降級した今期は、まだVがないのは不思議な近藤翔馬。末脚の粘りはもう少し欲しい気はするものの、スピード豊かな機動力はA級上位クラスで、初日特選で8勝をあげている。競走得点トップの今シリーズは、初V達成のチャンスとみた。しぶとい佐竹和也が食い下がり、四国ワンツーを目指す。
浅見隼、田川翔琉の九州勢も差はない。最近の浅見は自力攻撃に磨きがかかった印象で、10月岸和田122着、11月小松島126着など、随所で好走している。ただ、同月松阪は初日特選をまくって快勝も2日目から欠場していて、体調には一抹の不安が残る。田川は3場所続けて優参し、11月玉野では準V。調子に問題はない。
攻め口多彩な地元の菊池翔にも魅力を感じる。最近は優参が増えているし、11月大宮411着では、今年2V目をゲットした。うまく流れに乗って自力を出せれば好勝負に持ち込める。ベテラン山田敦也が菊池を盛り立てる。
遠藤勝弥、太刀川一成の南関勢も侮れない。遠藤は10月函館、11月前橋を連続オール2着の準Vと調子を上げてきた。遠藤が好スパートできれば南関勢で連独占もありうる。
近藤翔に好機到来
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近藤翔馬
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浅見隼