園田匠が2015年1月以来となる地元戦優勝を狙う。競輪祭では最終日落車のアクシデントがあったが、続く四日市記念の走りを見るかぎり大きな影響はなさそう。九州勢の自力は中本匠栄、野田源一とまくりが得意な選手ばかりだが、スピードをもらってからの伸びが園田の真骨頂。たとえ自分でレースを組み立てる形になったとしても地元の意地で勝負権のあるコースを突っ込んでくるだろう。
池田勇人に追加で鈴木謙太郎も参戦するなど関東勢は機動型が充実している。池田はここ2場所連続でF1の決勝を外しているが、先行、まくりを的確に使い分けて状態も悪くない。鈴木はS級初優勝がここ小倉。バンクとの相性もよく、調子も上向きなら活躍が期待できそう。朝倉佳弘も差し脚好調で、池田に鈴木と同期の目標がそろったここはチャンスだ。
飯野祐太、内藤秀久も優勝争いに加われる実力者だが、飯野は取手、内藤は広島で、それぞれ落車しているだけに状態が気がかり。鈴木裕は11月小田原、玉野と準決勝を連勝しており、調子上向きだ。