綺麗な3分戦となったA級初日特選。その中でも相性の良さを示すのは千葉コンビだ。
番手を回る須藤悟は「小野さんにはA級時代に初優勝を獲らせてもらってそのときはワンツー。そのイメージが色濃く残っているので、今回も2人で決めたいですね」とやる気満々だ。
先頭の小野裕次は「コメントは自力自在。これからは自在もやっていかないといけないと思っている。S級でタテだけでは勝てないとわかったので。だからと言って消極的なレースをするわけじゃない。タイミングがきた所で仕掛けていく」とロングスパートも辞さない構え。
東矢昇太は降級初戦の小松島準決で落車。
「怪我はそこまでひどくなかったけど、ケアはしてきた。まずは走ってからですね。特選ってこともあるので、初日の一走で感触を確かめたい」
守谷陽介は「S級時代にここで優勝したこともあるし、A級でも相性が良いバンク。前回地元戦では勝てなかったけど、ここで今年初勝利を挙げたいですね。一発狙ってます」と見逃せない存在だ。
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4分戦の細切れ戦。成長を続ける小森貴大はライン2車でも主導権を譲らない様子。
「着はバラついているのは自覚している。でも少しずつ良くなってきているし、まだまだ力を付ける段階。木村(弘)さんは同型だけど、踏み合ってでも主導権は取るつもり」とスタイルは崩さない。
戸田洋平は和歌山記念を欠場したが、きっちり調整きた。
「体調を崩して和歌山記念は欠場。体調も戻して練習もできたので不安はないですね。積極型が多いので、自分たちに展開が向きそうな感じがする」
一撃を狙っているのは森山智徳だ。
「12月に入ってからしっかりと動けているし、記念開催でも着に絡めている。初日は面白い構成ですね。小森君と木村君が踏み合ってくれそうだし、展開が向きそう。そうなれば行ける感じがするので、三登君より先に仕掛ける」と穴を空ける可能性も。
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8場所連続で予選で確定板入りしている阿部力也が中心。
「11月の松戸でF1戦2度目の優勝。ここまで良い調子なのは自分でもびっくりしている。追い込みになって良かったと本当に思っている。しっかりと脚を溜めて勝負できている。初日も根本さんを援護したい」と笑顔で答えてくれた。
山形一気は総力戦の構え。
「まさか目標がいないとは。誰かしら前がいるものだと思っていた。腹を括るしかないですね。中村さんに頑張ってくれと言われたので、タテヨコ何でもやっていきたい」と縦横無尽の攻めで本線を脅かすか。
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立川記念で復帰した山田庸平だが、前回の結果には全く満足しておらず、今開催にぶつけるつもりだ。
「前回は久しぶりのレースだったのもあるけど、思った以上に動けなかったですね。あっ旋停止から復帰までにこつこつとやっていたことを出し切れなかった。まずは走ってみてだけど、結果を出したいですね」
山田の番手を回るのは状態を上げている桑原亮。
「地元の久留米を走ってから状態よりも流れが良いですね。今年一発目だった前回の和歌山記念でも凄く流れが良かったし、その流れに巧く乗れている。今回も初日から山田君が目標だし、しっかりと付いていって、この流れを止めないようにしたい」
近藤夏樹は決勝にこそ上がれていないが大崩れが減った。
「状態はボチボチって感じですね。今は良くも悪くも状態の変化に波がない。小倉バンクは軽いイメージがあるし、行ける所を逃がさずに仕掛けたい。小田原より走りやすいと思うし、前回より良い結果を出せるんじゃないかな」
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当所初登場となる森田優弥が予選のメインを務める。
「実戦では小倉バンクは初めてだけど、A級時代から九州地区は得意だったので心配はしていない。指定練習でバンクの感じを確かめたい。前回の和歌山記念から中3日だけど普段通り練習できた。今回は前回の和歌山に続いて師匠(山信田学)と一緒なので、どこかで連係したいですね」
番手を回るのは松永将。
「彼の番手回りは初めてだけど、3番手はあるので、彼の走り方はわかっている。練習もしっかりとできたので、しっかりと付いていくのみ」と集中力を高めていた。
栗山俊介は本調子に戻そうと必死だ。
「前回の四日市は10月に落車した怪我の影響で組み立てとかがおかしくなってしまった。そこから中5日だけど、ケアもしてしっかりと練習もしてきたので、相手は強いけど、出し切る走りできっかけを掴みたいですね」
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競輪祭での活躍が懐かしい柴崎淳が初日特選の主役だ。
「競輪祭終わってから一気に張り詰めていたものが落ちてしまった。それが前回のダメさに繋がってますね。でも今回は四日市から小倉で、昨年の四日市記念から競輪祭と同じ流れ。もう一度気持ちを入れ直さないとですね。それにダービーの特選を回るためにも賞金の上積みをしないとダメで、選考期間が今月までなので、何がなんでも勝ちたいですね」
番手を回るのは衰え知らずの小嶋敬二。
「直前にマッサージを受けてきた。柴崎とどちらが前でも良かったけど、メンバー的にも柴崎が前の方が、面白いでしょ。競輪祭でも強かったしね。俺はしっかり付いていくだけ」
ヤンググランプリで落車した野口裕史だが、前回の初日特選では逃げ切り。
「S級では初めての落車。A級で何度も落車してその時の教訓が生きている。それに先輩方にも色々聞いて、まずは怪我を直して、状態を戻すのが第一。まだ本調子ではないけど、レースになると何も考えないタイプなので、後ろが競りでも出し切る競走をするだけです」
和田健太郎は立川記念の落車でフレームが壊れ昔のモノを今回から使う。
「フレームがぶっ壊れたので、昔のモノを使う。小倉はドームで寒くないので、セッティングとかを調整しやすい。この後は高松記念に全日本選抜も控えているので、今回でセッティングとかのアタリを付けたいですね。競りになったのは仕方のないこと。後ろは白戸さんだし、頑張って競りを凌がないとダメですね」
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