたよ。ラインが長くなるのは嬉しいですね。練習はしっかりできたので、前回の小松島よりは状態も良いと思う」

8R

選手の写真です。
櫻井祐太郎選手
 北日本の若手有望株である櫻井祐太郎が登場。持ち味の積極策を存分に発揮してレースを支配するか。
 「9月の前橋で誘導妨害をやってしまい失格。11月からあっ旋が止まるので今月は全部優勝するつもりで頑張りたい。幸い一人身だし、実家暮らし。貯金もあるのであっ旋が止まる期間はしっかり練習をしようと思っています。本当は来年のダービーにも出られるかと思っていたし、競走得点も1班を取るために頑張ろうって思っていたんですけどね。仕方ないですよね。今回は疲れもあるけど、櫻井正さんとは練習もする仲なので、しっかり頑張りたい」
 
 番手を務めるのは櫻井正孝。援護は手厚いだけに、同県の後輩を巧みにサポートして別線を迎え撃つ。
 「最近の状態はまずまずですね。レースの流れは良いですよ。櫻井祐君は練習も一緒にする。彼に任せて巧く援護していきたい。彼は先行が持ち味だし力を出し切れば大丈夫でしょう。頑張って貰います」

 単騎となった嶋津拓弥だが、メンバー構成を見るとニヤリとほくそ笑んだ。
 「前がやり合えば一発ありそうですね。こういったパターンは得意なんですよ。ワンチャンスありますね。最近は目標がいれば付きたい気持ちはありますけど、自力を捨てたわけではないのでね」

9R

選手の写真です。
河合佑弥選手
 競走得点こそ若干物足りない河合佑弥だが、近況は復調を実感。直近は5場所ほど白星から遠ざかっているが、一変の可能性は十分にある。
 「これまでやっていた練習メニューから、アマチュアの時にやっていた練習メニューに変えたら、前回は積極的に動いていけるようになっていた。状態は戻ってきたと思います。自分の持ち味はやっぱり長い距離を踏むことなので、今回も逃げていきたい。小倉はA級の時ですけど、優勝もあるし、イメージは悪くないので」

 競走得点最上位は中村圭志。S級2班ながら、その差し脚には定評がある。ここは2場所前にも連係した金ヶ江勇気を目標に別線を迎え撃つ。
 「金ヶ江君とは松阪の最終日に中割りを狙って僕が落車。金ヶ江君が失格してしまって、彼に迷惑かけた。申し訳なかったし、今回はしっかり援護してワンツーを決めたい。ケガのダメージはだいぶ良くなったし、しっかり休んで練習もできました」

10R

選手の写真です。
松本貴治選手
 パワフルな走りが魅力の松本貴治が中心となる一戦。近況は白星も増えており、復調ムードが漂っている。
 「ここに来る前にセッティングをいじったりしたけど、感触は悪くなかった。力を出し切れれば、良い結果は付いてくると思う。先月が3場所開催あって、レース間隔が詰まっていた。それが終わって少し時間が空いたので、ゆっくり練習できた。状態が悪かった時よりもスピードは戻ってきていると思います」

 松本をマークするのは堤洋。堅実な走りで四国ワンツー決着を目指す。
 「中6日だけど、レースの間隔は詰まった方が良い。9月の松山で新車が届いて良い感じだし、それを微調整して今回も戦います。追加が来るとは思わなくて松山記念に向けて練習をしていたところだし、調子はまずまずです」

11R

選手の写真です。
大石剣士選手
 予選メインは南関のホープである大石剣士。近況はグレードレースでも見せ場を作るなど、存在感を高めている。
 「だんだんと脚の感じは良くなってきているし、状態も良いと思う。最近は練習環境を変えて、深谷知広さん達と練習しています。それもあって練習の成果は出てきている。力まなくても深谷さんに付いていけるようになってきましたよ。ここはライン3人になるので、しっかり決まるように頑張りたい」

