KEIRIN EXPRESS

全国の競輪開催案内のポータルサイト

小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ九州スポーツ杯

1.18Sat 19Sun 20Mon

次回開催

F1

1/24 ・25 ・26

検車場レポート

  • 1/17 Fri.  (前検日)
  • 1/18 Sat.  (1日目)
  • 1/19 Sun.  (2日目)

6R

選手の写真です。
須藤悟選手
 綺麗な3分戦となったA級初日特選。その中でも相性の良さを示すのは千葉コンビだ。
 番手を回る須藤悟は「小野さんにはA級時代に初優勝を獲らせてもらってそのときはワンツー。そのイメージが色濃く残っているので、今回も2人で決めたいですね」とやる気満々だ。
 先頭の小野裕次は「コメントは自力自在。これからは自在もやっていかないといけないと思っている。S級でタテだけでは勝てないとわかったので。だからと言って消極的なレースをするわけじゃない。タイミングがきた所で仕掛けていく」とロングスパートも辞さない構え。
 東矢昇太は降級初戦の小松島準決で落車。
 「怪我はそこまでひどくなかったけど、ケアはしてきた。まずは走ってからですね。特選ってこともあるので、初日の一走で感触を確かめたい」
 守谷陽介は「S級時代にここで優勝したこともあるし、A級でも相性が良いバンク。前回地元戦では勝てなかったけど、ここで今年初勝利を挙げたいですね。一発狙ってます」と見逃せない存在だ。

7R

選手の写真です。
小森貴大選手
 4分戦の細切れ戦。成長を続ける小森貴大はライン2車でも主導権を譲らない様子。
 「着はバラついているのは自覚している。でも少しずつ良くなってきているし、まだまだ力を付ける段階。木村(弘)さんは同型だけど、踏み合ってでも主導権は取るつもり」とスタイルは崩さない。
 戸田洋平は和歌山記念を欠場したが、きっちり調整きた。
 「体調を崩して和歌山記念は欠場。体調も戻して練習もできたので不安はないですね。積極型が多いので、自分たちに展開が向きそうな感じがする」
 一撃を狙っているのは森山智徳だ。
 「12月に入ってからしっかりと動けているし、記念開催でも着に絡めている。初日は面白い構成ですね。小森君と木村君が踏み合ってくれそうだし、展開が向きそう。そうなれば行ける感じがするので、三登君より先に仕掛ける」と穴を空ける可能性も。

8R

選手の写真です。
阿部力也選手
 8場所連続で予選で確定板入りしている阿部力也が中心。
 「11月の松戸でF1戦2度目の優勝。ここまで良い調子なのは自分でもびっくりしている。追い込みになって良かったと本当に思っている。しっかりと脚を溜めて勝負できている。初日も根本さんを援護したい」と笑顔で答えてくれた。
 山形一気は総力戦の構え。
 「まさか目標がいないとは。誰かしら前がいるものだと思っていた。腹を括るしかないですね。中村さんに頑張ってくれと言われたので、タテヨコ何でもやっていきたい」と縦横無尽の攻めで本線を脅かすか。

9R

選手の写真です。
山田庸平選手
 立川記念で復帰した山田庸平だが、前回の結果には全く満足しておらず、今開催にぶつけるつもりだ。
 「前回は久しぶりのレースだったのもあるけど、思った以上に動けなかったですね。あっ旋停止から復帰までにこつこつとやっていたことを出し切れなかった。まずは走ってみてだけど、結果を出したいですね」
 山田の番手を回るのは状態を上げている桑原亮。
 「地元の久留米を走ってから状態よりも流れが良いですね。今年一発目だった前回の和歌山記念でも凄く流れが良かったし、その流れに巧く乗れている。今回も初日から山田君が目標だし、しっかりと付いていって、この流れを止めないようにしたい」
 近藤夏樹は決勝にこそ上がれていないが大崩れが減った。
 「状態はボチボチって感じですね。今は良くも悪くも状態の変化に波がない。小倉バンクは軽いイメージがあるし、行ける所を逃がさずに仕掛けたい。小田原より走りやすいと思うし、前回より良い結果を出せるんじゃないかな」

