KEIRIN EXPRESS

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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠスーパーナイター濱田賞

1.25Fri 26Sat 27Sun

次回開催

F1

2/3 ・4 ・5

検車場レポート

  • 1/24 Thu.  (前検日)
  • 1/25 Fri.  (1日目)
  • 1/26 Sat.  (2日目)

4R

選手の写真です。
河合佑弥選手

 2連続完全Vで今節特別昇級の懸かる河合佑弥が、当所に2度目の登場。「特別昇級は意識しないようにしているけど、きっと意識してしまうんでしょうね(笑)。結果にこだわるよりも、自分らしく地脚を生かしたレースで勝ち上がりたい。(特別昇級へ)リーチをかけた状態で戦えるので、仮に負けても成長できると思う。今は警戒された時にどうするかが課題なので」と目先の勝利にとらわれず、まずは自分のスタイルを貫く。
 初連係となる栗林巧は終始緊張気味も、「河合君のレースは見ている。頑張って離れないように、しっかり付けきりたい」とS降りの意地を見せたいところ。
 対する伊藤彰規は当所での好走が多く、ラインの長さも生かして本線に抵抗したい。「疲れはないし、前回の地元戦が不甲斐なかったので今回で取り返したい」と集中力を高める。「中3日間でしっかり練習した。相手は強いけど、強い気持ちで頑張る」と状態には問題ないだけに、仕掛けるタイミングさえ失敗しなければ上位進出もありそう。

6R

選手の写真です。
荒牧聖未選手

 ガールズケイリンの創成期から奮闘する102期の荒牧聖未が中心だ。「1月玉野でのトライアルレースでは状態が凄く良かったのに、要所での判断や対応をもっとしっかりやらないといけなかった。その反省も踏まえて前回の奈良を走ったし、今回もそのつもりで戦いたい。中3日だけど、ここに向けてしっかり練習をやってきたし、力を出し切れば大丈夫。小倉は走り易いし、凄い好きなバンクなので」と集中力を研ぎ澄まして、他を迎え撃つ。


 BS数で群を抜く中嶋里美は、「前回の川崎が消極的だったので、その分も今回はしっかり力を出し切りたい」と、荒牧に一矢報いるべく積極策で抵抗しそう。「中3日で普段と変わらず練習したし、体調も問題ない。ドームなので、前々に攻められるように」と気合を入れて初日に臨む。

7R

選手の写真です。
石井貴子選手

 昨年ガールズグランプリで惜しくも準Vの石井貴子が今シリーズの主役。前回川崎のトライアルレースでは、決勝4着でガールズコレクション出場権を手にいれられなかったが、「ガールズコレクションが地元の松戸で行われるということもあって、そのプレッシャーがあった。それで巧く動いていくことができなかった。それと、トライアルレースの前に一本走りたかったが、レース間隔が空いていたのでオーバートレーニングになっていた」と原因は分析済み。「普通の開催で自分の力を出し切っておかないと、(上位のレースでは)力を発揮できない。今開催からまた気持ちを新たに土台をしっかり作っていきたいので、3日間しっかり力を出し切りたい。差されてもいいから、とにかく力を出し切ることが大事」と心機一転、積極的に攻める気構えだ。
 そうなるとガールズ屈指の中でも追走技術に長けた選手が上位に食い込みそうな予感。大谷杏奈は「巧く流れに乗っていきたい。外枠だけど、良い位置を取りたい。レース間隔が詰まっている方が好きなので、こういう時に持ち味を生かしたい」と、得意のスタートさえ決めれば、好位キープは十分に可能。隣枠の石井の動きを見ながら、巧みな運行で確定板を目指す。
 

