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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ協和食品杯

2.3Sun 4Mon 5Tue

次回開催

F2

2/9 ・10 ・11

検車場レポート

  • 2/2 Sat.  (前検日)
  • 2/3 Sun.  (1日目)
  • 2/4 Mon.  (2日目)

5R

選手の写真です。
小林泰正選手

 昨年四日市で行われたレインボーカップチャレンジファイナルで特別昇班を決めた小林泰正が小倉バンクに初登場。昇班後の宇都宮でいきなりA級初Vを決め、今年初戦の奈良では完全Vといまや飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
 「3月にルーキーチャンピオン(若鷲賞)を走ることが決まったので、嬉しいですね。2月は斡旋が前半に2本だけなので、そこからルーキーチャンピオンに向けて仕上げていきたい。それまで変な走りだけはしないようにしたいですね。同期は(S級に)特進を決めているが、自分は焦って特進を狙うより、今はレースの流れを覚えて力を出し切ることが目標です」とあくまでもマイペースに、そして着実に力をつけることを重要視している。「鈴木(龍之介)さんとは昇班初戦の宇都宮で連係したが、その時はまだまだ組み立てが甘くて後ろを連れ込めなかった。今度はしっかり連れていきたい」と関東ワンツーを決めるべく、初日は早めの仕掛けを心掛ける。
 小林が大本命のレースだが、崩すとすれば好調ムードの宮崎一彰か。
 「状態は悪くないし、チャンスがあれば仕掛けたい。昨年までのチャレンジ戦で、若い選手を相手に力勝負できたことが自信になったので、それが今の成績に出ている。小林君とはチャレンジ時代に2回戦っているので、強さは知っている。なんとかできれば」と3度目の正直を狙って、猛抵抗を試みる。

7R

選手の写真です。
月森亮輔選手

 昨年後半から調子を上げている月森亮輔は今年3場所走って2度の優参。恵まれた体格を生かしたパワフルな走りで、別線を迎え撃つ。
 「昨年の8月から練習を変えて、街道に行くようになった。そして色々考えて乗るようになったら、自分でもびっくりするくらい成績が上がりました」と練習方法がマッチしたようで、成績が急上昇。「前回は落車の影響が多少なりともあった。ここまではしっかり練習できたので、いまは体も大丈夫です」と十分に調整をして、コンディションを整えてきた。
 月森に任せるのは牧剛央。元福岡籍として地元のつもりで今開催に臨む。
 「月森君とは初連係だけど、レースは見ているのでね。良いレースをするので楽しみですよ」と期待を寄せる。「元地元ってことで良い番組を用意してくれたのかな。番組に感謝ですね。昨年の広島記念2日目からフレームを換えて、その時は凄く感触が良かったけど、その後の高知では思ったように走れず悔しかった。前回の松阪記念後はしっかり休んで調整程度にやってきた。調子は悪くないので、今回は結果を出したい」
 上原龍も好気配が漂っており、見逃せない一人。今年は立川記念と大宮記念で1予を突破するなど、ツボに嵌った時の破壊力は点数以上だ。
 「雪の影響もあって室内練習を中心にやっていたが、直前は諸橋愛さんに誘われて前橋で良い練習をしてきた。初日は良い位置を取って、そこから勝負ですね」


 

8R

選手の写真です。
矢野昌彦選手

 前回の大宮記念で決勝に進出した矢野昌彦は現在復調ムード。
 「昨年の前半までは半年に一度サドルが壊れて、毎回換えていたのでセッティングが噛み合っていなかったが、8月にフレームを換えて以降はサドルも壊れずにセッティングも馴染んできた。そして11月の高松からシューズの調整が上手くいって、色々と噛み合ってきた感じ」とようやく本来の力を発揮できているようだ。「体の使い方も良くなってきたし、それに伴って成績も上がってきた。いまは110点くらいあった時の脚の感じに戻っている」と良い手応えを掴んでおり、「後手を踏まないように、まずは予選をクリアしたいですね」と初日に臨む。
 野口大誠は前回の別府で落車。欠場明けの一戦で状態が気がかりだが、「体は擦過傷くらいだったので大丈夫。自転車もビルダーさんに修正して貰ったし、練習した感じも問題なかった」と不安なしを強調。「地元の加倉(正義)さんに任されたし、頑張りたいです。矢野さんは(組み立てが)淡泊だし、行ける所からしっかり仕掛けます」
 器用な荻原尚人の動向にも注目したい。
 「状態は変わらず、悪くないかな。前回小田原の前に競輪学校に2週間くらい合宿にいって、その後は宮城に戻って練習した。自分らしく何でもありで戦います」と総力戦で臨むだけに、混戦を演出すれば波乱の決着も十分にあり得そうだ。

