KEIRIN EXPRESS

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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ日刊スポーツ杯

12.11Tue 12Wed 13Thu

次回開催

F2

12/16 ・17 ・18

検車場レポート

  • 12/10 Mon.  (前検日)
  • 12/11 Tue.  (1日目)
  • 12/12 Wed.  (2日目)

4R

選手の写真です。
曽我圭佑選手

 九州のホープ・曽我圭佑が当所ナイターに初登場。10月の当所ミッドナイトでは初日5着も軌道修正して連勝締めを飾ったが、その後の小松島から4場所連続で無傷の優参を果たす活躍を見せている。


 「レース内容が安定しないけど、師匠(松尾正人66期)や父(明広69期)からはしっかりと逃げて脚を付けろと言われている。それが1着に繋がれば良いと思う。昇班した同期たちは優勝とかしていて周りから色々と言われるけど、自分は自分のペースで成長していきたい。しっかりと決勝へ勝ち上がることを意識してまずは予選に集中して走る」


 番手の園田鉄兵は8月豊橋で落車から復帰した前々回から連続で優出と調子を上げてきている。


 「怪我の功名というかなんというかやっと調子が上がってきた。無理に復帰せずにしっかりと治したのが良かったのかも後輩の曽我君とは初連係だけど、強いのはもちろん知っているのでしっかりと援護したい」


 対する隅田幸助は曽我の名前を見て苦笑い。


 「まさか自分が当てられるとは。1着を取れだして少しずつ良くなってきたところなのに。とりあえず逃げてどうにかするしかないですよね。すんなり逃げられたら勝てるわけないですし」


 自ら動くことを選択した高森圭介の動向には要注目したい。


 「隅田君と曽我君の2分戦ですもんね。中団を回っても勝ち上がりの権利を取れるか分からないし、番手勝負も考えて勝負権のある位置をとりにいきたい」


 

5R

選手の写真です。
河合佑弥選手

 東京の新鋭レーサー河合佑弥は予選メインに登場。昇班一発目の小田原で完全優勝を遂げると11月の小松島Vに前回は再び小田原で完全優勝と6場所走って既に3度優勝と力の違いを見せ付けている。


 「自分のやりたいレースができるようになってきた。目標はGP出場なので、長い距離を踏むことを意識して脚を付けたい。九州遠征は初めてだけど小倉は試験で一度走っていて印象が残っている。福岡は師匠の(内田玄希)出身地なので、しっかりと結果を残して帰りたい」


 番手を回る齋藤和伸は10月の京王閣初日に連係し逃げる河合を差し切っている。


 「あの時は彼も上がって3場所目でたまたま差せただけ。それから彼は2回も優勝しているし、今回もまた差せるなんて思ってないですよ。それにあの時はS級点確保へ気持ちが入っていたけど、前回の取手がボロボロでS級点確保が消滅した今はモチベーションがそこまで高くないので。ラインで決まるようにリードしていきたい」

7R

選手の写真です。
久米康平選手

 伊藤勝太は腰が癒えたのと練習環境を変えたことによって成績が急上昇し出した。


 「腰が良くなったことがかなり大きいし、今は名古屋で練習することが増えている。特に(吉田)敏洋さんらと練習することとかもあっていい練習ができている。フレームとかも色々と試したりして勝てるようになってきました」


 別線で対峙する久米康平も調子を上向いてきた一人。


 「体のバランスを崩して成績も落としていたけど、やっと前回の地元戦からしっくりくるようになった。前回からガッツリ練習したので、久々に気持ち良く開催が迎えられますよ」


 

8R

選手の写真です。
中本匠栄選手

 まくり大得意の中本匠栄が中心になりそうだが、本人はロングスパートも考えているようだ。


 「本当はまくりたいけど、このメンバーじゃ自分が逃げることも考えたほうがよさそうですよね。順番が来たら一周ぐらいは逃げちゃうかも。スピード競輪の時代になったので、練習で大ギアを使用している。効果が出るのはまだ先だと思うけど、少し楽しみなんですよね」