 調子こそ落としているが、過去の戦歴や実績を考えると鈴木謙太郎の一発も軽視はできないだろう。
 「もう自力を辞めたいって思っていると自力の番組だし、自力でやるしかないって思うと人の後ろになるケースが多くてチグハグで中途半端な感じが続いていました。でも、自分に後ろを回る技術はないし、自力で行けるところまでやってみようと思います。先行の技術はあると思うので、あとは脚力を作るしかない。イチから頑張るしかないって思っています」

12R

選手の写真です。
坂井洋選手
 初日特選は好メンバーが揃って混戦ムードも、レースの主導権を握りそうなのは坂井洋だろう。持ち味のスピードを発揮して、白星発進を狙う。
 「向日町が終わってから中6日は無茶苦茶練習してきました。宇都宮が使えなかったので、平塚に行って森田優弥君とか松坂侑亮君達と相当な練習をしてきたので、疲れは凄いあります。あとは開催中に体力を回復させて、徐々に良くなってくれれば。初日は日大の先輩でもある阿部力也さんが後ろに付くのでしっかり頑張りたいです」

 坂井をマークするの阿部力也は落車明けの一戦。しかし、体は大丈夫そうで集中を切らさずレースに臨む。
 「ケガはそこまで大きいダメージはないですよ。脇腹の打撲と擦過傷程度です。ここまではケア中心で、あとは少し自転車にも乗りました。レースは問題ないと思います。新車が1場所でダメになったので、それまで使っていた前のフレームを使います。坂井君は日大の後輩なので頑張って貰います」

 ホームバンクの小川勇介は野田源一に託して上位を目指す。
 「向日町を欠場して、間隔が空いたのでここの地元戦に向けて備えてきました。今はG1で結果を出すために、今回はG1に向けたセッティングで臨みます。良い収穫ができれば良いと思います」

6R

選手の写真です。
児玉慎一郎選手
 打鐘から巻き返した河村雅章が最終ホームで先頭に出るも、小林大介が離れてしまう。番手にハマった平尾一晃はバックからまくり返すと、追走した嶋田誠也が抜け出して、更に外を児玉慎一郎が鋭く突き抜けた。
「4コーナーはきつかったです。踏み遅れると思ったけど、何とかでした。最後は内踏むよりも外だと思いました。前2人のおかげです。脚の感じは変わらないですね。集中して走りました」
 2着には前を庇い気味に踏んでいた嶋田誠也が入った。
 「お客さんに悪いことしました…。1着を取らないといけなかった。最後に交わすつもりだったけど、児玉さんが踏んできていましたね…。下手くそでした。2日目こそしっかり走りたいと思う。脚の感じは良かったので」
 3着には平尾一晃が粘り込んだ。
「ちょっと焦りました。出られてしまいましたね。脚的には悪くなかった。やっぱり地元の嶋田さんが付いてくれたので頑張ろうと。前回よりも脚の感じは全然良いですね」

7R

選手の写真です。
津村洸次郎選手
久島尚樹が打鐘で橋本智昭を叩く。橋本は3番手の内で粘り、池田浩士に絡む。逃げた久島に乗った津村洸次郎が絶好の番手を生かして抜け出した。
「全部やってもらったので、有難い気持ちで一杯です。もつれているのは分かったんですけど、橋本さんがあそこにいるのは分かっていなかった。久島を残せなかったのは心残り。準決も1着取れるように頑張りたい」
 2着には池田を捌いて最後に中を割りながら追い込んだ橋本が食い込んだ。
 「突っ張りたかったけど、ちょっと判断がまだまだでした。スッと下げれば良かった。最後は中を行くしかなかった。諦めたくなかったので」