9R

選手の写真です。
小原唯志選手

 点数最上位の小原唯志がこのレースの中心。
 「小倉は走り易いし、良いイメージがある。二人(伊原克彦と松岡孝高)とも積極的なタイプではないし、主導権を取れればイケるんじゃないかな。いつも通りに武田(豊樹)さんや吉澤(純平)君と一緒に練習してきたし、脚は大丈夫。前回の地元開催でも体調は良かったし、引き続きキープできている」と持ち前の機動力を存分に発揮して白星を狙う。
 東日本スジで小原に託すのが山田幸司
 「小原君は強いし、(その番手というのは)良い位置ですね。自分の調子は悪くないし、前回の小田原後も軽く練習できたので状態はキープできている」と気配は良好。最終4コーナーを絶好の展開で迎えれば、最後は鋭い決め脚を発揮しそうだ。
 和歌山記念で途中欠場の松岡孝高だが、直前の練習で自信を深めた様子。
 「和歌山最終日にインフルエンザになってしまった。しっかり休んでその後に練習をしたら、同県の練習仲間が相当仕上がっていると言ってくれた。自分自身でも手応えは悪くなかったです。小倉は確定板に数多く乗っているし、悪いイメージはない。レースの流れに応じて、逃げでもまくりでも何でもやりますよ」

10R

選手の写真です。
神田紘輔選手

 直近の競走得点で最上位の神田紘輔は今シリーズの優勝候補。2班の為に予選回りも、ここでは負けられない立場。
 「直前はバイク誘導をメインに練習してきました。神田龍君とはワンツーもあるし、連係は何度かある。最近は流れも良いし、まずは予選をしっかり突破したいですね」と呼吸の合う神田龍を目標に、鋭い差し脚を披露するはず。「今年はS級での初Vが目標。あとは記念で決勝3着以内に入ること。今回は優勝を狙いにきました」と虎視眈々と初優勝を見据えており、G1の全日本選抜競輪が間近に迫っているため、通常よりもやや手薄な今シリーズでは、普段以上にチャンスがありそうだ。
 神田紘に前を託された神田龍は前回の地元記念で予選こそ残念だったが、2日目以降は確定板を外していない。
 「地元記念の後半(3日目、4日目)は良かったですね。いつも通りに練習して、気持ちを入れて走っていたので。小倉は久しぶりです。掛水(泰範)さんが調子良さそうなので、注意しながら仕掛けたい」
 今期から再びS級に昇級した掛水泰範は奈良、松阪記念と2場所走っていずれも初日は勝ち上がっている。
 「成績にムラがあるので、安定して良い成績を出せるようになりたい。初日はぶっつけ本番で3・92のギアを使うので、それがどうなるかな。良い方向に出てくれれば」と更なる上積みを求めており、一変する可能性も十分にありそう。

11R

選手の写真です。
永井清史選手

 傑出者不在で混戦ムードの初日特選。地元の田中誠と山形一気が岡崎智哉の後ろで競ることになっただけに、ここは実績のある永井清史に食指が動く。
 「広島記念を腰痛で欠場後はあっせんをしない処置で間が空きました。練習ばっかりしていたので、脚自体に不安はない。あとはレース勘だけですね」と状態に関しては問題ないだけに、あとは久々の実戦がどう影響するか。
 永井の番手を回る坂上樹大は終始リラックスムード。
 「永井君はめっちゃ練習していたんでしょ?めっちゃ強くなっているってことじゃないですか(笑)。しっかり付いていければ、自分の調子が分かるパロメーターになる。体の状態は良くなってきたので、しっかり付いていきたい」と追走に集中。
 後ろが競りとなった岡崎智哉だが、自分のスタイルを貫いて強敵に立ち向かう。
 「1月岸和田の落車は、もう2走したので大丈夫。前回から1週間空いたので、普通に練習してきました。僕には突出した武器がないので、流れの中で何でもできた方が良い。逃げたり、捌いたりは流れの中でやります」と自在に立ち回って今節白星スタートを狙う。

