おだわら競輪

ODAWARA KEIRIN

36#


決勝戦レポート

郡司 浩平(神奈)

郡司浩が地元記念を制覇

 オールスターから中3日での参戦となった郡司浩平(写真)。それでも、「気持ちは切れていません」と気合いを入れて初の小田原記念に臨んだ。連日、強豪らを相手に立ち向かってファイナル行きの切符を手にすると、決勝では冷静な状況判断で地元記念を制覇した。
 「すかさず、稲垣さんがきて対応できなかったです。でも、山中さんがこらえてくれていて。椎木尾さんのところで勝負しようと思ったら、1車だったので(切り替えた)。地元で優勝しないといけない使命感もあるし、最悪、武田さんとどちらかが獲れればと。それで、最後は武田さんと力勝負できるような仕掛けにしました」
 南関の3車が各自役割を果たし、絆の力で手に入れた優勝だった。今や南関の主軸を担う存在までに成長を遂げて、今後は強い責任感を持って戦いに挑む。
 「山中さんの気持ちが伝わってきて、嬉しかったです。次は僕が前でも戦えるように。中部、近畿も強いけど、南関も負けないで、僕が引っ張っていくような気持ちで頑張りたいです」
 2度目の記念優勝を手にして、更なる高みへ。今後控えるビッグに向けて気を引き締める。
 「(今後は短走路のビッグが続くが)33の競走形態というかもだんだん分かってきたかなって思うので。今後はそこ(共同通信社杯、寛仁親王牌)に標準を向けて。こうやってG1を獲るようような選手と戦えているんで、僕も今後加われるように」

 武田憲祐は直線で郡司に迫ったが、交わせず準V。しかし、競輪祭の権利を獲得して、さらなる飛翔を誓う。
 「ペースが上がっていて、脚が溜まらなかったです。もう少し迫りたかったですね。でも、ワンツーだったので、よしとして。今後は差せるように練習をします。これで、競輪祭にはつながったし、モチベーションも上がって練習にも身が入ると思います」

 高橋陽介が直線を伸びて3着。「迷いながら内にいったけど、遅かった」と瞬時の判断を誤って優勝を逃した。
 「何が何でもと思っていたけど。優勝コースだったし、もう少し早く突っ込めれば。確実に優勝のチャンスはありましたね。今思えば、みんな外を踏む選手だし、それを頭に入れていればよかったですね。(3着だけど)喜べないです」

 稲垣裕之は南関ラインに真っ向勝負を挑むも、7着に終わった。
 「南関の2段駆けに挑みにいきたい気持ちもありました。叩けたまでは良かったけど、すんなり番手に入られてしまって、きつかったですね。でも、今回も収穫はあったし、今後のレース(短走路のビッグ)に生かしていきたいです」

 山中秀将は大役を終えて、ホッと胸をなでおろす。
 「(郡司が優勝で)本当に良かった。でも、(稲垣を)出させるつもりはなかったし、出させてはダメですね。(和田)真久留も準決勝で気持ちを押し殺して走ってくれたし、郡司もチャンスを生かして勝ち切れたし。(南関の)みんなのこれからにつながったと思います」

レース経過

 号砲が椎木尾拓哉が勢いよく飛び出してスタートを取った。稲垣裕之を迎え入れると、初手は稲垣ー椎木尾、山中秀将ー郡司浩平ー武田憲祐、原田研太朗、高橋陽介ー佐藤康紀、吉田敏洋の順で隊列が整う。
 レースは早めに動いた。まずは青板前から高橋が上昇していき、誘導の後ろが入れ替わる。すると、今度は山中が押さえて誘導を降ろし、青板バックで先頭に立つ。しかし、稲垣の巻き返しは早かった。赤板前から動いた稲垣は一旦中団で止まったのち、再度踏み上げ南関勢に襲い掛かる。打鐘が入り、山中も懸命に前に踏んでいくと両者でモガキ合いに。力比べは稲垣が制して最終バックを取ったが、椎木尾が離れたため、郡司が俊敏に番手にスイッチする展開に。さすがの稲垣ももう余力はなし。そこから吉田がまくってくると、郡司が合わせて番手まくりを敢行し、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。武田が吉田を止めてしっかり2着をキープ。高橋が後方からコース取り良く迫って3着に入る。

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 S/B
1 郡司 浩平 25 神奈 99 S1 9.5 B
8 武田 憲祐 33 神奈 93 S1 1/2身 9.4
4 高橋 陽介 34 青森 89 S1 1身 9.3
5 吉田 敏洋 36 愛知 85 S1 1身 9.7
6 佐藤 康紀 41 青森 73 S1 1/2輪 9.3
3 原田研太朗 25 徳島 98 S1 2身 9.7
2 稲垣 裕之 39 京都 86 SS 4身 10.3
9 椎木尾拓哉 30 和歌 93 S1 3/4身 10.0 S
7 山中 秀將 30 千葉 95 S1 大差

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