11R

選手の写真です。
中西大選手

 12月高知のS級初Vで伸ばしていたトレードマークの髭を剃った中西大だが、今シリーズは再び髭を蓄えて参戦。持ち前の先行力を武器に、このレースの中心を担う。「練習が思うようにいっていないので、気持ちで負けないように。九州地区は相性が良いので、大丈夫でしょう」と検車場では終始笑顔を振りまいた。「昨年の久留米記念2次予選で森川さんに(まくり不発で)迷惑をかけている。今回はワンツーが決まるように仕掛けたい」と後ろのサポートを信じて、果敢に主導権を奪いにいきそうだ。
 その中西に前を託す森川大輔は「連係はあるので、走り方は知っている。しっかり付いていきますよ。最近は人の後ろも多いし、自力でも番手回りでも問題ない。小倉は相性が良いし、しっかり休養もしてから練習をしてきたので大丈夫」とまずは追走に集中して、最後はゴール前勝負に持ち込みたい。
 トリッキーな動きに定評ある櫻井正孝だが、「1月伊東の開催中にギックリ背中みたいなのをやってしまって…。自転車に乗っている分には平気だが、まだ背中に張りがある。脚は悪くないけど、違和感があるかな」と状態はいまいち。立ち回りの巧さで強力な中近勢にどこまで抵抗できるか。

12R

選手の写真です。
吉澤純平選手

 好メンバーが揃った特選は激戦の様相。1月伊東記念を欠場した吉澤純平の状態が気がかりだが、「腰痛で一本休んだけど、体も調子も大丈夫。レースが詰まっていたし、一本休んだことで、しっかり練習する時間も取れました」と体のケアと練習に時間を割いたようだ。「立川記念の時よりは良い状態で走れると思う。小倉は走り易いし、相手は強いけど、3分戦になるので、順番が来たらいつも通り仕掛けます」とタイミングは逃さない。
 地元の北津留翼は「ラインがしっかりしているので、先行を基本に」と得意のまくりというよりは、長い距離をしっかり駆けるつもり。「前回からステム(自転車の部品)を換えて、感覚が少し違うが問題ない範囲。状態も問題ないです」
 中近ラインの先頭を担う野原雅也は中16日空いての参戦。「ずっと走りっぱなしだったので、やっと時間が空いてまとまった練習ができた。同県の小森貴大さんや、鷲田佳史さん達と沖縄に行ってしっかり乗り込んできました」と前回からの上積みは十分。「仕上がりは問題ないが、最近は組み立てや体の使い方など迷走している部分がある。もっと位置取りの制度も上げていきたいし、先行(逃げの決まり手)が少なくなったので、それもしっかりやっていきたい。色んな武器を一つ一つ高めていきたい」と更なる進化を求めており、流れに応じた柔軟な戦法で強敵に立ち向かう。

4R

選手の写真です。
河合佑弥選手

 伊藤彰規が斬った上を、河合佑弥が打鐘で一気に叩く。河合がグングン飛ばして一列棒状で最終ホームを通過。2コーナーから8番手にいた木村浩宣が勢い良くまくり上げるが、河合が4コーナーからしっかり踏み直して追撃を振り切った。


 「500バンクが続いていて、久しぶりの400だったので難しかった。500バンクみたいな踏み方をしてしまった。一回フカしてペースに持ち込んだけど、カカリはいつもより悪く感じました。だけど、その分4コーナーから踏み直す脚が残っていました。あとは最近は風が強い立川で練習をしていたけど、小倉のドームは風がないので感覚が普段と違いましたね。特別昇級のことは考えず、まずは明日のことを考えます」
 後方から仕掛けた木村浩宣が、あわや前団を飲み込むかの勢いで2着に食い込んだ。
 「周りがスピードに乗せてくれたので、あそこまで迫ることができた。10点も違う選手相手に、やった方でしょ(笑)。脚の感じは悪くないですよ」

6R

選手の写真です。
荒牧聖未選手

 打鐘過ぎに佐藤亜貴子が中嶋里美を叩いて、徐々にペースアップ。1センターで後方から荒牧聖未が仕掛けると、中嶋も合わせて踏み込む。中嶋が佐藤をまくり切って最終バックを通過するも、後位に入り込んだ荒牧が最後は鋭く追い込んだ。
 「焦らずに対応できたし、踏み込んだ感触も良い。今日は全てにおいて良かったです。2コーナーで中嶋さんの仕掛けるタイミングと、自分の仕掛けるタイミングが被ってしまったけど、焦らないで走れた。最後も伸びていたし、脚の感じは良いです」
 2着に粘り込んだ中嶋里美はレース後に仕掛けを反省するも、状態に関しては悪くなさそうだ。
 「もうちょっと荒牧さんを見ながら仕掛けていかないとダメですね。4コーナーからは車体がブレブレだったし、力みがありました。もうちょっと巧く仕掛けていかないと。ドームなので、普段豊橋で練習している分軽く感じました」