5R

選手の写真です。
小林泰正選手

 人気の小林泰正が鐘過ぎに先頭に立ち徐々にペースアップ。最終ホームでは追い上げてきた宮崎一彰と石貞有基で3番手以降がもつれて、小林がペースで駆ける。バックで里見恒平がまくり上げるも、小林が更に加速して後続の追撃を振り切った。
 「余裕もあったし、マイペースで駆けられた。5番のまくりが来たのも見えたので、そこで踏み直しました。後ろに鈴木(龍之介)さんが付いてきているのが分かったし、安心して走れました。初めての小倉だったけど、ドームだし走り易かった。日に日に調子は良くなるので、準決も先行して勝負したい」
 鈴木龍之介が小林にきっちり続いて関東ワンツー。
 「小林君が強かったです。ホームくらいではこれ差せるかなって思ったけど、バックからの踏み直しが凄かったです。ライン2車で逆に良かった。3車だったら粘られますもんね」

7R

選手の写真です。
月森亮輔選手

 打鐘で先頭に立った月森亮輔が徐々にピッチを上げる。後方から赤塚悠人が巻き返すが、月森がそれを合わせ切って最終ホームを通過。軽快に駆ける月森がバックも先頭で迎えると、そのまま力強く押し切った。
 「久しぶりの逃げ切りです。自分でもびっくりですよ。ライン3車だったのも大きかったですね。すんなり駆けられたし、楽にペースで踏めました。最後もタレた感じがなかったし、前回よりは状態が良いですね」
 車間を空けて援護していた牧剛央は、最後詰め寄るも交わし切れず2着。
 「思ったよりも伸びなかったですね。後ろに付いていて、凄い楽だったんですけど。ギアを今回から落としてペダリングは凄く良かったです」
 中団をキープしていた上原龍が直線外を伸びて3着に食い込んだ。
 「良い位置は取れたけど、思った以上に伸びなかった。タイミング良く仕掛けられれば良かったんですけど。セッティングを修正します」

8R

選手の写真です。
荻原尚人選手

 打鐘前で矢野昌彦が強引に先頭に立つ。真崎新太郎は一度離れたが、再度矢野に付け直して打鐘を通過。栃木勢を追っていた高田大輔は遅れて、荻原尚人が3番手に入る。最終ホームで後方から野口大誠が巻き返すも、荻原が野口を合わせて2コーナーから仕掛ける。真崎のけん制を乗り越えた荻原が前団をまくり切って1着スタート。
 「野口君が仕掛けてきていなかったら、2センターからのまくり追い込みで勝負でした。野口君が(ホームから)すぐに巻き返してきていたので、自分も早めに行きました。4コーナーで矢野さんに踏み返されたけど、下りを使ってなんとかできた」
 真崎新太郎が直線で追い込んで2着に食い込んだ。
 「マーク屋として(打鐘の前に)離れてはいけなかったですね。あれで高田君も付いてこれなかった。ラインが3車だったら、少しは違ったと思うので。あれでリズムが崩れてしまったし、余裕はなかったです」

9R

選手の写真です。
小原唯志選手

 伊原克彦が打鐘で飛び出すも、打鐘の2センターから空いた内を松岡孝高が潜り込む。伊原と松岡で踏み合う形になり、最終ホームを通過。脚をタメていた小原唯志が2コーナーから一気仕掛けて前団をまとめて飲み込んだ。
 「ホームで仕掛けようと思ったが、松岡君が内へ行ったので前団がどうなるかなって思って見てしまいました。でも、レースの流れを見極めながら仕掛けられました。脚の感じは良いし、ドームなので風がなくて走り易かったです」
 小原マークの山田幸司が2着に入り東日本ワンツー。
 「小原君に脚をタメられたし、鷲田(幸司)君を締め込まないように外を走った分、最後は離れてしまった。でも2着に入れたし、良かったです」
 最終バックでタテに踏み込んだ鷲田幸司が3着に食い込んだ。
 「脚は良いけど、新年一発目のレースだったので、気持ちが高ぶってました。小原さんと山田さんまで出切ったのが分かったけど、もうどうしようもなかったです」 

