今節はビッグレースで存在感を示している自力型である脇本雄太、原田研太朗が激突する。
自転車競技との両立でハードスケジュールを余儀なくされている脇本は、冬場は調子を落としていたものの、京王閣ダービーでは2連対、5月函館記念は❶❸②❷着など力強さが甦ってきた。7月22日から地元の福井記念、8月11日からは平オールスターと大事な大会が続くだけに、ここは好調子を維持した状態で走れるはず。「トラックレース短距離エリート」に選抜されている機動力を遺憾なく発揮してVをゲットする。脇本には中近スジで林巨人が続くか。高松宮記念杯では初日、2日目と続けて落車したのは気になるが、大事には至っていない模様。一段と磨きがかかった差し脚で逆転を狙う。
最近はやや成績に波がある原田だが、仕掛けがツボにはまった時のタテ攻撃は破壊力満点。高松宮記念杯では白虎賞を制している。
後方に置かれてまくり不発のレースが散見するのは気になるものの、積極的な走りで主導権を握れば押し切り十分。原田と連係する濱田浩司は落車が続いているが、6月富山記念では決勝に乗っている。原田にきっちり続いての四国ワンツーは大いにありうる。
地元の後閑信一も忘れてはならない。5月大宮では吉澤純の逃げを利すと、三谷竜のまくりを好ブロックしてVをものにしている。ここは関東ラインの鈴木竜士を目標に地元Vを狙う。 菅田壱道、菊地圭尚の北日本コンビも展開がもつれるようだと怖い。
脇本雄、原田研の力比べ
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原田研太朗
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後閑信一