デビューから怒とうのVラッシュを続ける山崎賢人が中心。大きく後方に置かれた9月小松島決勝こそ着外に敗れたが、デビューしてからの着外はその一度だけ。ここも圧倒的な力の違いを見せてVに最短だ。ただ山崎は11月高知、12月佐世保で6連勝し、1月8日からの小倉でS級特進がかかっている。特進が決まれば、シリーズの勢力図は大きく変わる。
前期までS級でも活躍し、直近の競走得点は100点を超える高橋雅之を軸に戦力が充実しているのは南関勢だ。高橋雅は一昨年後半に落車が続いたこともあり、今期からA級落ちとなってしまったが、昨年後半は調子も戻り鋭いキメ脚を見せていた。志佐は昨年後期で自信と力強さを身につけた。10月松戸で1、2班戦初優勝を飾ると、12月立川でも優勝している。
意地を見せたいのが地元の金澤竜二だ。これで2期連続のA級となるが、前期は5Vとさすがに地力のあるところを証明した。ここは若手機動型を相手に経験値の差を見せつけたい。
関東勢は和田禎嗣が前期S級で3カ月の欠場明け、齋藤正国も11月、12月と立て続けに落車し、ともに状態が気がかり。吉松直人、三宅旬と前期S級2名をようする中四国勢は今野大輔のデキが浮沈の鍵を握りそう。