 番手の田中誠はF1戦に限れば、連続優参中だ。


 「前回の四日市記念は初日だけ良かった感じだけど、調子自体は11月の武雄から変わっていない。中本君がやる気を出しているみたいだし差せればいいですね」


 落車や失格が続いている浦川尊明は安全運転を心がけるようだ。


 「落車とかが続いて嫌になっちゃいますよ。そこまでの大きな怪我はしていなくて何とか持ちこたえているけど、いつ何があるかわかんないしね。今回は3日間、しっかりと完走したい(笑)」

9R

選手の写真です。
野田源一選手

 予選5連勝中と得意のまくり追い込みが炸裂している野田源一が軸になりそうだ。


 「最後まで踏み切れるようになってきて1着が増えてきたけど、準決で負けることもあるのでまだまだですね。初日は佐川君が逃げて自分と岸澤君がまくるシンプルな展開になりそうだしいつも通り頑張りますよ」


 岸澤賢太は中団取りにこだわる様子。


 「野田さんより後ろは厳しいですからね。野田さんは淡泊だと思うので、中団は取れると思うけど、油断せずに。それに佐川さんもカカったら強いのでタイミング見て一発狙いたいですね。練習もしっかりとできているし、成績ほど脚は悪くないですよ」


 S級残留へ点数アップに必死の佐川翔吾の先行力は不気味だ。


 「腰の痛みが取れてしっかりと練習ができるようになった。小倉は良く呼んでもらっていて成績も悪くないと思う。点数を上げていきたいので、初日から全力ですよ」

10R

選手の写真です。
鈴木謙太郎選手

 スピード超抜の鈴木謙太郎が予選メインを飾る。


 「8月から9月にかえて長期欠場をしたせいで、ウイナーズカップ出場へのボーダーラインに立っているんですよ。後、1勝か2勝すれば問題ないので、今回で決めたいですね。そのためにも結果にこだわっていきたい。それに今回は同期同門(飯野祐太)もいるので負けていられないですね」


 番手の小坂敏之は前回の武雄で散々な成績も奮起して練習してきた様子。


 「武雄の成績が本当に悔しくて、その悔しさを晴らすぐらいの練習をしてきました。武雄では色んな選手に離れたけど、今回はくっついていきますよ」


 栗山俊介は鈴木が相手でやる気十分。


 「鈴木さんとは一回戦ったことがあるぐらい。鈴木さんに逃げられたらどうしようもないし、ライン4車になった有利を生かしてしっかりと逃げて勝負したい」

11R

選手の写真です。
園田匠選手

 細切れ戦で混戦も地元で唯一今期の点数が110点を超えている園田匠が中心だ。


 「競輪祭直前に届くはずの新車が前々検日に届いて今回使おうか迷ったけど、来年に取っておきます。今回は今年最後のあっ旋になりそうなので、今まで使っていたフレームで競輪祭のリベンジです。そのつもりできたので。目標の飯野君とは仲が良いし落車の怪我も問題ないって言っていたので、信頼して付けて最後は自分でコースを探しますよ」


 その飯野祐太は前回の取手で落車も問題なしを強調する。


 「擦過傷程度で全然大丈夫です。フレームがダメになったので、普段練習で使っているフレームを今回は使う。練習の感じが良かったし、調子は良いと思う。今回はチャンスがあれば、同期同門の(鈴木)謙太郎と連係したいですね」


 ベテラン健在の小嶋敬二も忘れてはならない。


 「小倉は500勝と700勝を達成したバンクなので、今回は750勝をここでと思ったけど、前回の和歌山で白星を稼げなかったので、完全優勝しても少し届かないので残念でならない。最近はウイナーズカップの権利も取れてホッとしている。でもオールスターも出たいので賞金の上積みもしたいのが本音ですね」

