ルーキーの森川康輔がV争いの中心だ。兄の大輔(92期)を追って輪界入り。兄と同じくセールスポイントは強烈なダッシュ力だ。デビュー戦の玉野ミッドナイトは213着。準決勝は豪快なまくりで後続を千切って圧勝した。この3日間を見る限り、前受けからの引いてのカマシ、まくりが基本の競走スタイルになりそうだ。ドームの高速バンクは脚質にもマッチしている。ルーキー6人が参加するシリーズでスピード全開だ。
層の厚さなら九州勢。秋永昂人、松永真太は地の利を生かす。秋永は落車のケガから立ち直り、上昇ムード。降班した今期は初戦の玉野ミッドナイトで準Vと好走した。松永もケガからの復帰戦で決勝に進出している。両者が頼りにするのは新人の白濱一平だ。決勝でラインを組むことができれば、森川に対抗できる。
肥後公充の機動力も軽視できない。前期1、2班戦では大きな着が目立ったが、チャレンジ戦なら実力上位の存在だ。