10R

選手の写真です。
神田龍選手

 打鐘過ぎに単騎の飯塚隼人が神田龍を叩く。叩かれた神田龍が2番手の位置に入って、最終ホームは一列棒状に。2コーナーからまくり上げた神田龍が、神田紘輔の援護を受けて押し切った。
 「神田紘さんが一車って言ってくれたので、落ち着いて走れた。普段は風がある所で練習しているので、小倉は風がない分踏み応えがあまりなかったけど、脚の感触は悪くないと思います。最後まで踏み切れたのかな」
 神田紘輔が掛水泰範のまくりを阻んで、しっかりと神田龍に続いた。
 「神田龍君が落ち着いて自分のペースでまくってましたね。抜けなかったです。人気だったのにすいません。脚は悪くないし、周りは見えています」
 神田紘輔にまくりを阻まれた掛水泰範だが、最後まで踏み続けて3着に食い込んだ。
 「神田紘君がブロックしてくるのは分かっていたが、対応できなかった。今回はぶっつけ本番のギアだったけど、特に気になる感じはないし、このまま明日も使います」

11R

選手の写真です。
大坪功一選手

 永井清史が打鐘で岡崎智哉を叩く。岡崎は中団に入り、後位の競りは田中誠に軍配が上がって最終ホームを通過。2コーナーから仕掛けた岡崎が前団をまくり切ると、最後は大坪功一が直線で鋭く突き抜けた。
 「伸びましたね。今日は田中君の頑張りに尽きますよ。自分はしっかり付いていっただけ。最後は手応えがありましたけどね。上手く行き過ぎたかな(笑)。道中も冷静に周りがが見えていました」
 岡崎智哉が2着。レース後は力を出し切れたようで、すっきりした表情で検車場に引き揚げてきた。
 「後ろが競りで難しかったですね。でも上出来ですよ。大坪さんが強すぎました。永井さんにはダッシュ勝負だとやっぱり出切られてしまったが、そのあとは落ち着いてリカバリーできたと思います。やったほうでしょう(笑)」
 山形一気に競り勝った田中誠が3着。
 「本当は外から競り落とさないとダメなんだろうけど、内で引けない位置でしたからね。直線では嫌な予感がしたけど、やっぱり大坪さんが伸びてきましたね。僕の後ろだと付けやすいみたいなんですよ」

4R

選手の写真です。
佐方良行選手

 佐方良行が打鐘の4コーナーから仕掛けて、最終ホームで宿口潤平を叩く。叩かれた宿口は番手に飛び付いて、藤田剣次を捌く。後方から布居がまくり上げるも、佐方がバックから更に踏み上げて、後続の追撃を振り切った。
 「宿口君がペースを落とした瞬間に仕掛けられました。ドームなので押し切れたし、脚の感じは軽い。仕掛けるべき所で仕掛けられました。2日間連続で先行したのはいつ以来だろう。明日は先行はないですよ(笑)」
 最終2センターで宿口の内を突いた川村昭弘が2着に食い込んだ。
 「少し入るのが早かったですね。自分に余裕がなくて、被らないようにって思っていたので…。宿口君に申し訳なかった。体の動きと、自分が思っていることが噛み合っていないですね」

5R

選手の写真です。
関根健太郎選手

 照屋将貴が打鐘で飛び出すと、関根健太郎が中団をキープ。前受けの森川康輔は7番手に車を下げて最終ホームを通過する。先手を追った太田真一がバックでまくり上げるも、勢いは今一つ。その外をまくった関根が1着でゴールを駆け抜けた。
 「太田さんのまくりは止まるなって思ったので、冷静に見極めて走ることができました。感触は凄く良いし、初日に力を出し切れなかった分も2日目は出し切れた。決勝もしっかり走りたい」
 神奈川コンビを追走した内藤敦が直線で内のコースを伸びて2着に食い込んだ。
 「今日は突っ込もうと思っていたのでね。準決はどの位置を回るか悩んで決めたが、神奈川勢の後ろにいて良かったです。脚の感じは悪くないですよ」
 

