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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ九州競輪記者クラブ杯

4.7Tue 8Wed 9Thu

次回開催

F2

5/29 ・30 ・31

検車場レポート

  • 4/6 Mon.  (前検日)
  • 4/7 Tue.  (1日目)
  • 4/8 Wed.  (2日目)

6R

選手の写真です。
鶴良生選手
 A級初日特選は自力3車に加えて単騎が2車と超細切れ戦に。本命を担うのは地元で気合増す鶴良生。
「前回の広島がイマイチの成績だったので今回は仕上げてきました。卒業したばかりの選手としっかり乗り込んできたので頑張りたいですね。まずは力を出し切るレースをして初日から結果を出せるように」

 番手を回る瓜生崇智は約2カ月半ぶりのレースとなる。
「首のヘルニアで休んでいました。最初の1ヵ月は私生活もままならなくて練習はまったくできなかった。手術も考えたけど首なので安静にして様子を見ていて、少しずつ良くなってきた感じです。ただ練習の感じもまだまだなので初日もどうなるか分からないですね」
 
 岡崎景介は3月3場所走り2Vと乗れている一人。
「2月に小倉を走って準優勝だしイメージはいいですね。広島に移籍してから腰痛も出ていないし状態は変わらずいいと思う。タイミングを逃さずに仕掛けたいですね」

7R

選手の写真です。
三登誉哲選手
 前回の名古屋では最終日に欠場した三登誉哲。近況は持ち味の豪快な一発も鳴りを潜めているが「名古屋は体調不良で大事を取って欠場しただけどもう大丈夫です。今回は間隔も空いたのでしっかり練習もできた。先行しそうなのは橋本(智昭)さんだけどホームで流すクセがあるし、そこを逃さないで仕掛けたいですね」

 大川龍二が番手で援護役に徹する構え。
「三登君は練習でもかなり強かったし信頼して任せられますね。何度もワンツーを決めているし相性もいいです。自分自身は最近1着がないですけど展開もあるのでそこは問題ないですね」

 実績で優る川村晃司が広島勢に立ちはだかる。
「前回の福井は補充だったんですけど腰痛が出たので欠場しました。体はもう大丈夫だし練習も普通にしてきた。しっかり動いて勝てるようにいきます」

8R

選手の写真です。
近藤夏樹選手
 近況は準決の壁にぶち当たっている近藤夏樹だが初日は安定した成績を残している。
「もう少しで1班の点数が見えてくるんですが決勝に乗らないと中々103点台に乗らないですね。(A級)3班にいたころに比べれば今の状況は奇跡みたいなものですけど、ここまできたら上も狙っていきたいし今回は頑張りたいですね。ただまずは初日から油断しないように。小倉は後方になるとキツいので前々に仕掛けたいですね」
 
 白戸淳太郎は3月に入り調子を落としているが
「展開もあるのでそこは仕方ないですね。脚はそんなに悪い感じはしないんですけどね。近藤君とは何度か連係していて、ダッシュがいいので離れないようにまずは集中していきます」

 地元の嶋田誠也は持ち味の先行勝負で予選突破を図る。
「S級に上がってから中々自分のレースをさせてもらっていないですね。ただ前々回の久留米からアタリも付いてきて前回の別府は予選突破ができた。調子も上がってきていると思うし、今回は地元なのでいい走りができるように」

9R

選手の写真です。
神山雄一郎選手
 数々のタイトルを獲得し競輪界に輝かしい実績を残す神山雄一郎だが今期は2班で予選回りとなり
「まだまだこれからだと思っている。隅田(洋介)君とは連係もあるしまずはそこからですね。初日は予選なのでしっかりクリアしていきたい」

 重鎮を背負う隅田洋介は近況で自在な立ち回りも目立つが
「もともとヨコの動きは練習していたし、玉野記念は引けない所で粘った感じ。たまたま警戒されていなかっただけで決まったようなもの。先行基本のレースは変わっていないですよ。初日は責任重大なので気持ちを入れて頑張ります」

 川口公太朗は3月の京王閣で準Vなど充実したシーズンを過ごしている。
「最近は体も動くようになって良い流れでレースができている。小倉は成績が良かったり悪かったりなんですけどイメージ自体はいいですね。初日は谷田(泰平)さんに任せてもらったので後手を踏まないようにいきたい」