4R

選手の写真です。
曽我圭佑選手

 後ろ攻めの隅田幸助が赤板で上昇してそのまま打鐘で主導権。最終ホームですかさず巻き返した曽我圭佑が2コーナーの下りを使って一気に前団を飲み込み予選の連勝を5に伸ばした。


 「無理くり仕掛けると後ろが離れてしまうと思ったので、後ろを気遣うように駆けた。上りでいくと後ろが離れるので脚を回しながら下りで仕掛けました。脚の感じは思ったより良い。でも先手を取られたのは悔しい。この走りでは準決は勝ち上がれないので修正したい」


 園田鉄兵は巧追走でワンツーを決めた。


 「余裕があるんだろうなと思ったけど、なかなか飲み込まないので大丈夫かとは思った。でも強いね。最後も差せる感じはなかった。ラインで決まって良かったです」


 松丸裕紀は一度は離れるも立て直して3着に入った。


 「(曽我君が)いけないと思って車間を空けて迎え入れる準備をしていたらそのまま行っちゃって焦った。でも少し併走で待ってくれる感じになったので、追いかけられた。あのままスパッといかれたら3着に入れなかったと思う。助かりました」


 

5R

選手の写真です。
河合佑弥選手

 後ろ攻めから押さえにきた島田茂希を正攻法の河合佑弥が赤板で突っ張りそのまま先行態勢に入る。打鐘から最終バックまで一本棒のレースで直線に入ると後続を振り切り堂々と逃げ切った。


 「押さえにくるのが遅かったので突っ張りました。地区プロ前に体の使い方が巧くなっているのを実感して成長しているなと感じている。小倉は天候に左右されないし軽い。小田原から良い感触で走れている。準決は後ろが競りだけど、自分の持ち味を崩さずに先行したい」


 齋藤和伸は絶好展開に差しにいくも迫り切れず2着で河合の成長具合に脱帽。


 「突っ張った時点で差せるなと思ったし、直線に入るまではこれは1着取れると思ったのに綺麗に踏み直されてしまった。京王閣で連係したときとは前々違うレベルになっている。かなり強かった。突っ張る判断も良かったし、若い子はすぐに成長しますね」

7R

選手の写真です。
伊藤勝太選手

 赤板過ぎに大谷靖茂が斬るとその上を伊藤勝太がさらに斬ると打鐘を目がけて久米康平が主導権を奪い取る。久米はグングンとペースを上げて最終バックを通過するが、中団の伊藤勝が3コーナーからまくり上げると直線で捕えて1着スタートを決めた。


 「久米君の駆け方が巧かった。ホームで流されて2コーナーでまくろうと思ったのにカカりが良くて仕掛けが3コーナーになった。新車が3場所目で、じょじょに馴染んできている」


 吉岡篤志は伊藤勝を止めれずも直線で久米を交して2着に。


 「(久米)康平が強い。2コーナーから一気にカカっていって、援護も一杯一杯で、最後は何とか交せたけど、こんなに苦しいレースは久し振り」


 久米康平は伊藤勝にまくられたが最後まで苦しめて3着に逃げ粘った。


 「小倉は軽い分、余計に踏んでしまう。もっと巧い具合に回して駆けられれば、もっと楽にレースができたと思う。少し疲れが取れれば、もっと良くなると思うし、日に日に上向いていくと思う」


 

8R

選手の写真です。
中本匠栄選手

 小田倉勇二が斬った上を打鐘で松澤敬輔が叩いてそのまま先行する。宮城勢を追った小玉拓真が最終バックから先まくりを打ちののまま押し切るかと思われたが、後方からまくり上げていた中本匠栄がゴール前で僅かに捕らえた。


 「新しい練習方法を取り入れてそれとの感覚が少しずれている。そこは前の感じに戻せば済む話だけど、それでは成長できないので。新しいことにチャレンジしている。もうひとつ上のレベルに上がりたいので。ワンツーできずに人気に応えられなかったので、準決は相手が強くなるけど頑張りたい」