7R

選手の写真です。
石井貴子選手

 打鐘の2センターで仕掛けた渡口まりあが正攻法の大谷杏奈を叩くも、すかさず反応した石井貴子が1コーナーで渡口を叩く。石井がそのまま最終バックを先頭で通過し、後続の追撃を振り切った。
 「しんどかったですね。最後はタレました。セッティングを全体的に換えていて、ちょっとでも長い距離を踏めるようにしていたので。先行したことで、少し感じは掴めたかな。ドカンといって、明日も一周くらいは仕掛けます。今回は3日間長い距離を踏むつもりなので」
 石井を追い掛けた那須萌美がゴール前で詰め寄り2着に食い込んだ。
 「ありがたい展開になりました。バックでは余裕があったので、最後は差せるかなって思ったけど、踏み直されましたね。今回は普段と調整の仕方を変えて、前検日の前もしっかり乗り込んできたので、疲れは抜けているか分からないけど、脚の感じは良いですね」

11R

選手の写真です。
中西大選手

 赤板で正攻法の中西大を押さえた相川永悟が打鐘で先頭に立つと、すかさず仕掛けた櫻井正孝が相川を叩く。最終ホームで後方から中西が巻き返し、バックで櫻井をまくり切ると、差し迫る森川大輔を振り切って白星を手にした。
 「相川さんの仕掛けを突っ張りたかったけど…。バックを取るまくりだったのがせめてもの救いですね。せっかく他地区の人たちが付いてくれていたので、もっとちゃんとしたレースをしたかった。最近はまくりの決まり手が多くなっているけど、決勝戦とかだと通用しないのでね」
 直線で中西に詰め寄った森川大輔だったが、差し切れず2着。
 「2コーナーの下りを使って中西君が加速してくれたから、付いていけました。結果的にワンツーだったので良かったです。最後は自分の踏むタイミングがズレてしまって、抜きっぱぐれました。今日で彼の脚質を理解できたので、明日以降は大丈夫だと思います」

12R

選手の写真です。
吉澤純平選手

 後ろ攻めの野原雅也が赤板で正攻法の吉澤純平を押さえて先行策。中団外で吉澤をフタしていた北津留翼が打鐘から仕掛けるも、野原もペースを上げて北津留は浮いて不発に。中団をキープしていた吉澤が2コーナーから力強くまくり切った。
 「中団で勝負するしかなかったですね。小倉だと風がないので、自分の仕上がりは良く分からないです。東口(善朋)さんのけん制を乗り越えられたので、それは良かった。道中での体の反応は前回よりも良いと思います」
 芦澤が吉澤に離れてしまい、野原マークの東口善朋が直線で差し脚を伸ばして2着。
 「脚自体は特に問題ないです。今日は雅也が頑張ってくれました。いつも頑張ってくれるし、返せる時に返そうと思っていて仕事をしたけど、吉澤君に行かれてしまった。最後は雅也を庇って踏みました」
 地元の北津留翼は9着大敗。レース後は終始反省していた。
 「レースの流れを自分で切ってしまった。色々考え過ぎた結果、失敗しました。今日は先行しか考えていなくて、少しでも吉澤君をフタしようと思っていたので…。明日は修正して頑張りたい」

5R

選手の写真です。
河合佑弥選手

 打鐘で先頭に立った吉松直人が逃がされる形に。後方へ下げた河合佑弥が、最終ホームで巻き返してバックで吉松をまくり切ると、勢いそのままに後続の追撃を振り切って8連勝。特別昇級へ王手をかけた。
 「本当はジャンで仕掛けるっていう作戦だったけど、無理矢理仕掛けても、自分だけがまくり切れる形になってしまうと思って…。ラインで決めたかったので、あのタイミングになりました。特別昇級は意識せずに、自分らしいレースをして、結果がついてくればと思います。初日よりも良い感触で踏めています」
 河合マークの大薗宏がしっかり続いてワンツー。
 「今日は河合君に全部任せていましたよ。良いペースで駆けていたし、巧く走ってましたね。河合君とずっと斡旋が一緒なら俺もS級点取れるのにな(笑)。決勝は隅田洋介君がいるから、栃茨だし隅田君の番手になるね」