10R

選手の写真です。
南潤選手
 南潤は前回のウィナーズカップで大敗を喫したが潜在能力は一番。今シリーズへ仕上がりも良好そうで
「福井が終わってから街道でしっかり練習してきました。脚とメンタルを立て直してきたので今回は大丈夫だと思う。小倉バンクは脚をキレイに回せるし走り易いですね。主導権を取れるように積極的に仕掛けていきたい」
 
 番手を回る吉村和之は6場所振りの予選スタート。
「南君との連係は初めてですね。ダッシュがいいイメージがあるので踏み出しに離れないようにしないといけないですね。自分は直前に腰痛が出てしまったので状態はちょっと…。何とか初日凌げるように頑張ります」

 ムラ脚の才迫開だが仕掛けが嵌ると点数以上の力を発揮する怖い一人。
「最近の成績は自分の力だとこんなものじゃないですか。ただそろそろA級も見えてきたので頑張らないと。相手のことよりも自分の仕掛けができるように走ります」

11R

選手の写真です。
吉田拓矢選手
 好メンバーが顔を揃えたS級初日特選。シリーズリーダを務める吉田拓矢は前回の福井で最終日に入着後落車に見まわれたが
「体はケアをしてきたので問題ないですね。ただ今回は新車なのでそれがどう出るか。練習でもほとんど使っていなかったので。ただラインはしっかりしているので、しっかり自分のレースをしていく」
 
 山崎芳仁は当所で2度競輪祭を制するなど小倉バンクは相性抜群。
「前回のウィナーズカップは成績的に叩いてしまったので今回こそは頑張りたいですね。脚は変わらず悪くないし自分のタイミングでいければ大丈夫だと思う。いいメンバーですけどおもしろい勝負ができると思いますね」

 地元に託された松岡貴久は総力戦で活路を開く構え。
「不破(将登)君に付けるのも考えたけど地元の大坪(功一)さんに3番手を回せるわけにはいかないし自分でやります。前回が終わってから普通に練習もできたので調子は問題ない。前々に走って何でもやっていきます」

6R

選手の写真です。
岡崎景介選手
 角令央奈が赤板で上昇し前受けの鶴良生を押さえて、岡崎景介が打鐘で叩き主導権を掴む。単騎の近藤寛央と柴田功一郎は岡崎ラインを追走し、岡崎は最終ホームからペースアップ。7番手に置かれた鶴は2コーナーからまくり出るも車の進みはイマイチで、ペースを掴んだ岡崎が力強く押し切った。
 「鐘で叩いてからは落ち着いて踏んでペースでいけました。小倉は脚をキレイに回せればスピードに乗ってくれるしそこを意識して。全開で踏んだのは2コーナー過ぎからですね。練習の成果を出せたし感覚はいいですね」
 
 番手を回った古城英之がしっかりと続き広島勢でワンツーを決めた。
 「(岡崎景介が)強かったですね。ペースも巧かったし最後もまったくタレる感じはなかった。頼もしいですね。自分は追走する分には問題なさそうです」

 岡崎ラインを追走した近藤寛央が確定板入り。
 「今日は単騎だったのでとりあえず先手に乗っていってという感じでした。久し振りのレースでしたけど、展開は見えているし感じは悪くないですね」

7R

選手の写真です。
冨尾享平選手
 前受けの三登誉哲を押さえた川村晃司を、橋本智昭が打鐘で叩いて先制。最終ホームは一本棒で通過し、2コーナーから川村が反撃。逃げる橋本を3コーナーで捕えると、最後は番手を回った冨尾享平が僅かに差し切った。
「川村(晃司)さんがさすがでしたね。とにかく全部やってくれた感じです。まくっていく時も上をいってくれたので自分は付いていくことに必死でした。ただ久し振りに伸びてくれたし1着を取れたのは良かったです」
 
 川村晃司が豪快なまくりを決めてライン決着に導いた。 
「橋本(智昭)君はいつもいい競争をするし今日もいいカカリでしたね。自分は持ってこられない位置を踏んでいきました。すんなり中団を取れたので展開も良かったです。ただゴール前の粘りがもう少しほしいですね」
 
 近畿勢を選択した安部達也が前にしっかりと続き3着。
「ラインのおかげで恵まれました。(川村晃司が)上の方を踏んでくれていったので僕も楽に追走できた。今日は回った位置が大きかったですね」