10R

選手の写真です。
森田優弥選手
 当所初登場となる森田優弥が予選のメインを務める。
 「実戦では小倉バンクは初めてだけど、A級時代から九州地区は得意だったので心配はしていない。指定練習でバンクの感じを確かめたい。前回の和歌山記念から中3日だけど普段通り練習できた。今回は前回の和歌山に続いて師匠(山信田学)と一緒なので、どこかで連係したいですね」
 番手を回るのは松永将。
 「彼の番手回りは初めてだけど、3番手はあるので、彼の走り方はわかっている。練習もしっかりとできたので、しっかりと付いていくのみ」と集中力を高めていた。
 栗山俊介は本調子に戻そうと必死だ。
 「前回の四日市は10月に落車した怪我の影響で組み立てとかがおかしくなってしまった。そこから中5日だけど、ケアもしてしっかりと練習もしてきたので、相手は強いけど、出し切る走りできっかけを掴みたいですね」

11R

選手の写真です。
柴崎淳選手
 競輪祭での活躍が懐かしい柴崎淳が初日特選の主役だ。
 「競輪祭終わってから一気に張り詰めていたものが落ちてしまった。それが前回のダメさに繋がってますね。でも今回は四日市から小倉で、昨年の四日市記念から競輪祭と同じ流れ。もう一度気持ちを入れ直さないとですね。それにダービーの特選を回るためにも賞金の上積みをしないとダメで、選考期間が今月までなので、何がなんでも勝ちたいですね」
 番手を回るのは衰え知らずの小嶋敬二。
 「直前にマッサージを受けてきた。柴崎とどちらが前でも良かったけど、メンバー的にも柴崎が前の方が、面白いでしょ。競輪祭でも強かったしね。俺はしっかり付いていくだけ」
 ヤンググランプリで落車した野口裕史だが、前回の初日特選では逃げ切り。
 「S級では初めての落車。A級で何度も落車してその時の教訓が生きている。それに先輩方にも色々聞いて、まずは怪我を直して、状態を戻すのが第一。まだ本調子ではないけど、レースになると何も考えないタイプなので、後ろが競りでも出し切る競走をするだけです」
 和田健太郎は立川記念の落車でフレームが壊れ昔のモノを今回から使う。
 「フレームがぶっ壊れたので、昔のモノを使う。小倉はドームで寒くないので、セッティングとかを調整しやすい。この後は高松記念に全日本選抜も控えているので、今回でセッティングとかのアタリを付けたいですね。競りになったのは仕方のないこと。後ろは白戸さんだし、頑張って競りを凌がないとダメですね」

6R

選手の写真です。
東矢昇太選手
 打鐘前で押さえた小野裕次が踏み上げると7番手から巻き返しに出た守谷陽介が最終ホームで叩き切る。するとすかさず東矢昇太がまくり上げると逃げる守谷を2センターで捕らえてそのまま押し切った。
 「展開が向いたって感じですね。ただレースのスピードと合わずに突っかかっている感じ。そこは修正しないとですね。落車の影響もないですね。体に違和感もないし、いきたい所でしっかりと踏めている。この調子で準決も戦いたい」
 佐伯翔は切り替えて伊藤健詞を追い気味に直線で鋭く外を伸びて2着に入った。
 「前の動きを待ってから動いた感じですね。コースも探したってよりも伊藤さんに切り替えていった感じ。最後は全然、1着と距離があると思ったけど、スローで見ると結構迫っていたんですね。惜しかった。でも伸びていますね」
 叩かれ大敗の小野裕次は仕掛けを反省。
 「迷いながら踏んでしまった。もう腹を括って逃げれば良かった。その前も出切る所もどうしようって感じで考えながら出てしまった。もっとシンプルに考えれば良かったですね。そこは反省。準決は躊躇せずに仕掛けたい」

7R

選手の写真です。
小森貴大選手
  後ろ攻めから上昇してきた木村弘を突っ張る素振りを見せた前受けの小森貴大は車を下げて打鐘前で3番手に入る。最終ホームを一本棒で通過すると小森が鋭くまくり上げて前団を飲み込んだ。
 「突っ張るつもりだったけど、木村さんが予想以上に踏んだので、3番手に下げましたね。そこからは落ち着いて冷静に仕掛けることができた。まくり切れているので、感触は問題なし。立川に比べるとバンクが軽いから最後の方はスカスカしました(笑)。少しその辺を修正するかも」
 5番手を確保した森山智徳が中村一将を交して2着。
 「展開一本。三登さんを後方に置くのがセオリーだし、その通りの組み立てができたし、最後は安全に仕掛けた。中村さんを交せたのは良かった。車の出も良いし、2着で勝ち上がれたのは嬉しいですね」
 中村一将は小森とワンツーならず3着。今の状態を受け止めつつ、小森の仕掛けを褒め称えた。
 「小森君は走り方が巧い。市田さんの指導が巧い証拠ですね。レースが上手。安心して付いていられた。続けなかったのは自分の力不足。少しずつでもいいから状態を上げていきたいですね」

