S降りの日野博幸を本命に推す。前期は12月別府記念で白星を挙げるなど、降級直前に状態を上げていた。そんな中でのA級戦は、初戦の松山を716着。Vこそ逃すが、準決勝では後方からまくって別線を一蹴と持ち前のパワーを発揮した。続く小倉では、初日特選で小島歩、瓜生崇智らを撃破。準決勝では中団併走からの仕掛けで連勝を果たすと、決勝は後方から豪快にまくって完全Vを飾った。やはり、A級では実力が一枚上手。今節は同県の後輩・野村典嗣を目標にでき、期待値もさらに上昇だ。その野村は11月武雄をVなど、今やA級屈指の機動型にまで成長。先行、まくりを展開に応じて使い分けるなど、器用な立ち回りを見せている。当所でも巧みなレース運びで日野とワンツーを決めよう。
対する地元勢も怖い。原口昌平は昨年3V30勝と大いに活躍。バックを取る積極的な競走で、並み居るライバルたちを黙らせてきた。さらに、当所は走り慣れたホームバンクだけに、癖も熟知している。勝負所を逃さぬ仕掛けで、地元を守ろう。阿部兼士も当所がホーム。近況はVこそないが、12月向日町、1月別府を連続で準Vなど安定感は高い。1月名古屋は精彩を欠いたが、大事な地元戦に向けて修正してくるはずだ。12月佐世保記念のレインボーカップチャレンジファイナルで特昇を果たした111期の金ヶ江勇気も、1月高松を制すなど快進撃が止まらない。1月松山で落車した安東宏高だが、目標豊富だけに出走ならチャンスのシリーズだ。
宮下貴之は1月平塚を制覇。俊敏な動きで佐々木孝司らを破るなど、キレある走りを披露した。タテヨコ自在な動きで逆転狙う。リズムに乗れていない安藤孝正は、宮下の番手から流れを変えよう。
キメ脚鋭い後藤彰仁は、堀兼壽を目標に活路を見出す。眞原健一は目標不在も、ベテランの経験と持ち前のレースセンスを生かして一発を狙う。