KEIRIN EXPRESS

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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠスポーツニッポン杯

9.24Mon 25Tue 26Wed

次回開催

F2

9/29 ・30 ・1

検車場レポート

  • 9/23 Sun.  (前検日)
  • 9/24 Mon.  (1日目)
  • 9/25 Tue.  (2日目)

6R

選手の写真です。
矢口大樹選手

 同期同県の千葉コンビが中心になりそうだ。


 前を回る矢口大樹はウエイトトレーニングを止めて調子が上向いてきた。


 「S級に上がった時からウエイトを続けていて大げさに言えば依存していたところがあって調子を落としていたときも止めれなかった。でも思い切ってやめて自転車に乗ることを増やしたら結果も出だして気持ちも楽になった。(同期同県・小野裕次との前後は)自分の方がバック数もあるし番手戦は巧くないので、これが自然ですよね。しっかりと自分の競走をしたい」


 番手を回る小野裕次は安定した成績を残す。


 「(安定した成績を残すことは)意識しているしそれができているのは自信にもなっている。番手を回ることも増えてきたけど、自力を辞める分けではない。でも今後を見据えた時に何でもできるような選手になりたいので、技術は高めていきたい」


 差し脚快調な笹倉慎也から目が離せない。


 「伸びて結果は出ているけど、自信を持てていない。確信がないので、強気なことはなかなか言えないですね。前回の初日も行ける所までと思ったら2着に届いた感じです。自力を出すつもりはないし来期以降も見据えてこれからは人の後ろを回っていく」


 

7R

選手の写真です。
野田源一選手

 点数上位で捲り強烈な地元・野田源一が中心になりそうだ。


 「少しずつ良くなっていますね。前回も着は良くないけど、突き抜ける感覚があったレースもあった。前回から中5日で、ケアもして練習もできました。ここから調子を戻していきたいですね」


 矢野昌彦も意気込み十分だ。


 「前回の小倉(昨年7月に748着)が全く良い所がなく終わったので今回は結果を出したい。前回はバックも取れて良くなってきている。(徹底先行が不在で)緩めば行くつもりだし先行有利のバンクなので、積極的に仕掛けていきたい」


 

8R

選手の写真です。
佐々木豪選手

 Gレースに活躍の場を広げている佐々木豪が持ち前のパワーを生かしてレースを掌握しそうだ。


 「前回の共同通信社杯の準決は勉強になりました。あの平原(康多)さんのヨコまでいけて結果は捌かれたけど、4日間通して良いレースができて自信にもなった。次は寛仁親王牌なので、そこに向けても良いレースで結果も出したい」


 番手を回る藤原浩は佐々木と何度も連係しており、信頼を寄せている。


 「A級を含めたら10回ほど連係している。自分は付いていってばっかりだけど、いつも頑張ってくれるので安定して追走できる。そういう意味では相性が良いのかな。でも彼の走りはかなり独特なので、離れたりしないように集中して付いていきたい」


 藤田勝也も侮れない存在だ。


 「調子が上がってきた8月の西武園で落車して調子を落とした。でも何とか踏ん張れて少し上がっていきそうな感じもある。自力に拘る必要がないぐらい近畿の若手が育ってきているけど、それでもまだまだ自力はやめられない。佐々木君が駆けない様なら先行もするし何でもやって着に絡むつもりです」


 

9R

選手の写真です。
ジョセフトルーマン選手

 前回の小田原で完全優勝を決めたトルーマンの力が圧倒的だ。


 「前回はボスの番手から優勝できた。前回に引き続いて絶好調ですね。中2日だけど気分が良いので問題なし。しっかりと良いレースをして今回も勝ちたいね」


 番手を回る尾崎剛は食い下がることに集中する。


 「せっかくいい目標を付けてもらえたので必死に付いていきますよ。中9日で練習もできたしトルーマンの強さはもちろん知っているので、頑張ります」


 元砂勇雪はどん底をひた走っているが上昇していきそうな気配がある。


 「名古屋で落車してから調子がイマイチ。練習の感じは良くなっているのに実戦では全然ダメ。どうしていいか分からなくなっている。でもそんなことばっかり言っている場合じゃない。今回から新車。練習の感じはよかったし、外国人相手ならやることが決まっているので腹を括って走りたい」