8R

選手の写真です。
根本哲吏選手
 前受けの根本哲吏は赤板過ぎに車を下げるが打鐘で5番手の位置で山形一気と併走状態になる。山形に締め込まれて車を下げた根本だが、立て直して2コーナーからまくり上げると好スピードで前団に迫り4コーナーの下りでもうひと伸びして白星スタートを決めた。
 「初手の位置取りは良くなかったですね。組み立ても失敗でしたね。それでも届いたのは良かったし1着は走れている証拠だと思う。後ろに迷惑かけてしまったけど。組み立ては修正が必要ですね。でも勝てたのは自信になる」
 山形一気は打鐘過ぎに根本を締め込み内を掬っていくと四元を捌いて番手を確保。直線で抜け出すも根本に伸び負け2着。
 「悔しい。1着と思ったら外で止まっていた根本さんが直線でグイっと伸びてきた。一度外に振れば良かったですね。組み立てはノープラン。巧く潜り込めて良い位置を取れた。今回から使ったことのない部品とかを試したけど、良い感じ。微調整が必要なので、準決は今日より良くなると思う」
 阿部力也は3着で確定板入りも納得していない様子。
 「この3着はダメですね。あのキツい展開でも根本さんを交さないと。根本さんは脚があるのに何するか分からないから追走が難しい。もう少し余裕を持って追走することを今日で学びました。最後の伸びも良くなかったので修正したい」

9R

選手の写真です。
桑原亮選手
 後ろ攻めから小林伸太が叩くと追った山田庸平が中団を確保。先頭に立った小林がペースを上げると山田が2コーナーから一気にまくる。川口満宏のけん制を軽々と乗り越えてライン3車で出切ると最後は桑原亮が差し切った。
 「良い流れに乗れている。山田君も組み立てが巧かった。すんなりと中団を取ってくれて、早めのタイミングでまくってくれた。加速も凄かったしタイムも出ていると思う。ただ踏み出しで相変わらず遅れているので、そこは反省点ですね」
 山田庸平はラインを上位独占に導くもレース勘を取り戻せていない様子。
 「中団すんなり取れてそこからまくって前までの感じなら押し切っているのに差されている。レースで余裕がない。前までならスピードが上がっても余裕があるのに全然ない。レース勘が戻っていないからでしょうね。ここは我慢して走って戻していくしかない」

10R

選手の写真です。
森田優弥選手
 前受けの森田優弥は上昇してきた栗山俊介を赤板過ぎで突っ張る。そこからペースに持ち込むと打鐘過ぎに吉永和生が追い上げて番手がもつれる。それでも森田はペースで踏み後続を千切ると悠々と押し切った。
 「小倉は重すぎ。別線の仕掛けが遅かったから突っ張ったけど、後ろがごちゃごちゃしだして何だこれと思いながら踏んでました。中途半端に踏み上げて過去一番、レースが終わってから脚が痛い。一回でもガツンと踏めばよかった。ずっとミドルペースで踏んでしまった。重かったのでその辺も考えて走りたい」
 齋藤友幸は後方でじっくりと脚を溜めると2コーナーからまくり2着。
 「詰まった所で仕掛けようと思っていてここって所で吉永さんが追い上げたりして行ける所がなかった。しいていえばホームでカマせば、良かったかもしれないが、それでも森田君に合わされて終わっていた可能性がある。それぐらい森田君が強かった」
 栗山俊介は森田に突っ張れるも立て直して吉永の後ろを取ると直線で伸び確定板入り。
 「作戦では切って踏んで、ホームで森田君が仕掛けてきたら飛び付きも考えていた。難しい展開になったけど3番手で巧く凌げた。最後は吉永さんの動きを見てしまった。内に行きたかったけど、締められそうなので、外を選択した」

