そろった九州勢が優勝争いをリードする。中心は中村雅仁、曽我圭佑の熊本コンビか。中村は今期ここまで優勝2回。序盤は決勝進出を逃すシリーズも多かったが、ここへ来て安定してきた。曽我は9月に1、2班戦へ特別昇班。徐々に9車のレースに慣れると、10月小松島からは4場所連続ピンピンで優出している。中村、曽我に山崎翼とスジの自力タイプがそろえば、地元の樫山恭柄にもチャンス。8月に続く当所戦連覇も十分だ。
113期で特別昇班一番乗りを決めた河合佑弥は1、2班戦の5場所で2Vと期待どおりの走り。初の小倉参戦となるが持ち前の積極性で関東ラインを引っ張るか。齋藤和伸が河合マークから逆転を狙う。
1、2班戦では怪我続きだった藤原俊太郎だが、12月取手では復帰後初の優勝を無傷で飾った。決勝戦では今シリーズ1班の主力である木村弘や岡本英之を破るなど復調一途で、ここもそろった113期を相手に先輩の意地を見せる。
もちろん木村、岡本もシリーズ屈指の実力者。ともに近況も良好で、間違いなく優勝争いに加わってくるだろう。