10R

選手の写真です。
マティエスブフリ選手

 無類の強さを誇るブフリは前回の函館完全優勝から中26日空いて調整はバッチリの様子だ。


 「前回終わってからオランダに3週間帰って前検日の前の日に帰ってきた。良いリフレッシュになりました。前回と同じぐらいグッドコンディション。小倉は走りやすくて好きなバンク。今回もピンピンで勝ち上がりたい」


 番手を回る佐藤龍二はワンツーに意気込む。


 「調子は上がってきましたね。最後の伸びがもう少し欲しいけど。ブフリには頼むよと伝えておいた。前回の小倉は散々な結果だったので今回はその分もの気持ちで走ります」


 山本直は強い気持ちをもって挑む構えだ。


 「気持ちの弱さが出ることが多いので、今回は強い気持ちを大事に戦いたい。前回からフレームを戻して感覚も掴めた」


 

11R

選手の写真です。
山田英明選手

 好メンバーが揃う初日特選の中でも共同通信社杯でも決勝に乗りGレーストップレベルの実力を持つ山田英明がメインだ。


 「前回(決勝)はツメの甘さが出ましたね。自分はコツコツ型なので、これからも地道にやっていく。今回は練習では使っていたけど、実戦は初めてのフレームを使う。前回のモノとほとんど変わらないけど戦えるフレームかどうかを確かめるためにも前回りを志願した」


 バック数最多の早坂秀悟は同期が多く揃いやる気満々だ。


 「同期がこんなに多いのも珍しいね。同期だけはやっつけてやりますよ。朝倉(佳弘)さんとは仲がいいので、付いてくれるのは頼もしいですね。中5日で1日休んで4日練習してきた。力を出し切れるように頑張りたい」


 田中晴基は連続優参中と好調を維持している。


 「あっ旋が詰っているので、練習不足感は否めないですね。でもナイターだし少しゆっくりできるのはありがたい。このメンバーで九州は山田さんが前なら位置取り争いも激しくなりそう。でも後手を踏むことはできないのでそこは意識したいですね」

6R

選手の写真です。
安部達也選手

打鐘で矢口大樹が叩き返すと3番手の沼田淳一郎を古川貴之が捌く。矢口がグングンと駆けるも2コーナー過ぎに古川がまくり出る。しかし小野裕次のけん制を受けて車の進みが悪くなるとすかさず番手の安部達也が小野の内を掬う。掬ったスピードのまま抜け出すと初日特選3連勝を達成した。


 「古川君のおかげ。打鐘で一車捌いてくれたのがかなり大きかった。まくりにいった時点で捲り切ってくれれば自分はからまれないように追ったし今回みたいに進まなければ、内を掬おうと決めていた。調子良いよりも流れが良いですね。前のレースで岩橋(則明)さんが勝っちゃうから変に緊張した(笑)。」


 矢口は一周半駆けて粘ってみせた。


 「番手の小野君が仕事してくれているのがわかってゴチャつきが収まったのでこれは2人でワンツーと思ったら違う色がきてびっくりした。自分のレースはできたし動けていると思う」


 まくり進まずの古川貴之は修正を誓う。


 「前回から違うフレームを使っていて進みも良くないしちょっとしっくりこないので、終わってから(山田)英明さんに見てもらった。組み立ては良かったと思うので準決はもっといいレースができると思う」


 

7R

選手の写真です。
矢野昌彦選手

 小玉拓真が打鐘で押さえて駆けると野田源一と矢野昌彦で中団を争う展開になる。中団が併走のまま最終ホームを過ぎると2コーナー手前で矢野が野田を捌いてそのまままくり出る。大川龍二の執拗なけん制を乗り越えるとそのまま白星を掴んだ。


 「小玉君のスピードも良くて想定していたレース通りにはいかなかったけど、落ち着いてタイミングを計りながら仕掛けることができた。捌いて仕掛けてキツいレースだったけど、落車してから徐々に良くなっているのがわかる。後は乗り方を少し修正したいですね」


