ルーキーの佐々木豪がV争いの中心だ。3月松阪のルーキーチャンピオンレースは8着に敗れたが、4月は3場所で優勝2回、準V1回と文句なしの成績だ。恵まれた体格を生かしたダイナミックな走りは迫力満点。ドームの高速バンクでスピード全開だ。四国同士の西山圭二は4月当地で連勝の決勝進出。佐々木の番手回りならチャンスだろう。
九州勢は市橋司優人、佐々木翔一の機動型に、良永浩一、中村健志、岡田雅之、小林弘和ら精鋭ぞろいだ。市橋、佐々木の2人はムラ脚だが、地元戦は気合が違う。良永は怪我を乗り越え、リズムを回復。近況はコンスタントに㈸争いを演じている。地元で今年初優勝を狙う。大挙して勝ち上がれば強力なラインができ上がる。
藤井栄二の機動力も見逃せない。6月福井の決勝は後方7番手から豪快にまくって今年初㈸を達成。調子は上向きだ。追加参戦の白上翔も藤井と連係できれば面白い。
底力ある舘泰守は1カ月以上、負傷で欠場中。状態面が気がかりだ。7月からのS級復帰に向けて、ここで感触をつかんでおきたい。