11R

選手の写真です。
柴崎淳選手
 赤板で中団の野口裕史が反撃を開始すると大坪功一が和田健太郎に競り勝つ。野口が先頭に立つも前受けした柴崎淳が3番手に入り打鐘を通過。野口がグングンとペースを上げて最終ホームを通過すると3コーナーから柴崎が快スピードでまくり後続を千切ってゴールした。
 「作戦では下げて7番手から巻き返すつもりだったけど、あんないい形で3番手に入れるとは。打鐘で仕掛けようと思ったけど、野口さんが思いっ切り踏み上げたので、そのまま3番手で良いかなと。もし4番手ならもう少し早めに仕掛けましたね。でも勝ち切れているので、悪くはないでしょう」
 和田健太郎は大坪に競り負けるも立て直して追い上げる。最終ホームで柴崎の後ろにおさまるとそのまま追って2着に入るが反省しきり。
 「競り負けたのが全て。野口君にも白戸さんにも迷惑をかける形になった。もっとしっかりと勝負しないとダメですね。その後は踏み続けて2着なので、脚の状態はボチボチ。今回から使っているフレームも悪くないですね」
 野口裕史は3着に逃げ粘るも改良の余地あり。
 「スタートが本当に苦手。全力で取りにいったけど、前受けできなかった。後ろが大坪さんなのはビジョンを見てわかっていた。打鐘過ぎに柴崎君が外に持ち出したので、カマしてくると思って踏み上げたのにこなかったので、あそこは回しながら踏んでいれば、最後の粘る余力を残せていたと思う。そこですね、反省する所は。もう少し巧く回しながらというか、相手の動向をキッチリと確認すれば良かった」

4R

選手の写真です。
山口敦也選手
 前受けの山口敦也は佐山俊樹が赤板で上昇してくると車を下げる。中団で守谷陽介と併走になるも守谷が打鐘4コーナーで叩いてホームを通過。すかさず巻き返した山口が一気に前団を飲み込むと後続を引き連れてゴールした。
 「良い意味で変わりのない状態ですね。決勝に乗れて良かったけど、優勝が遠いですね。今日は気持ちが入っていた。何でもするっていう気持ちがレースで良い方向に向いていますね。ライン3人で決められたのも良かったですね」
 米原大輔は山口に迫り2着。
 「山口君がすかさず仕掛けてくれた。守谷君も併走でかなり脚を使っていたね。余裕があったから抜けるかなと思ったが、最後は山口君にもうひと踏みされた。初日より良いかなって思うけど、まだまだ全然ですよ」
 田中洋輔は決勝進出を決めて嬉しさを爆発させた。
 「いつ振りの決勝かな。覚えていない。去年の高知で失格してから尻に火が付いて、そこから練習をまじめにやった成果が少しずつ出てきて今回決勝に乗れた。嬉しいですね。決勝も頑張りたい」

5R

選手の写真です。
須藤悟選手
 前受けから車を下げた久樹克門が打鐘4コーナーで反撃を開始すると掬って先頭に立っていた小野裕次が最終ホームで番手に飛び付く。最終3コーナー過ぎに三好陽一を捌いて番手を奪い取ると最後は脚を溜めていた須藤悟が中を割って突き抜けた。
 「初日の朝にバンクで2周モガいて初日は重かったけど、それが今日に生きている。初日より全然、感じが良いですね。小野さんも番手にいってくれて、しっかりと捌いてくれた。心強いですね。小野さん様様です」
 小野裕次はタテヨコ踏み分けて2着に入った。
 「何とか動けていますね。気持ちを入れて準決走りました。気持ちの面で走ることが自分は多いので。調子よりも気持ち。3人で決められなかったのは残念だけど、初日より動けたのは良かった」
 久樹克門は後続がもつれる展開になるも3着に粘り込んだ。
 「ギリギリでしたね。最後は神様、仏様師匠様と思ってハンドルを投げた。レースは引くタイミングがまだわかっていないですね。7車立だったり9車立だったりで、タイミングがおかしくなっている。でもその中でレースはできている。師匠から優勝してこいと言われているので決勝は頑張りたい」

6R

選手の写真です。
佐伯翔選手
 在本直樹が赤板過ぎに切ると丹波孝佑が叩いてペース駆け。最終ホームを一本棒で通過すると7番手からまくり出た東矢昇太野進みも悪く、伊藤健詞に絶好も3番手で脚を溜めていた佐伯翔が鋭い伸びで突き抜けた。
 「丹波君のおかげ。しっかりと逃げてくれた。最後もしっかりと伸びていますね。練習の成果が出ている。決勝も脚を溜めて突っ込みたいですね」
 屋宜浩二は東矢に惰性を貰ってコースを縫って佐伯に迫る2着。
 「前の様子を見ながら入っていった。コース取りも問題なかったし、最後も踏めている。でも疲れが残っていて、フォームが取れていない。ダウンをしっかりとして疲れを取りたい」
 伊藤健詞は絶好展開を迎えるも伸び切らず3着。
 「久し振りの決勝ですね。丹波君が良い感じで駆けてくれてこれはラインで決まると思ってギリギリまで待ってから差しにいったら、外と内から凄い勢いで来て残し切れず、自分も踏むのが遅れてしまった。やってしまいましたね。反省します」