 武藤篤弘はコースを突いて伸び2着に。


 「突っ込むタイミングが少し遅れたけど、前がごちゃついていたので、結果的に正解だったと思う。警戒されない立場なのである意味走りやすい。やっと予選を勝ち上がれたので、この流れを続けていきたい」


 宗景祐樹は矢野を追って2センターで煽りを受けるも立て直して3着に入った。


 「前がごちゃついてデンジャラスだったから落ち付いて最後は踏んだ。結果的に3着になったけど、ラインで決まったからよかったんじゃないかな」

8R

選手の写真です。
佐々木豪選手

 赤板前で先頭に立った服部克久を藤田勝也が打鐘で叩きにいくも服部が突っ張る。すると最終ホーム前に佐々木豪が豪快にスパート。後続を千切る勢いで前団を飲み込むとそのまま一人旅となり押し切った。


 「やっと自分らしいレースができた。体の調子が良かったら良いレースができるのがわかった。小倉は良いイメージと軽い印象しかないので変なことは考えず思い切り仕掛けようと。後ろは離れてしまったけど、軽かったし良い感じに踏めた」


 服部克久は援護を受けて2着に。


 「やり切った。地元が後ろだったので、2車でも逃げることは話していた。打鐘で下げると巻き返しは難しいと思ったので、先行しようと。透に残してもらった感じ。でもやれるところを見せられたし久々に出し切れた」


 地元の松尾透は服部との巧連係を見せて確定板に入った。


 「作戦会議で豪が一人でくるだろうと考えていて服部さんがうまく駆けてくれた。先行してくれたので自分も仕事で応えようと思い頑張った。2人で上がれて何よりですね。服部さんに感謝です」


 

9R

選手の写真です。
ジョセフトルーマン選手

 前受けから車を下げたトルーマンが打鐘過ぎに巻き返して主導権を奪い取る。そのままグングンとスピードを上げると別線は反撃できず悠々と逃げ切った。


 「良いレースができました。先行できて調子も良い。踏み出しは50ぐらいの力で出切ってからは徐々に上げていった。小倉は静かで走りやすい。今開催が最後のあっ旋なので楽しみたいですね」


 尾崎剛は踏み出しで少し口が空くも付け直し最後は一杯になるが何とか2着に食い下がった。


 「踏み出した時に口が空いて追いついてからもずっとキツくて。何とか2着に残れて良かったけど、絶対に誰かに交わされたと思った。小倉だから付いていけた。外のバンクなら千切れていましたね」


 坂上樹大は目標の元砂勇雪が不発も直線で外を鋭く伸びて尾崎に迫った。


 「元砂君はまくり追い込みでいいと思ったら無理矢理出ていったので、余計に難しくなった。でも最後は意地で外を踏みましたね。3着まで届いて良かった」

10R

選手の写真です。
マティエスブフリ選手

 水谷好宏は後ろ攻めから打鐘で先行態勢に入るもすかさず巻き返したブフリが一度は中団におさまる。しかし最終ホームで再び踏み上げると一気に前団に襲いかかる。2コーナーで出切るとそのままグングンとスピードを上げて押し切った。


 「少し移動の疲れが残っていますね。脚に披露がある。でもレースで長い距離を踏めたので調子は良くなると思う。準決も良いレースをしたい」


 川崎健次は佐藤龍二を交して2着。


 「自分は何もしていない。自分が番手だったら龍二と同じことになっていると思う。3番手でもしっかりと踏み出しで付けられたのは収穫ですね」


 佐藤龍二は一車交されて悔しがる。


 「自分のミスですね。バックでブフリがかなり緩めたので、これは迫れると思い車間を空けた所で一気に踏み直されて追うので一杯になってしまった。普通に付いていっていれば何ともなかった。大失敗ですね」

11R

選手の写真です。
松岡貴久選手

 前受けの山田英明は赤板で一度車を下げるが、打鐘で一気に巻き返す。先行態勢に入ろうとしていた早坂秀悟を一気に叩いてそのまま主導権を奪う。ペースで駆けて最終バックを通過すると番手で絶好展開を迎えた松岡貴久が外を振りながら抜け出して初日特選を制した。