8R

選手の写真です。
櫻井祐太郎選手
 正攻法の櫻井祐太郎が赤板過ぎに突っ張るも、再度態勢を立て直した掛水泰範が最終ホームで一気に叩く。西田雅志を捌いた櫻井祐がバックからまくり返して白星を手にした。
 「ちょっと踏むのが遅かった。櫻井正さんが捌いてくれたから3番手に入れたけど、そうじゃなかったら終わってました。しっかり踏めばライン3車で決まったと思うけど、自分で完全に潰してしまった。自分のミスです。明日はしっかり走りたい」
 2着には単騎で後方からまくり上げた嶋津拓弥が食い込んだ。
 「こけなくて良かったです。あの煽りがなかったら突き抜けていたかも知れない。悪い時は脱したと思いますよ。コロナで練習できない期間が続いたけど、今は体重も戻ったし、状態も良くなってきた」

9R

選手の写真です。
金ヶ江勇気選手
正攻法で構えた金ヶ江勇気が突っ張り先行。番手の中村圭志が番手で巧みな援護をすると、最後に差し迫るも交わし切れず。直線でもしっかり踏み直した金ヶ江が押し切った。
 「踏んだ感じも悪くなくて、しっかり前を取れて走れたので良かった。2分戦だし、小倉だったのでしっかり先行しようと。感覚的には悪くないので、残り2日間も気を抜かないように頑張る」
 2着には好援護を魅せた中村が続いて九州ワンツー。
 「今回は新車でした。ずっと脚が削られる感じでした。以前使っていたフレームも持ってきているので、変更するかどうするか考えたい。仕事はできたので悪くはなかったと思う」

10R

選手の写真です。
松本貴治選手
 正攻法の菊池竣太朗が打鐘から松本貴治を突っ張って先行策。突っ張られた松本は2番手の外でへばりついて鈴木誠に絡む。鈴木に踏み勝った松本がバックからまくって白星をゲット。
 「ちょっと嫌な展開だったんですけど、諦めたらヤバイと思ったので。2番手に入ってからは余裕があったので行けました。明日もっと良くなってくれれば。ダッシュが欲しいですね。竣太朗はダッシュがあるの知っているのできつかったです。明日も精一杯頑張ります」
 逃げた菊池が賢明に踏み続けて2着に粘り込んだ。
「出させるつもりはなかったです。まくり切られたけど、ああいう所で諦めたら(村上)義弘さんに怒られちゃうので。ゴール線まで踏み切るのが義弘さんの競輪だなって思うので、僕も気持ちだけは見せていきたい。脚の状態も戻ってきましたね」

12R

選手の写真です。
坂井洋選手
 正攻法で構えた坂井洋は一旦後方へと下げると、打鐘から巻き返して最終ホームで前団を叩いて先頭に立つ。3番手以降を大きく引き離すと、勢いそのままに押し切った。
 「かなりきつかったけど、まずは力を出し切るレースをしようと思っていた。疲れは多少あったけど、スピードは悪くないと思う」
 坂井をマークした阿部力也が2着。
 「前半のタイムはやばいくらい出ていたと思う。落車明けに坂井君は刺激が強すぎた(笑)。付いていけて良かったし、もうちょっと差し込めたと思います」
 3着には野田源一に乗って直線追い込んだ小川勇介が食い込んだ。
 「野田さんが頑張ってくれたおかげで、連に絡めるチャンスがあった。道中で内へきた2番の所を凌げたし、悪くないと思う。フレームとセッティングはだいぶ良いですね。収穫はありました」

3R

選手の写真です。
菅谷隆司選手
 正攻法で構えた菅野航基が一旦下げてから打鐘で巻き返す。軽快に逃げてレースを支配すると、番手の菅谷隆司が直線きっちり差し切った。
 「今日は良いレースでした。皆がそれぞれ仕事をして、流れのあるレースが久しぶりにできたと思う。セッティングを変えて反応が馴染んでなくて一歩目が遅れてしまったので、そこはなんとかしないと。スピードに乗ってからは凄い楽ですよ」
 逃げた菅野が2着に粘り込んで東日本ラインでワンツー。
 「スタートが全てでしたね。良いタイミングで行けたし、後ろを確認しながら踏めました。ラインに感謝ですね。決勝も頑張りたい」