9R

選手の写真です。
森田優弥選手
 栗山俊介が叩いて先頭に立つとまき返す森田優弥に合わせて踏み上げる。中団で外併走する森田は打鐘4コーナーから再び踏み上げると栗山を2コーナーの入り口で捕らえる。2センターでも山田庸を自ら外に振ると後続を振り切ってゴールした。
 「初日よりキツかった。過去一番の苦しさですね。朝倉さんから栗山さんが全力で踏んで併走状態もあると言っていてその通りの展開になった。だから少し休んで行ける所でと思って4コーナーからまた踏みました。山田さんがきたので、外に振った。真っ直ぐ走れないですね。少し勝ち癖が悪いというか、勝ち方が良くないですね」
 山田庸平は2コーナーで林に張られるも耐えて、2センターでも森田に外に振られるが、耐え切り2着に。
 「少し踏み出しが遅れた分、林さんに振られた。森田君は終わったと思ったけど、あそこからまた踏むとは凄い。だから慌ててスイッチした分、遅れた。出し切るレースができているし、日に日に感じは良くなっている」
 林巨人は栗山ラインの3番手で2コーナーで山田を張った勢いで前へ踏むと直線で中を鋭く伸び確定板入り。
 「あの展開で森田君がホームでくるとは思っていなかった。併走状態がわかったので、よし良しと思ったら、ホームできたのであれでは小嶋さんも対応できないですよね。その後も山田君がきたからすかさず止めにいったけど、止め切れず、小嶋さんを入れる余裕もなかったので、前へ踏ませてもらった。やっぱり小倉は良いですね。走りやすいし、自信になる」

10R

選手の写真です。
野口裕史選手
 野口大誠が赤板過ぎで切るも打鐘で小森貴大が叩き返して主導権。すると前受けから下げていた野口裕史がすかさず反撃。逃げる小森を2コーナー手前で捕らえると後続を振り切って押し切った。
 「小森君が叩いてくれると思ったらその通りになって、小森君も自分の仕掛けが見えていないと思って、ホームで行くべきだと思った。タイミングも良くて、距離も短くて良かった。今日は軽すぎるぐらいで、アタリがなくて、スカスカしたのでそのへんは修正しないと。決勝は森田君との負けられない戦いなので」
 和田健太郎は交せず2着。
 「野口裕君が普通に強い。タイムも出ていると思う。カマシ(公式はまくり)で距離も短かったしね。自転車はボチボチ。フレームは調整しながらですね。立川までのやつとは違うので。今日はラインでも決まったので良しとしたい」
 三宅伸は千葉勢に食らいついて3着に。
 「よーついていったと思うよ。野口裕君はグングンと伸びていった。競輪人生約30年で、50歳越えてようやっとると自分でも思う。付くか切れるかの間で走っている感じですからね」

11R

選手の写真です。
大坪功一選手
 別線が切り合う中、車を下げた柴崎淳は打鐘前で内に差すもすぐに車を下げ切り4コーナーから一気にスパート。最終ホームで別線を置き去りすると最後は大坪功一がゴール寸前で交わした。
 「柴崎君が強かった。逃げてくれたから差せただけで、本来のまくりなら差せていないと思う。それぐらい柴崎君が強かった。地元で決勝に乗れたこともホッとしている」
 柴崎淳は逃げ切りで別線を封じてラインを上位独占に導いた。
 「先行は考えていて、準決は力勝負でいこうと思っていた。行けるなら長い距離を踏もうと思っていた。きつかったですね。先行したのなんか久し振り。抜かれたけど、まああんなものですよ。打鐘前で内に差し込んでしまって、それがなければ、もっと早めに仕掛けていた。直前のオッズを見てやる気スイッチを入れている。F1戦では負けられないし、内容にもこだわって走りたい」
 坂本晃輝は離れながらも懸命に追って3着に入った。
 「柴崎君が出切ってからも下りずに走ってくれたおかげで、追いつくことができた。彼が下りていたら、俺は飛ばされていた。俺が1番キツかったでしょ。自力でモガいた感じみたい。何とか食らいつけた」