 「誘導が思ったより早かったのは気のせいかな。英明さんは行く気満々でしたね。凄い強かった。早く踏み過ぎた感じがするのでそこは反省ですね」


 五十嵐力は田中晴基に乗ると大外を鋭く伸びて松岡に迫った。


 「突き抜けたと思ったのにね。道中は口が空いたり詰めすぎたりと修正箇所は多いけど、最後の伸びは手応えがあった。でも久々の1着が欲しかったな」


 山田英明は打鐘から一周半駆けて3着に粘った。


 「あの展開になったので(打鐘で)仕掛けようと思った。悪くはなかったと思う。(自転車の感じは)普段しているような位置を取ってからまくったりするレースをしていないので、正直何とも言えないのが本音ですね」

4R

選手の写真です。
古川貴之選手

 前受けの木村幸希が後ろから上昇する奥平充男を突っ張ると中団の古川貴之も中団を譲らない。それでも奥平が打鐘過ぎで強引に巻き返すと合わせて木村が踏み出させない。奥平の番手が離れると俊敏に立ち回る古川が最終ホーム過ぎから追うとそのまままくり上げて後続を引き離して押し切った。


 「やっと自分らしい競走ができた。結果的には打鐘で無理矢理仕掛けなくて良かったです。レースが見えていて前々に踏めていますね」


 木村幸希は古川にまくられはしたが突っ張り先行\\で逃げ粘った。


 「古川さんがひとりで来てくれてよかった。本当は引いてカマすつもりだったけど、遅かったので突っ張ろうと腹を括った。前回落車してセッティングを変えて初日走ったことで感触を掴めたのが大きかったと思う」


 沖本尚織は木村を巧リードして3着を確保。


 「木村君と巧く呼吸を合わせられた。彼のおかげ。作戦とは違ったけど、巧く突っ張ってくれた。抜けていないけど自分の状態も悪くない」


 

5R

選手の写真です。
安部達也選手

 小野裕次は赤板過ぎに斬って清水剛志ラインを出させるも打鐘でその上を宮本龍一が叩く。すると小野はすかさず始動すると追い上げて最終ホームで清水と併走状態に。それでも豪快にまくり上げると前団をバック過ぎで飲み込む。最後は番手の安部達也が交して連勝を決めた。


 「小野君は苦しい所で良く仕掛けてくれた。本当に流れが良い。どんどん前を飲み込んでいって強かった。埼玉に欲しいですよね」


 小野裕次はまくってワンツーを決めた。


 「あの位置になってしまったので仕掛けないといけないと思った。キツい所でいったのでかなり苦しかったけど、まくりきれてよかった。ノープランだったので不安だったけど、巧くしのげた」


 笹倉慎也は3着も判断の難しさに苦悩した様子。


 「切り替えるのが早かったかなと。いれてあげても良かったけど、バック踏んでからあの位置ではキツいし。難しい判断になった。勝ちたかったので切替えさせてもらったけど、清水君には悪いことをした」

6R

選手の写真です。
矢口大樹選手

 後ろ攻めの宮崎康司が押さえにいくも半端に先頭に立つと打鐘前で矢口大樹が宮崎と前受けした小堺浩二の間を踏み上げて主導権を奪い取る。そのままライン3車で出切って最終ホームを通過しグングンとスピードを上げると別線の反撃を振り切り逃げ切った。


 「一周半踏めているので良いと思う。初日よりすんなりと出切れたので踏み直しもできましたね。脚自体は良いので決勝も良いレースをしたい」


 小堺浩二は中団で立て直すと最終3コーナーからまくって2着に入った。


 「矢口君が逃げる展開になったので誰も後ろから仕掛けてこないだろうと思った。詰まった所で仕掛けようと考えていたら一番キツいコーナー部分で。それでも2着に届いてよかった。でも初日のほうが脚はよかったかな」


 徳吉正治は最終バック6番手の位置から大外を強襲して3着に届いて地元で嬉しい決勝進出を決めた。


 「地元で決勝は嬉しい。自分でもびっくりですけどね。連日厳しいメンバーの中で良く戦えている。点数的にも勝ち上がれたのはデカい。この流れを大事にしたい」


 

