佐々木豪、溪飛雄馬の地元コンビで優勝争いをリードする。佐々木は順調にランクを上げ、今期から初の1班。今期2戦目の7月高知で優勝するなど西のA級を代表する機動型だ。溪は今期が9年ぶりのA級戦となる。降級後2場所で勝ち星はないが、いずれも決勝には進出するなどレースは堅実。同県の好目標があるここは優勝のチャンスだ。森岡正臣や村上清隆も争覇級の実力者で、そろって勝ちあがれば強力な中四国ラインが完成する。
黒木誠一も今期からA級落ち。しかし、前期S級の5月玉野では完全優勝も飾るなど、鋭いタテの脚は健在だ。降級後の成績は物足りないが、8年以上ぶりのA級なら仕方ないか。ペースに慣れれば、V量産も可能だ。近畿勢には好調維持する石口慶多がいる。7月広島決勝は単騎で優勝。ここは黒木と兵庫ラインを組んで中四国勢に襲いかかる。
九州勢は高鍋邦彰、本郷雄三と前期S級の機動型がズラリ。追い込みには同じく前期S級の坂本晃輝もいる。一枚岩で結束すれば、一躍優勝争いの主役に躍り出そうだ。