木暮安由の総合力に期待する。全日本選抜では準決勝５着で優出を逃したが、11月競輪祭に12月別府記念、１月は大宮記念で優出するなど成績は高いレベルで安定している。平は一昨年８月オールスター以来の出場となるが、過去にはＦ１戦での優勝もある。直線の長い当所なら木暮の自在戦が最大限に生かせるだろう。池田勇人も関東勢屈指の機動型。年末から成績はひと息だが、万全なら自力もしくは木暮との連係で上位進出がありそう。
和田真久留、岡村潤の南関コンビも強力だ。11月競輪祭で落車した和田だが、12月大垣で決勝３着、１月久留米で準優勝と復帰後はその影響を感じさせない走りを見せていた。ところが２本欠場した全日本選抜では７５６７着と、まさかの成績に。ここまでに１カ月、２本の競走で、どこまで立て直せるかだ。対照的に岡村は12月広島記念、今年は１月宇都宮で優勝するなど差し脚好調。和田が復調ならもちろん、今のデキなら自分でやっても優勝争いに加わってくるだろう。
全日本選抜の二次予選で落車してしまった阿竹智史だが、最終日には中団先まくりで２着に入るなど怪我の不安を一掃した。平は１月に記念を走って３連対したばかり。不安要素は４日間、番手を回った平記念と違い、今回は自力で戦うシリーズとなりそうな点だけだ。岩津裕介は全日本選抜で２連対、１月大宮記念では決勝３着とキメ脚健在。前々に攻める阿竹の仕掛けに乗れば長い直線を鋭く伸びてきそうだ。
12月別府記念で落車した櫻井正孝は復帰戦の１月防府でいきなり優勝するなど、その影響を感じさせない走りを見せている。地元の小野大介も今期は１月松阪、２月高松で連続優出するなど乗れているだけに、この北日本コンビも侮れない。
三谷将太、荒井崇博も力のある追い込み型だが、ともに今シリーズはスジの機動型が手薄で苦戦を強いられそうだ。
木暮安由に期待も激戦
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木暮安由
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岡村潤