8R

選手の写真です。
猪俣康一選手
 赤板で後ろ攻めの西本直大が前受けの近藤夏樹を押さえ、嶋田誠也が更に押さえて主導権を掴む。嶋田は後ろ見ながら徐々にペースを上げて、西本はすんなりと3番手を確保。2コーナーから西本がまくり上げて嶋田を飲み込むと、猪俣康一がゴール前は差し切った。
 「西本(直大)君は落ち着いていたしいいタイミングで仕掛けてくれた。作戦は出たとこ勝負だったので巧くやってくれましたね。自分は余裕を持って踏めているので調子は悪くないと思います」

 好位を確保した西本直大がまくりを決めて波乱を演出。
「いい位置を取れたのが大きいですね。被る前に仕掛けようとは思っていました。小倉は流れてくれるので走りやすい。ここは前回も決勝に乗っているので今回も乗りたいですね。準決が勝負なので頑張ります」
 
 人気を背負った近藤夏樹はまくり届かずで悔しさをにじませる。
「見過ぎてしまいましたね。ホームでいきたかったんですけど、ちょうど嶋田(誠也)君も踏んでいたので合わされると思って…。後ろ二人に任せてもらっていないのに申し訳ない。ただ後方から3着に届いてるので調子は問題ないです」

9R

選手の写真です。
稲吉悠大選手
 隅田洋介が赤板で中団の前田義和にふたをしながら先行態勢に入るも、打鐘前に流した所を前田がすかさず叩いて主導権を掴む。隅田は中団におさまるも、最終ホーム手前で川口公太朗が内を掬い4番手はもつれる。ペースを掴んだ前田のカカリは良く、中村良二がゴール前は絶好の展開を迎えるが稲吉悠大が3番手から強襲した。
「ラインのおかげで今期初勝利です。めちゃくちゃ嬉しいですね。内から来ていたので早めに踏ませてもらった。中村(良二)さんは仕事をしていたし、自分は脚が溜まっていましたね。展開で恵まれました」

 稲吉悠大の強襲に屈した中村良二だが表情は明るい。
「久し振りに差しの決まり手が付きました。前回も前田(義和)君と連係していて千切れていたので今日は離れないことに集中していた。去年の後半に落車してずっと感じは良くなかったんですけど、ようやく伸びた感じです」

 川口公太朗は内に被る苦しい展開をしのいでの確定板入り。
「内をしゃくっていく時も車の出はイマイチでしたね。なんか体がピリッとしない感じです。谷田(泰平)さんに任せてもらっていたのに自分だけのレースになってしまって。何とか修正して頑張ります」

10R

選手の写真です。
南潤選手
 赤板過ぎに前受けの南潤を押さえた才迫開が先行態勢に入り、小酒大勇が才迫ラインを追っていく。南は7番手まで下げて仕掛けのタイミングを図るが、才迫が打鐘4コーナーからペースアップ。小酒が2コーナーから先まくりを打ち才迫を捕えるも、その外を南が豪快にまくり切った。
「車の出がもう一つほしいですね。組み立ては中団で粘ってもヨコができないし、下げてからの仕掛けは仕方なかった。フワフワする感じがあるし、セッティングをもう少し修正してみます。初日は勝てるんですけど準決が課題なので突破したいですね」

 柴田竜史が直線で鋭く伸びて1月平以来の連対。
「小酒(大勇)君が仕掛けてくれたんで自分にチャンスが生まれた。後ろは点数のある大西(健士)さんだったし、自分が外を踏めばコースが空くと思って。今日はライン前後のおかげですね。今回は山崎(芳仁)さんにセッティングを見てもらってそれも良い感じですね」

 吉村和之が南潤に離れながらも懸命に食い下がり3着にホッと胸をなでおろす。
「踏み出しに気を付けていたんですけど厳しかったですね。自分は最短距離でと思ったんですけど南君は脚があるし、すぐに置いてかれて。腰に不安があったんですけどそれも忘れて必死でした。普通なら7着とか8着になる展開だったので凌げて良かった」

11R

選手の写真です。
山崎芳仁選手
 赤板過ぎにも隊列に動きはなく、前受けの山崎芳仁が後ろを確認しながら誘導との車間を空ける。3番手の吉田拓矢が前との車間を切り、打鐘4角で内に潜り込んだ松坂洋平を見てホームで山崎を叩きに出る。吉田のダッシュに神山拓弥は離れてしまい、山崎が離れながらも番手に嵌る。グングンと駆ける吉田を山崎が徐々に車間を詰め、ゴール前は一気に抜きさった。
「ずっと泳がされたので、ジャンで引き付けていける所からって感じでしたね。飛び付くつもりはなかったんですけど、合わせて踏んだら吉田に一気にいかれてしまって。たまたまタイミングが合った感じですね。状態は問題ないと思います」