 児玉拓真は単騎も先まくりで見せ場を作り2着に入った。


 「もう少しでしたね。考えていた感じでレースを組み立てられたし、まくってから2センターで後ろがいない感じだったので、これは1着もあるかなと思ったら直線で中本さんが外からきたのでヤバいと思ったけど、やっぱり届かれちゃいましたね。ただ動いて中団も取れているので、組み立ては良かったと思う」


 

9R

選手の写真です。
野田源一選手

 赤板で後ろ攻めから上昇する佐川翔吾に合わせて野田源一が合わせて踏みけん制する。野田は前との車間を空けて執拗に佐川をけん制すると前受けの岸澤賢太が打鐘からそのまま逃げる展開になる。中団の野田は巻き返す佐川に被ってしまうも最終ホームを過ぎた1センターで佐川が力尽きるとそのまま2コーナーからまくり出ると岸澤ラインを捕えてバースデー勝利を決めた。


 「まくり出たときはあれ?って感じだったけど、タイム的には悪くなかった。この調子で今開催戦って次の佐世保記念でより勢いをつけて来年を迎えたいですね」


 小岩大介は野田にピタリと続いてワンツーを決めた。


 「セッティングを全体的に高めにしてスタンディングの時の感じを確かめたかったけど、初日のレースじゃほとんどそのタイミングがなくて。最後の直線の感じだと、イマイチなので、少し修正したい」


 郡英治は単騎戦ながらも九州勢にスイッチする感じで3着に入った。


 「復帰戦でこれならやれたほう。野田君が中団なら3番手を追うつもりだったし、野田君が後方なら先手を追うって感じで決めていた。巧く嵌った感じですね」

10R

選手の写真です。
鈴木謙太郎選手

 打鐘で栗山俊介が主導権を奪うと前受けから7番手まで下げた鈴木謙太郎がすかさず巻き返す。最終ホーム過ぎに鈴木は栗山を捕えるも番手の小坂敏之は離れてしまい裸になる。しかし最終バックでは後ろを大きく離して一人旅のまま1着でゴールした。


 「栗山君のヨコに並んだときに後ろを確認したらいないが分かって待とうかと考えたけど、全くみえなかったので、そのまま踏んだ。出切ってからニュートラルに入れて回せてそこから踏み上げて最後は少し流し過ぎたのか迫られていて少し焦った。出切ってから余裕があるし、調子も悪くない。今の状態ならGレースでもやれる感じがする」


 栗山俊介は鈴木にまくられたが、踏み直して逃げ粘った。


 「番手は入った時はラッキーと思って詰めていく勢いでいこうと思ったけど、全然差が縮まらなかった。岩本さんに交わされたのは良かったと思う」


 岩本和也は3着も栗山を交せなかったことを反省。


 「展開的は考えていた展開で栗山君と確定板には上がれるかなと思って最後は交すだけで差しに行ったらそこで一杯になってしまった。反省ですね」


 

11R

選手の写真です。
園田匠選手

 イン斬り合戦の中、打鐘で池田勇人が斬るとその上を鈴木裕が叩いて先制すると畑段嵐士は追い上げて南関勢後位に入る。最終ホームを一本棒で通過すると最終バックから畑段がまくり出て内藤秀久のけん制を乗り越えるも空いた内を園田匠が巧みなコース取りで突っ込み直線で前団をごぼう抜きにして初日特選を制した。


 「伸びましたね。でもタイムが出ていないので、そこまで状態が良いわけではない。競輪祭あたりからファンの声援が温かくて力になりますね。そのおかげかもしれません」


 濱田浩司は最終バックで最後方も内を突いて直線で伸び2着。しかし反省点が多い様子。


 「判断が甘いですね。コースを見ながら踏んでいる。2着なので悪くないけど、良いとは言えないですね」


 畑段嵐士は好位から先まくりも自身の走りに納得していない。


 「あんなものですね。単騎やし、良い位置を取れたけど、車の出は悪かった。準決は番手回りだし番手の仕事をします」


 前回の取手で落車に状態が不安視された飯野祐太だが、問題はなさそう。


 「走った感じも怪我の影響はないですね。ただスタートからミスして行けるタイミングでも見てしまって、力を出し切れずに終わってしまった。反省点ばかりですね。準決はしっかりと力を出し切るレースをしたい」