4R

選手の写真です。
名川豊選手
 正攻法の瀬戸晋作が一旦下げてから打鐘で前団を叩いて出る。
番手の名川豊は車間を切りながら援護すると、最後の直線できっちり差し切った。
 「瀬戸君が長い距離を行ってくれたので、(番手で)プレッシャーはあったけど、ワンツーが決まって良かった。余裕はありました。日に日に良い感じですね。地元での優勝はまだないので、優勝したい。地元でのピンピンも初めてです」
 逃げた瀬戸が2着に粘り込んで連を独占。
「出切っておけば、あとは名川さんが何とかしてくれるかなと。昨日のレースがあったから、今日も自信を持って行けました。調子は良いと思うけど、もうひと加速欲しいです。ワンツー決まって良かったです」
 3着には直線で外を追い込んだ今井聡が食い込んだ。
「粘ろうか迷ってしまった。宗景さんには迷惑かけました。戦法を変え始めた所だけど、何とかできているかなって感じです」

5R

選手の写真です。
坂本将太郎選手
 正攻法の植原琢也が一旦下げて最終ホームでカマして出る。番手の坂本将太郎がしっかり援護しながら、最後は差し切った。
 「きつかったですね。3コーナーの上りで行ったのでね。最後は一杯ですよ。決勝は関東4人いるし、初日特選と同じですね」
 逃げた植原が2着に粘って関東ワンツー。
 「今の自分に自信がないので、踏み過ぎてしまった。初日はダメなレースをしてしまったので、今日は結果が出て良かった。セッティングを微調整して決勝も頑張りたい」

10R

選手の写真です。
渡部哲男選手
正攻法で構えた松本貴治が打鐘から先行策。中団の鈴木裕がまくり上げるも、番手の渡部哲男が牽制して最後は抜け出した。
 「ちょっと想定外でしたけど、(鈴木裕が)良いスピードできたように見えたので。引き付けてバーンって止めた方が良かったかもしれない。昨日も今日もちょっと重たいですね」
 鈴木が直線外を伸びて2着に食い込んだ。
「4番手で勝負圏のある位置は取れたと思う。渡部さんが前に踏んでくれたから、僕も伸びて2着までいけた。状態は悪くないと思う。車の出は良いので」

11R

選手の写真です。
和田健太郎選手
 赤板から橋本智昭と激しく踏み合った大石剣士は、ジャン過ぎに2番手に入って態勢を立て直す。最終バックからまくり上げると、最後はマークした和田健太郎が差し切った。
 「大石君は仕上がってますね。橋本君がきたところは一車って分かったので、大石君を迎え入れてと。でもあれだけ激しいレースだったから、余裕はなかったですよ。大石君が全部やってくれました。昨日に比べては悪くないと思います」
 大石が2着に入って南関ワンツー。
 「和田さんのおかげですね。橋本さんを出す気はなかったので、一車ってなったときに和田さんに入れてもらった。今回は新車ですけど、セッティングを微調整したら、感触は悪くなかった」

12R

選手の写真です。
坂井洋選手
 正攻法で構えた坂井洋が、後ろから押さえにきた櫻井祐太郎を突っ張って主導権。小川勇介が踏み遅れてしまい、打鐘で内を潜り込んだ菊池竣太朗が坂井の後ろを奪う。小川は嶋津拓弥を締め込み、3番手を取って最終ホームを通過。逃げた坂井が末良く押し切って連勝を決めた。
 「(櫻井が)押さえにくるのが遅かったから突っ張りました。番手に菊池君が入ったのは分かったので、そこからペースで踏んでいきました。地元が付いて3車だし、あの感じだったらさすがに(櫻井を)前に出す訳にはいかなかった」
 2着には立て直して直線外を伸びた小川が食い込んだ。
 「突っ張りは想定外でした。踏み遅れてしまったけど、(坂井と小川の組み合わせが)一番人気だったし、最後は気持ちだけでしたね。セッティングは初日と特に変えていない。決勝は優勝しか見ていないです」