6R

選手の写真です。
小林泰正選手

 正攻法の小林泰正が赤板で押さえにきた宮崎一彰を突っ張って2周先行。最終ホームで宮崎が再び仕掛けるも、小林が更にペースを上げる。別線を完封した小林が、最後もしっかり踏み直して押し切り勝ち。
 「初手は後ろか中団が理想だったけど、前からになってしまったので突っ張りかなと。宮崎さんも押さえにくるのが遅かったので。突っ張り切ってから流すとこもあったりして、自分のペースで踏めました。決勝は自分の仕掛けられるタイミングで、勝てるように走りたい」
 小林マークの磯田旭が懸命に続いて2着を確保。
 「状態は見たまんまですよ」と口数は少なく、笑顔もなかった。
 増田鉄男は宮崎が不発とみるや、山崎悟を締め込んで磯田の後ろに切り替える。最後は口が空くが3着に食い込んだ。
 「良く凌いだと思う。道中は(宮崎が不発になって)緊急事態でしたよ。(山崎を)キメられて良かった。これで調子が悪いって言ったら引っ張叩かれますよ(笑)」
 

9R

選手の写真です。
神田龍選手

 赤板で矢野昌彦が斬ると、神田龍が中団に追い上げて、田中誠は7番手まで車を下げる。打鐘で仕掛けた神田が2センターで矢野を叩くも坂上樹大が離れて、番手に矢野が嵌って最終ホームを通過。矢野に絶好の展開かと思われたが、カカリ良く逃げた神田が押し切った。
 「番手に矢野さんがいるって思ったので、自分のペースでいこうと。早めに仕掛けたが、仕掛け所が悪くて後ろを連れ込めなかった。久しぶりのドームバンクだったけど、走り易いですね。これならもっと長い距離も踏めるかも」
 絶好の流れとなった矢野昌彦だが、神田を交わし切れず2着。
 「道中で脚を使っていたし、神田君も徐々にペースが上がっていたので。神田君が強かったです。脚が溜まり切らなかったし、三角に回ってました」

10R

選手の写真です。
江連和洋選手

 打鐘で月森亮輔が斬った上を小原唯志がすかさず叩く。岡崎智哉が中団へと追い上げて最終ホームを通過。岡崎が外併走からまくり上げるも、小原マークの江連和洋が岡崎をけん制して最後は鋭く追い込んだ。
 「あれ以上(小原を)残すはキツかった。まとめて飲み込まれちゃうのが一番ダメなのでね。今日は小原君がレースを作ってくれたおかげです。1着を取れて良かったし、決勝は9分の1で優勝なので、できるように頑張ります」
 岡崎の仕掛けに乗った神田紘輔が最後は中を伸びて2着。
 「岡崎さんが無理やり仕掛けてくれたので、そのおかげ。最後は外を踏むと間に合わないと思ったので、中を踏みました。コース取りも考えて走れているし、しっかり見極められた。明日はしっかり優勝を狙って走りたい」

11R

選手の写真です。
上原龍選手

 赤板で先頭に立った上原龍が誘導を使いながら打鐘を迎える。永井清史が後方から巻き返すが、3番手から先に荻原尚人が仕掛けて上原を叩く。永井は中団の外に浮いて最終ホーム。荻原がそのまま逃げて最終バックを通過し、番手の山田幸司が外を踏み込んできた大坪功一をけん制すると、空いたコースを最後は上原が突き抜けた。
 「一回動いて、どこかのラインの3番手を取ることが理想でした。荻原さんが良いタイミングできてくれたので作戦通りになりました。サドルを少し下げて道中の感じは初日より良くなりました。もう少し上向きそうなので、また調整します」
 バック最後方の山形一気だったが、最後は大外を鋭く伸びて2着に食い込んだ。
 「よく届いたと思います。まだ余裕があったし、踏めるっていう感じはありました。でも(掛水泰範と安東宏高が)接触したので自分も巻き込まれるって思ったので危なかったです。脚は重たかったけど、初日が競りだったので準決は気楽に走れました」