6R

選手の写真です。
荒牧聖未選手

 初手3番手の佐藤亜貴子が打鐘の4コーナーから仕掛けて、最終ホームで主導権を奪う。終始中団をキープしていた荒牧聖未は、2コーナーから一気に踏み上げる。軽々と前団を飲み込んだ荒牧が最後まで力強く踏み切って、しっかりと人気に応えた。
 「今日は前々に攻めて、力を出し切ろうと思っていた。焦らず冷静に走れたし、車の出も良かったです。昨日は落ち着いて走ることを意識していたけど、今日は自分の力を出し切って勝負したいと思っていたので良かったです。このままの調子で明日も頑張りたい」
 直線で外を伸びた那須萌美が2着に食い込んだ。
 「初手の位置取りが悪くて最悪でした。大谷(杏奈)さんが前にいたし、その前に荒牧さんがいたので、厳しいなって。なんとか3着までに入りたいって思っていたら、最後伸びましたね。脚は道中楽だったし、感じは悪くないです」

7R

選手の写真です。
石井貴子選手

 地元の森美紀が打鐘過ぎに先頭に立つ。最終ホームで3番手にいた中嶋里美と、後方にいた石井貴子が共に仕掛ける。森を叩いた中嶋が、石井を合わせ切って最終バックを先頭で通過。外に浮いた石井は厳しいかに思われたが、3コーナーで中嶋の後ろに入り態勢を立て直すと、最後はきっちり抜け出した。 
 「勝ったけど、結果は特に意識しないであのまま外を踏めば良かった。力勝負をしたかったのに、プランB(中嶋の後ろに入る)にしてしまった。踏み出しのタイミングが完璧に(中嶋と)合ってしまって…。でもオッズも自分から売れていたので、その辺が(自分の気持ちと噛み合わず)難しかった。決勝は自力でしっかり走りたい」
 中嶋里美は最後石井に交わされたが、内容のあるレース運びで2着に粘り込んだ。
 「感触は良いですね。練習地の豊橋は風があるので、ドームは楽ですね。石井さんも残り1周で仕掛けてくるだろうと思っていたし、石井さんよりも前に出ることができたので良かった。決勝も攻めるレースをしたい」

11R

選手の写真です。
荒井崇博選手

 打鐘で斬った北津留翼の上を、谷口遼平が一気に叩いて最終ホームを一列棒状で通過。松坂洋平や工藤文彦は動けず、3番手をキープした北津留が2コーナーからまくり上げて谷口を飲み込むと、最後は荒井崇博がきっちり差し切った。
 「翼もさすがに2回目は(言ったことを)分かってくれたみたい。一回斬れば、翼の脚があれば後方にならない限り絶対届くということをね。あの組み立てしかないよね。(普段から)あのようなレースをしていれば良いのに。翼は脚があるのでね」
 北津留翼が2着に入って九州ワンツー。
 「昨日はレースをする前に終わってしまったので、今日はレースができて良かった。良い位置に入れたし、皆仕掛けてくる気配がなかったので。本当は1コーナーで行くべきだったけど、ホームですくわれないように内を締めていた分重たかったので2コーナーからになってしまった。明日もしっかり走ります」

12R

選手の写真です。
東口善朋選手

 小原太樹が打鐘で斬った上を、中西大がすかさず叩く。吉澤純平が後方から巻き返すも、新田康仁のけん制を受けて最終ホームで3名が落車。軽快に駆けた中西が最終バックを先頭で通過すると、車間を空けて援護した東口善朋が最後はきっちり差し切った。
 「中西君が頑張ってくれたし、残せて良かった。ワンツーを決められたし、ベストですね。今日は吉澤君が一番強いし、小原君が斬ったらその上を叩くっていう作戦でした。吉澤君を後方に置くのが基本なので。後ろに小原君がいたのは分かったし、最後は外をけん制して内も締めながら踏みました」
 中西大が2着に粘り込んで和歌山ワンツー。
 「自分の形で先行できたし、イメージ通り駆けられました。セッティングを少し換えて、もっと長い距離を踏めるようにしていたので、最後まで踏めたと思います」
 森川大輔が直線でコースを突いて3着に食い込んだ。
 「落車あって、力が入ってしまい脚にきましたね。長尾(拳太)君が無理矢理仕掛けてくれたので、自分にもチャンスができました」