吉澤純平がV争いをリードする。18年の前半は全日本、宮杯を優出するなど、G1戦線で大いに活躍。威力抜群のタテ攻撃でライバルたちを次々と粉砕した。後半戦は夏場に体調を崩して一息だったが、11月取手記念の1414着から動きが徐々に復活。競輪祭では一次予選で敗退こそしたが、負け戦はキレある走りで69112着にまとめてみせた。続く広島記念でも、前々に攻める競走で優出と着実の良化している。当所でも、力強い機動力を武器にV奪取といこう。芦澤大輔は10月熊本記念in久留米を優出など、1年間を通し、高いレベルで安定。的確な援護と、鋭いキメ脚で吉澤とV争いを演じる。
地元地区の九州勢も侮れない。荒井崇博は一時期の不調から完全復活。8月川崎G3では佐藤幸治の仕掛けに乗って14回目のG3制覇を果たし、健在ぶりをアピールした。競輪祭でも34171着と随所で好走。二次予選では、目標が不発の展開から自力に転じて白星を挙げた。地元の北津留翼と強力タッグで他地区を迎え撃つ。北津留は11月取手記念で初日から11着の勝ち上がり。大きい着こそ目立つが、強烈なダッシュ力に陰りはない。走り慣れたホームバンクでも、圧巻のスピードで別線を圧倒しよう。
近畿勢は野原雅也、中西大の機動型2枚に、援護役は東口善朋と戦力が充実。野原は長欠から復帰した12月川崎を913着と怪我の影響も薄そうだ。中西もF1戦でV争いに加わるなど、着実に成長している。一枚岩で結束なら、他地区も一筋縄ではいかないだろう。
小原太樹は、上位に強力な機動型が不在。ここは自力自在な立ち回りで逆転を狙う。好調をキープしている三宅伸は、松本貴治を目標に鋭脚を発揮する。