野口大誠がV候補の筆頭だ。降級後、4場所はあと一歩のところで優勝を逃しているが、ここでは機動力抜けた存在。逃げてもまくってもVに最短だ。ガードするのも小原将通、米原大輔のS降り追い込み陣。小原は1月佐世保で落車の影響が気がかりだが、降級初戦で優勝するなど差し脚はA級屈指。米原も堅実で他地区の戦力を考えれば九州勢での優勝争いになりそうだ。
積極さが光るのは伊藤慶太郎だ。1月松戸は3日間バックを取って122着とペースに持ち込めば末脚は強じん。小佐野文秀、さらにはスジの目標が手薄な浦崎貴史を味方につけられれば九州勢を苦しめられそう。
他にも欠場の影響を感じさせない高橋清太郎や吉川起也、江本博明と自力、自在な選手はそろっている。強力な九州ラインにどう攻めるのか注目だ。