18年後期の小倉ナイターF1初戦は、松谷秀幸が主役を演じる。今年はG戦の優出こそないが、2月奈良記念で3勝をマーク。F1戦でも5月前橋312着、一本休んでの平塚を212着と安定した成績を収めている。宮杯は二次予選で敗退したが、自力、番手と器用に立ち回って後半を31着。2度の確定板入りを果たした。今シリーズも、任された役割をきっちりとこなして勝機をつかもう。その松谷と連係するのは五十嵐力。まだ、成績にムラこそあるが、5月小田原を制覇など徐々に復調している。佐藤龍二も含めた神奈川の結束力で上位独占を狙う。
熊本勢も強力だ。松岡貴久は、ダービーで2勝や全プロ競輪を23着など大舞台でも好走。持ち前の機動力は、上位相手にも引けを取らない。持ち前のキレある走りでライバルを撃破する場面も。合志正臣は6月佐世保で怪我から復帰すると、いきなり623着。上々の滑り出しを見せた。レース勘が戻っていそうな当所では、さらなる好成績が期待できそう。1月当所でS級最年長Vを飾った西川親幸が3番手を固める。
関東勢は杉森輝大、小林大介が軸。杉森は目立った活躍こそないが、宮杯の最終日に清水裕友らを撃破するなど底力十分。小林も、前期は準Vを4回と安定した走りを見せている。両者で好連係を見せれば、本線撃破も。
6月松戸で落車した門田凌が出走なら注目したい。昨年末に特昇すると、3月当所では119着。その後もコンスタントに優出しており、その実力は侮れない。その門田を友定祐己がきっちり操縦して勝機を見出す。目標不在の林巨人だが、状態上向きだけに軽視禁物だ。