 ホームからカマして出た吉田拓矢は援軍を失うも2着に逃げ粘った。
「いい位置だったので展開を見てと思ったんですけど、松坂(洋平)さんが内から来ていたので慌てて踏んだ感じです。ただ今回から新車なんですけど、車の出は久し振りにいいですね。ミリ単位でセッティングを修正すればもう少し良くなると思います」

 山崎芳仁の番手を回った伏見俊昭は何とか食い下がり3着。
「(山崎芳仁が)強すぎましたね。信頼して付いていたし、自分は何もしていない。とりあえず離れないようにだけ集中していました。脚の感じは悪くないです」

4R

選手の写真です。
角令央奈選手
 後ろ攻めの奥村諭志が赤板で上昇し誘導を切ると、磯川勝裕がすかさず叩く。磯川が打鐘前に流すと、佐山寛明が叩きに出て両者で踏み合いに。佐山に叩かれた磯川は3番手で粘り、終始番手絶好の展開をむかえた角令央奈が最後は鋭く抜け出した。
「何とか(佐山寛明を)残したかったですけど、外から奥村(諭志)君も見えて内にもずっと磯川(勝裕)君がいたので踏ませてもらった。勝てたのはラインのおかげですね。自分は昨年末に鎖骨のワイヤー抜いて、乗り方も周りから変わったと言われるぐらい良くなって。調子はずっといいと思います」

 後方に置かれた猪狩祐樹だが鋭くまくり上げて2着。
「いくところがなかったですね。すごいスピードレースになってしまって見てしまった。本当は奥村(諭志)君より先に仕掛けたかったんですけどタイミングも合ってしまって。あの展開で良く届いたと思います」

 しぶとくコースを突いた柴田功一郎が3着で決勝へ。
「(磯川勝裕が)内にいったんでどうしようか待って待ってになってしまった。結果的にそれが良かったのかもしれないですね。ただ連日体が重い…。なんとか決勝に乗れましたけど最低限ですね」

5R

選手の写真です。
小畑勝広選手
 赤板前から岡崎景介が中団の小畑勝広にフタをして、打鐘4コーナーから一気にスパート。前受けの鈴木裕斗が合わせて踏むと、高嶋一朗は離れてしまい岡崎の番手に鈴木がはまる。岡崎がハイペースで駆けるが、2コーナーからまくり出た小畑が前団に勢いよく迫り直線でごぼう抜きした。
「初日と同じような展開に被ってしまったんですけどあそこはもう引けなかったですね。小倉じゃなければまくれていなかったと思う。そういう意味では組み立てはまだまだですね。内容的には全然満足していないので、決勝はラインができれば積極的にいきたいですね」

 連日の先行勝負に出た岡崎景介は力強く逃げ粘り2着。
「(小畑勝広を)警戒してフタをして行ける所からからと思ったんですけど、結果的にまくられてしまったので。後ろが離れたのは分かったので、(鈴木裕斗が)もう少し車間が空かずにいてくれれば駆けやすかった。調子は特に変わらないですね」

 番手に嵌り込んだ鈴木裕斗が好展開をモノにして久し振りの優参。
「ラッキーでしたね。(岡崎景介が)きたら思いっ切り踏んで、番手か3番手に入ろうと思って。恵まれました。ドームは前橋はいつもいいんですけど小倉は良かったり悪かったりで。今回は良い方になってくれた。調子も悪くないと思います。」

6R

選手の写真です。
中村雅仁選手
 赤板で関根健太郎が押さえた所を田村風起が更に押さえて、鶴良生が打鐘で叩いて出る。3番手の中山敬太郎は大洞翔平に捌かれてしまい、鶴の3番手に田村がおさまる。ペースを掴んだ鶴が颯爽と駆けると、最終バックまで別線の動きはなし。番手で車間を切った、中村雅仁が最後はゴール前に差し切った。
「鶴(良生)君が巧く駆けてくれました。最後もタレる感じはなかったし強かった。(中山)敬太郎が後ろにいると思ったら浮いていたので、内だけは締めていました。自分は余裕を持って走れているし調子はいいですね」