4R

選手の写真です。
高橋紀史選手

 後ろ攻めの木村弘が押さえて誘導員を降ろすと打鐘では一本棒となりそのまま主導権。最終ホームでも隊列は変わらず、別線の反撃を寄せ付けないまま直線に入ると絶好展開の高橋紀史がゴール前で交わして決勝一番乗りを決めた。


 「前のおかげ。あんなにすんなり自分たちが駆けられる展開になるとは思わなかった。差しに行った時に合されたけど、差せてよかったです。差せたので調子は良いと思う」


 木村弘は別線を完封する完璧な逃げで2着に。


 「自分のペースで駆けられた。最後のタレは普段通りだけど、やっぱりもうひと踏み欲しいですね。ラインで決まったのは気持ちが良い。決勝も自分の競走がしたい」


 齋藤和伸は内をしっかりと締めて3着に流れ込んだ。


 「前が強くて。すんなり駆けるとやっぱり木村君は強いですね。付いていっただけです。決勝は河合君とワンツーで決めたいですね」

5R

選手の写真です。
宮越孝治選手

 前受けの河合佑弥が赤板前で6番手まで車を下げると誘導員の後ろに田村風起が入る。河合が打鐘で反撃に出ると競り両者は離れてしまい裸逃げで最終ホーム。番手に嵌った田村にまくらせず河合がグングンとペースを上げて最終バックを通過すると直線で田村後位の宮越孝治が外を突き抜けた。


 「田村君が強い気持ちで走ってくれた。ほぼ作戦通りの感じだったし、僕たちが勝ち上がるにはあれしかないですからね。余裕がありますね。ずっとローラーに乗っている感じで回せている」


 河合佑弥は裸逃げも2着に粘った。


 「初日のほうが軽かったですね。後ろが離れたのは分かったので、巧く回しながら踏めて後ろきたのが見えたので最後は踏み直したけど、外から宮越さんにこられた。こういう展開でも逃げ切りたかったですね」


 田村風起は番手に嵌って3着も決勝に乗れたことに安堵の表情を浮かべる。


 「練習方法や、乗り方を変えたのが良い方向に出ている。決まり手がマークは情けないけど、最低限のことができて、決勝にも乗れて宮越さんが1着なので良かったです。ここで河合君と戦えたのは来期に向けても良い指標になった」


 

6R

選手の写真です。
曽我圭佑選手

 赤板で吉田輪太郎が上昇するも前受けの水谷将司が突っ張る。すると打鐘で曽我圭佑がスピードを上げて叩いて主導権。曽我は3番手が離れて2車になるもスピードを上げて最終ホームを通過。別線の反撃を許さずに直線を迎えると番手の樫山恭柄を振り切って逃げ切った。


 「巧く踏めましたね。踏み直しも初日よりできました。ただ出切るまでの脚の使い方がまだ下手で出切るまでに脚を使い過ぎている。そこがもっと巧くできれば、より踏み直しが効いて逃げ切りが増えると思います」


 樫山恭柄は差し迫るも差せず悔しがる。


 「曽我君が強かったですね。道中は余裕があってゴール前で曽我君が少しタレてくるかなと思っていたのに全然タレなくて差せなかった。初連係だったのでこれで彼の走り方を把握できたので、決勝は大丈夫だと思う」


 篠崎高志はゴール前で落車があるも外に避けて3着を確保。


 「久し振りに決勝に乗れました。外踏んで良かったです。内に踏んでいたら落車に巻き込まれていた。流れが良いですね。この流れが少しでも長く続けばいいな(笑)」


 

