太田竜馬を擁する四国勢に期待する。9月向日町記念は1223着と大暴れ。決勝は主導権を握って別線を完封。小倉竜の優勝に大きく貢献した。その後も9月武雄の共同通信社杯、10月前橋の寛仁親王牌でそれぞれ2勝を挙げている。今シリーズもその勢いでラインを上位独占に導こう。その太田を援護するのは香川雄介と池田憲昭だ。香川は前記の向日町記念で、太田の3番手から準V。その後は9月青森記念の初日特選で落車し、寛仁親王牌では失格と近況の流れは悪いが、今シリーズで結果を残してばん回したい。池田はまくり兼備の決め脚が冴えている。
山中秀将は2月四日市記念からVはないが、F1シリーズでコンスタントに優勝争いを演じている。9月松戸記念の初日特選は、取鳥雄の先行を鮮やかにまくって白星をゲット。今回も得意のまくりで四国勢に対抗する。伊勢崎彰大は9月の共同通信社杯でシリーズ3度の確定板入り。続く同月富山では今年3度目の優勝を飾っている。山中との強力タッグで魅せる。
諸橋愛は夏場以降の成績が驚異的だ。9月共同通信社杯ではビッグ初制覇。続く同月松戸記念は完全Vを達成した。10月寛仁親王牌の準決で落車したが、タフな諸橋なら心配ないだろう。現在、賞金ランキングは8位。獲得賞金でグランプリ出場の当確圏内だが、このシリーズでもしっかり賞金を上乗せしていく。池田勇人は9月佐世保、10月取手とF1で連続V。好調時の動きを取り戻している。
徐々に復調している川村晃司や差し脚シャープな筒井敦史、高原仁志の動向も見逃せない。