9R

選手の写真です。
五十嵐力選手

 後ろ攻めの早坂秀悟は赤板で前受けのトルーマンを押さえにいくとその上を山本直が叩く。すると7番手まで下げたトルーマンはすかさず反撃態勢に入ると打鐘目がけて一気に踏み上げる。ライン3車で出切りスピードを上げて最終ホームを通過すると別線の反撃は困難。番手の五十嵐力がバックで車間を空けると直線で詰める勢いで差し切った。


 「敵ならノイローゼになる強さですね。バックで疲れている様子だったので車間を空けた方が良いのかなと思った。差せたけど踏み出しはグッとくる感じはある。少し口も空いているし。でも岩本俊介のほうが強烈だと思う。あくまで俺の感想だけど」


 トルーマンは2着もラインで決まったことを喜ぶ。


 「今までで一番長い先行でした。ラインで決まってよかった。好きに走って良いと言われたのでレースの流れを考えながら仕掛けようと思った。朝にトレーニングをし過ぎた疲れが残っているようなのでしっかりと休んで疲れを取りたい」


 川崎健次は踏み出しを凌いで3着を確保。


 「(五十嵐)力がもっと早く踏んでくれれば2着はあったね。踏み出しも凌げているので悪くないと思う」


 早坂秀悟は大敗したが重い口を開いた。


 「オレは外国人を倒す気で戦ったけど、そうじゃないやつがいるからどうしようもない。4番は斬らなくてよかった。外国人は前受けしたらズルズルと下げてくれるから黙っても4番は中団を取れるのに斬るからトルーマンを出させる展開になった。勝つ気のないやつはダメ。戦っているこっちが嫌になる」

10R

選手の写真です。
マティエスブフリ選手

 打鐘で矢野昌彦が叩いて主導権を握るもすかさずブフリが豪快なスピードで叩き返す。最終ホームを取り切り更にスピードを上げると別線の巻き返しは困難。スピードを緩めることなく悠々と逃げ切ってみせた。


 「時差ぼけもなくなってきて体の状態が上がってきている。ラインで決められたし良いレースをすることができた。(優勝すれば100勝で)勝てれば嬉しいのでしっかりと体を整えて挑みたい」


 田中晴基はピタリ追走して2着もブフリの強さに脱帽。


 「すごかった。出切ってから2コーナーまでスピードを上げて2コーナーから3コーナーまでは流してそこからゴールまでは思いっ切り踏み直していた。バイクですよあれは。あんなに強烈な踏み直しをするなんて考えられない。でも付いてよかった」


 松岡貴久はブフリラインを追って3着確保。


 「番手回っていたら差せてましたね(笑)。周回で想定外の位置を取らされたので終わったと思ったけど、何とか組み立てられた。3番手で追う形になったけど、ワンチャンスもなかった。ねじ込む所がなかったので自分だけになってしまった」


 

11R

選手の写真です。
山田英明選手

 赤板で山田英明が押さえると中団から車を下げた佐々木豪が打鐘で叩いて主導権。中団で山田と佐藤龍二が併走のまま最終ホームを通過すると山田は2コーナーからまくり上げる。2センターで逃げる佐々木を捕えるとそのまま押し切った。


 「前のフレームに戻しました。ある程度予想通りの展開でレースが進んだ。5番が粘るかなと思って早めにいったつもりだったけど、彼にはそれでも遅かったみたいで大坪(功一)さんのところで粘られてしまった。動いた感じも悪くないし決勝で外国人を相手にどこまでできるか」


 佐々木豪は山田にまくられたが2着に粘った。


 「踏んだりやめたりで別線を酔わせようと思ったけど、山田さんは強かった。まくってきた時にも合わせるつもりで踏み直したけど、それ以上のスピードで踏まれてしまった。でもやりたいことはできたので悪くないと思う」


 松崎貴久は佐々木豪の3番手から鋭く外を伸びて室井健一を交し3着に入った。


 「外を踏もうと決めていました。豪が強かったですね。作戦通りの競走をしてくれた。伸びも悪くないと思う」