9R

選手の写真です。
田中誠選手

 後ろ攻めの池田勇人の上昇に合わせて鈴木裕が先に斬って打鐘で先行態勢に入る。するとすかさず池田が巻き返すも両者で踏み合いとなり最終ホームを通過。鈴木が踏み勝つも2コーナーから田中誠がまくり上げると内藤秀久のブロックを乗り越えて1着でゴールした。


 「内にいった勢いでそのまままくればよかった。少し溜めていった分、スピードが乗り切れず。組み立てはある程度、想定内。内藤さんのブロックはきつかったけど、下りを巧く使って最後は伸びました。少しギックリ腰気味な感じがするので疲れを取らないと」


 伊藤勝太は外々をまくり上げて2着に入った。


 「少し遅れてしまった。判断も悪かったと思うし、先にまくり出ればよかった。最後は届かないかと思ったけど、何とか2着までこれてよかった。ダッシュの部分で甘さがあるので、セッティングを煮詰めたい」


 内藤秀久は田中を止め切れずも直線で伸びて確定板入りも反省する。


 「止めれる感じだったけど、田中君を止められない微妙なタイミングで。そこにズレがあって鈴木君に迷惑かける形になった。決勝までにはセッティングとかで修正しないといけない」


 

10R

選手の写真です。
小嶋敬二選手

 赤板過ぎに飯野祐太が斬った所を小玉拓真が打鐘目がけて迷わず先制する。出切ってから緩めることなくペースを上げ続けると最終バックで8番手から仕掛けてきた鈴木謙太郎に合わせて小嶋敬二が番手まくりを敢行。好スピードの鈴木を合わせ切ってそのままゴールした。


 「前日に(小玉に)カツをいれたのが良かったのかな(笑)。本当に頑張ってくれましたね。鈴木君の仕掛けも見えていて、合わせて踏んだら少し浮いちゃってイエローライン辺りまで行ったけど、そのおかげか、下っていく感じでスピードに乗る事ができた。本当、小玉君のおかげですよ」


 岩本和也は小嶋の番手まくりに少し口が空くも必死に追ってワンツーを決めた。


 「小嶋さんが強い。小玉君も良いレースをしてくれて付いていくだけだったけど、鈴木君のスピードも良かったし、少し遅れてしまった。その辺を主性しないといけないですね」


 鈴木謙太郎は最終ホームで8番手からまくり上げるも小嶋に合わされて3着で決勝進出。


 「悔しいですね。行けると思ったのに。合わされてもうひと踏みの所で上りになってしまって苦しかった。でも何とか3着に残れたしスピード的には悪くない」

11R

選手の写真です。
園田匠選手

 赤板過ぎに栗山俊介の上昇に合わせて先に中本匠栄が斬ろうとするが、前受けの岸澤賢太が打鐘前で突っ張る。中本が打鐘過ぎに煽りを作るが、久米康平は無理矢理乗り越えてカマす。好スピードで最終ホームを通過すると2コーナーから中本がまくり出る。2センターで中本が濱田浩司のけん制を受けて失速すると番手の園田匠が中コースを鋭く踏み込み直線で突き抜けて地元で無傷の優参を果たした。


 「(中本)匠栄が仕掛けて位置取りをしようとしたので気持ちが伝わった。踏んだ瞬間に突き抜けたと思ったし、匠栄の気持ちも嬉しかったので1着だけを取りにいった。今回の地元戦が今年最後のレースになりそうなので、完全優勝して来年を迎えたいですね」


 絶好展開を迎えた濱田浩司だが、園田の強襲に屈して2着に。


 「やってしまいましたね。郡(英治)さんが離れたのは分かったし、バックを踏んでからのカマシだったので自分もキツかった。展開は最高なのに久米君を残せないのは自分の技量不足。その辺がまだまだ甘い」


 郡英治は濱田に千切れてしまうも立て直して園田を追って3着に入った。


 「あれを付いていくのはキツい。それでもちょっとやり過ぎたかな。自分でも離れてからは良い感じで追っていけて。何カ所かの大事なポイントでも苦しくなく付いていけて。これでS級点も大丈夫そうだし一安心できた」