三登誉哲が機動力でリードしている。昨年の前半戦はS級で活躍。後期はA級戦でハイレベルな戦歴を収めた。12月名古屋は連日、バックを取る圧巻のパフォーマンスで完全Vを達成。失格の影響で今期もA級だが、スケールの大きな走りで期待に応えてくれるはずだ。内藤敦が三登とタッグを組む。前期S級の実力者。降級初戦の別府は初日特選でいきなり落車。それでも最終日までしっかり走り抜いた。三登をしっかりガードして一騎打ちに持ち込もう。中四国連係で森岡正臣まで加わるようならラインの厚みが増す。
紫原政文、大竹慎吾の九州の重鎮が今期はA級で戦う。紫原は3月に50歳を迎えるが、闘志はまだまだ健在だ。初戦の松阪は決勝進出を逃したが、4戦目のここならA級のペースにも慣れているだろう。52歳のベテラン大ベテラン大竹は元気いっぱい。落車のケガから立ち直り、鋭い決め脚が戻ってきた。初戦の岸和田でもきっちり決勝に乗っている。両者とも九州の機動型が手薄な不利をどう克服するかがポイントだろう。
中井勇介、川木敬大、田中俊光の近畿勢も怖い。中井は落車の影響で精彩を欠いているが、本調子なら互角に渡り合える。吉川起也、宝満大作の中部勢も軽視は禁物だ。