今シリーズは各地からA級上位の自力型がそろっていて、熾烈な優勝争いが展開されるのは間違いない。優勝候補は五指に余るが、最も勢いがあるのは宿口陽一だろう。今期は10年ぶりのA級降格となった宿口だが、長らくS級で活躍していた地力は、やはりA級では一味違う。3月大宮で3連勝を飾ると、続く同月平でも❸①❶着と連続優勝を達成している。位置取りも無難にこなすので混戦になっても不安はなく、連の軸として最適だろう。当所ホームの山崎充央が宿口を援護する。最近は差し脚に切れも増していて、1月川崎、3月取手で優勝。宿口の仕掛け次第では地元Vも十分にありうる。
関東では今泉薫、小林令も優勝を狙えるだけの機動力を備えている。埼京勢との連係は流動的も、機動力を発揮できれば単も可能だ。
北日本勢も引地正人、三浦翔大と自力型がそろっている。動向には注目しておく必要があるだろう。