 鶴良生は打鐘からの先行勝負で地元で優参。
「距離が長くてキツかった。出し切りましたね。初日は不甲斐ないレースだったので、今日は順番がきたらしっかり仕掛けることを意識していた。初日は体が重かったけど少し軽くなりました。決勝はすごいメンバーですけど地元なので勝てるように」

 好位を確保した田村風起が3着で決勝進出。
「初手の位置からなにから全て大洞(翔平)さんがやってくれました。ほんとラインのおかげです。小倉で優勝してからは優勝できていないし、決勝もまた穴を出せればいいですね」

9R

選手の写真です。
神山拓弥選手
 後ろ攻めの松坂洋平が中団の南潤にフタをしながら、打鐘で主導権を掴む。中団に入った三登誉哲が後方に下げた南をけん制すると前団と大きく車間が空く。松坂は最終ホームから徐々にペースを上げると2コーナーから仕掛けた南は不発に終わり、ゴール前は番手絶好の神山拓弥が抜け出した。
「松坂(洋平)さんが先行してくれたおかげですね。南(潤)君がきたら止めてやろうと思っていたんですけど、中々こなかったので車間を空けて。昨日はスカスカしたのでセッティングを修正したらかなり良くなった。とりあえず決勝に乗れてめちゃくちゃ嬉しいです」

 東ラインの3番手を回った伊藤大志が神山に続き2着。
「後ろは車間が空いているのは分かったし決まるかなと。最後は内か外か迷ったんですけど、神山君も余裕がありそうだったので外をいきました。体がピリッとしなかったので、シューズを換えて良くなりましたね」

 松坂洋平は果敢な先行勝負に出てラインのワンツースリーに貢献。
「先行するというよりは南君にフタをしておいて、(三登誉哲が)突っ張ったら中団に降りて南君をキメようと。三登君も中々踏まなかったので先行する形になりました。キツかったですけど、ラインで決められて良かった」

10R

選手の写真です。
松岡貴久選手
 赤板で川口公太朗が上昇し、前受けの山崎芳仁は下げてすんなりと3番手を確保。打鐘で前田義和が反撃に出るが、山崎が合わせて出て主導権を掴む。山崎ラインに切り替えた松岡貴久は1センターで伏見俊昭を掬い番手を奪うと、直線で鋭く抜け出した。
「(前田義和が)浮いてしまったので切り替えるしかなかった。稲吉(悠大)が付いているし前々にいきましたけど気付いたらいなかったですね。脚に余裕はあったし今日は対応できた」

 松岡貴久に掬われた伏見俊昭だが立て直して2着に食い込んだ。
「不意打ちでしたね。内を締めていると思ったんですけどちょうど車間を空けた時に、空いてたみたいですね。最後は踏み過ぎると残せないし、(山崎芳仁が)残ってくれて良かった」

 打鐘からカマした山崎芳仁が3着で決勝進出。
「川口(公太朗)君が突っ張るなら3番手でも良かったし、(前田義和が)来たときに合わせて踏んでそのまま駆ける形になりました。初日もそうですけど反応できているし、感性で動けていますね」

11R

選手の写真です。
小林大介選手
 不破将登が赤板で前受けの近藤夏樹にフタをするも、近藤は突っ張り切る。不破は3番手に入りたい体制を立て直すが、打鐘過ぎに吉田拓矢が一気にスパート。近藤をホーム過ぎに叩き切ると、ゴール前は小林大介が差し切った。
「吉田(拓矢)君はさすがの強さでした。気を抜けば離れそうな感じだったし今日はそこに集中していた。最後は交わせましたけど自分の持ち味はそこなので。しっかり付け切れているし調子も問題ないですね」

 ホームからカマした吉田拓矢は僅かに末の粘りを欠き2着。
「(小酒大勇の)動きが気になってワンテンポ仕掛けるのが遅くなってしまった。ただ最後まで踏めている感じはありますね。抜かれないと思ったんですけどしょうがない。昨日から少しセッティングを修正しましたけど新車の感じもいいですね」

 柴田竜史が直線で差し脚を発揮して3着で優参。
「近藤(夏樹)君が作戦通り全部やってくれました。自分は脚を溜められたしその分伸びましたね。ずっと最近は落車の影響で良くなかったですけど、前回から兆しも見えてようやく上向きです」