競輪祭と並行開催のためトップクラスは少ない。そんな中、高松宮記念杯、共同通信社杯で勝ち星をゲットしている皿屋豊の機動力はひときわ光る。9月松阪記念1235着、10月京王閣記念は予選を21着で準決にコマを進めるなど、最近の動きもいい。機動力を遺憾なく発揮して優勝をものにしよう。同県の西村光太はまくり兼備の差し脚好調。9月向日町で山田諒の逃げを差して優勝すると、10月高松では161着と2勝している。三重ワンツーは十分。中部勢では川口聖二、山口泰生の岐阜コンビも好勝負が見込める。川口はしばらく優勝からは遠ざかっているものの、9月豊橋記念2316着、10月高松213着など、調子に問題はない。三重コンビと連係か、別線なのかはメンバー構成次第か。
北日本勢は坂本貴史に期待がかかる。共同通信社杯では二次予選Bで勝ち星をゲットすると、11月静岡の準決は森田優をまくりで撃破した。仕掛けがツボにはまれば首位に躍り出る場面もありうる。地元の伏見俊昭が坂本に続く。10月青森では連勝で優参。予選、準決ともに目標の嵯峨昇を差していて、チャンスはきっちりものにしている。
展開がもつれると松坂洋平、山賀雅仁の南関勢が怖い。両者ともに近況は良好。松坂は直近4カ月の競走得点トップで、9月小田原、10月青森はいずれも準V。山賀も最近の伸びは申し分ない。9月豊橋記念では1171着と3勝をあげている。
パワーあふれる皿屋豊
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皿屋豊
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坂本貴史
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松坂洋平