とよはし競輪

TOYOHASHI KEIRIN

45#


決勝戦レポート

吉澤 純平(茨城)

吉澤純平がG3初優勝

 吉澤純平にとって決して多くない番手回り。しかも、初優勝がかかる記念決勝でプレッシャーは相当なものだったはずだ。それでも前を任せた金子幸央が赤板ホームから飛び出して吉澤のチャンスをお膳立て。その気持ちに応えるように最終コーナーから番手まくりを打った。

 「あれだけ行ってくれたので、ギリギリまで待ってダメだったら。中団に竜生だし、山賀さんも飛んでくるかもしれない。行くしかないと思った。いい展開を作ってくれた金子君のおかげ。今回はすごいチャンスを与えてもらった。不安はあったし、勝たせてもらったけど、プレッシャーには勝てた。嬉しいし、ホッとしてるほうが強いですね」

 直前のオールスターでは勝を挙げたが、二次予選で敗退。「あまりよくなかった。そういう悔しさがあったので」。オールスターに向けて練習した成果が出せなかった悔しさを次の場所にぶつけた。これが記念初優勝。「日間、力を出し切ったレースができた」。決勝戦こそ番手を回ったが、勝ち上がりの連勝は自力で強い勝ちかただった。次は来月16日から富山競輪場で開催される共同通信社杯。記念初優勝で弾みをつけた吉澤がビッグレースで頂点を目指す。

 

 任せた三谷竜生が仕掛けるのを待ってセンターから内に切り込んだ松岡貴久。鋭く吉澤に迫ったが、またしても記念初優勝はならず。

 「着が取れんね。三谷もほんとは粘りたかったと思うけど。それでも内をすくうか、ホームから行けば面白かったと思う。でもしょうがないね。(三谷は)赤板ホームで接触したからいつものレースじゃなかったけど頑張ってくれた。僕も久々に(記念決勝で)着以内に入れたんで」

 

 三谷竜生は赤板ホームで山賀雅仁と接触したことで全てが狂ってしまった。

 「粘ろうと思ってたんだけど、接触してしまって…。ホームで行ければよかったけど、接触でもうかみ合わなかったです。そのあとも仕掛けられずに終わってしまいました。調子自体はいいと思うんで、また次頑張ります」

 

 吉澤の記念初優勝に貢献した金子幸央は出し切ったレースに満足げだ。

 「キツかったです。ひとまず一生懸命先行して、残れるかなと思ったけど現実は甘くなかったですね。(三谷が)飛びつくのか突っ張るのかどっちかな?って感じだったので強めに押さえて、(打鐘過ぎ)センターからは全開。同期が勝ってくれて嬉しいし、次は僕がと思って頑張ります」

 

 吉澤マークの神山雄一郎着。残り周からのハイペースに最後は余力が残っていなかった。

 「展開はよかったけど(吉澤が)強すぎたね。それか俺が弱かったのかな。金子のかかりもよかったです」

 

 番手に置かれた山賀雅仁は仕掛けられなかった心の弱さを悔やんだ。

 「バックで詰まってるのに三谷君が行くだろうと。そこがダメだった。あれでも4着まで行ってるから純粋に行けばもっと出たはず。踏まなきゃな…。何やってんだよ。お客さんにも迷惑かけたし、次は出し惜しみをしないようにしたい」

レース経過

 スタートで山賀雅仁が誘導を追いかけて、山賀―江守昇―望月裕一郎の南関勢が前団。三谷竜生―松岡貴久―大坪功一、後方に金子幸央―吉澤純平―神山雄一郎が構えて周回を重ねる。
 三谷は青板のバック過ぎから、後方の栃茨勢を警戒して前との車間を空ける。7番手の金子が2センターから一気に踏み出すと、三谷も合わせて出るが赤板手前で金子が主導権を奪取。吉澤―神山まですんなり出切って、三谷は4番手に収まる。山賀は7番手まで下げて一本棒で打鐘。金子は落ち着いて3コーナー過ぎからペース上げて逃げる。そのまま別線の動きはなく最終ホームを通過。
 9番手の望月が2コーナーからインを進出。山賀もようやくバック手前からまくって出るが前は遠い。満を持した吉澤は、焦ることなく3コーナーから番手発進。神山は吉澤のダッシュにいっぱい。三谷の内を松岡が突いて踏み込む。後方では大坪と望月が落車。吉澤が抜け出して直線へ。神山は置いていかれ、松岡が追い込むも、セーフティーリードを保った吉澤が記念制覇。2着に松岡、3着に三谷が入り、吉澤マークの神山は5着。

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 S/B
7 吉澤 純平 31 茨城 101 S1 11.5
2 松岡 貴久 32 熊本 90 S1 11/2身 11.2
4 三谷 竜生 28 奈良 101 S2 11/2身 11.4
9 山賀 雅仁 34 千葉 87 S1 1身 11.2
1 神山雄一郎 48 栃木 61 SS 1/8輪 11.7
8 金子 幸央 23 栃木 101 S2 6身 12.5 B
3 江守  昇 41 千葉 73 S1 3身 12.0
6 大坪 功一 39 福岡 81 S2 大差
5 望月裕一郎 46 静岡 65 S1 大差

▲TOPへ