前期Ｓ級の小林申太、小林令に内藤高裕と力のある選手がそろった関東勢が中心だ。小林令はＳ級で追い込み転向をアピールして連対も多かった。11月立川の落車から復帰した12月平こそ振るわなかったが、ここまでには時間もあり立て直してくるだろう。ここ２場所連続で決勝進出を逃してはいるものの、内藤はまくり兼備のタテ攻撃で優勝を争う一人。むしろ不安なのは降級後もピリッとしない小林申の状態か。
吉原友彦、小菅誠の神奈川コンビも強力だ。吉原は２期連続のＡ級。前期は優勝こそ１回だが、コンスタントに優出していたし、まくり主体とはいえ思い切った仕掛けもある意外性の選手だ。ここも同型が手薄なら思い切った仕掛けで別線を脅かすか。小菅は降級初戦の小田原で決勝２着。ここも吉原という同県の好目標があるだけにチャンスがありそうだ。
地元、九州勢にとっては復調著しい井上将志の存在が頼もしい。中園和剛、坂本晃輝と追い込み陣はそろっているだけに、井上を先頭に強力なラインを作れれば他地区のライバルを迎え撃てる。
榊原洋、高橋清太郎の岡山コンビに近況好調な坂本毅はスジの目標が手薄な点をどう克服するかだ。
