久留米競輪

KURUME KEIRIN

83#


レース展望

中部勢が総合力でリード

中川誠一郎

浅井康太

武田豊樹

 熊本競輪開設67周年記念「火の国杯争奪戦(G3)」が、久留米競輪場を舞台に10月19日から幕を開ける。浅井康太、武田豊樹のS班2名を筆頭に、深谷知広、吉澤純平、古性優作ら強豪が参戦。これをS班の中川誠一郎、合志正臣、松岡貴久ら地元勢が総力を結集して迎え撃つ注目のシリーズ。また、10月22日の最終日、第9レースにおいて、S級ブロックセブンが一発勝負で行われる。


 各地区から実力者がそろったが、総合力で中部勢がややリード。中でも、Vに一番近いのは浅井康太だろう。今年はVこそないが、持ち前の安定感は変わらず。オールスターの準決では、今回も連係が予想される深谷知広の難しい仕掛けを付け切って今年3度目のG1優出。決勝でもラインの3番手から、前の竹内雄の落車を避けて番手にドッキング。3着に入り、賞金でのグランプリ出場をほぼ手中におさめた。共同杯は二次予選で涙を飲んだが、3日目には深谷を援護して、きっちりワンツー。今シリーズも、深谷と息の合った連係からVをつかもう。その深谷は、復帰したナショナルチームのトレーニングを積んでレベルアップ。9月青森記念では、初日、準決と逃げ切りで勝ち上がると、決勝は高回転まくりで大会連覇を達成。賞金ランクも上がって、3年ぶりのグランプリ出場が見えてきた。威力を増したタテ攻撃で別線を圧倒しよう。近藤龍徳は、深谷のアドバイスを受けて不調から脱出。中部ラインをきっちりと固める。

深谷知広

吉沢純平

合志正臣

武田豊樹は全日本選抜を準Vなど、今年前半からビッグを4大会連続で優出。良い流れで後半戦に入った。だが、オールスターの準決で落車。以後は欠場が続いている。親王牌から復帰予定で、レース勘を取り戻した当所でも活躍するだろう。オールスターの最終日に落車した吉澤純平だが、それほど影響はなさそう。共同杯は2738着で二次予選敗退も、初日に村上義らを力強い先行で撃破など随所で好走を見せた。続く青森記念のブロックセブンでも、清水裕らに脚の違いを見せ付けて1着。武田には弟子の存在は頼もしい。

地元勢は総力を結集して他地区勢を迎え撃つ。なかなか調子の上がってこない中川誠一郎だが、共同杯で2481着など徐々に上向き。人の後ろを回るレースも増えたが、8月小田原記念でまくって2勝と自力もまだまだ健在だ。合志正臣は9月立川をVなどキメ脚が冴える近況だったが、続く函館では落車し、親王牌を欠場。地元記念には何とか間に合わせたい。9月松戸記念で2勝を挙げた松岡貴久や、F1戦では無傷の優出が続く松川高大も地元記念に気合十分。さらに共同杯で落車した山田英明も調子を戻して参戦なら、強力な九州ラインが完成する。
近畿勢の中心は古性優作。3月松阪では浅井、深谷、吉田拓を破って2度目の記念V。さらに、ダービーで1911着など、G戦線でも輝きを放っている。タテヨコ共に磨きがかかり、今や近畿の主翼を担う存在までに成長した。親王牌から約2カ月半ぶりに戦線復帰し、ここからまた巻き返す。力を付けた大竹歩が優出なら番手もあるし、南修二らを連れて強気に攻める。
共同杯を優出した松谷秀幸に、まくりが冴え渡る岩本俊介ら南関勢も侮れない勢力。他にも小松崎大地率いる北勢、成長著しい取鳥雄吾の走りも注目だ。

注目選手

  • 山岸佳太
    茨城・107期・S2

    山岸佳太

     8月小田原記念準決では、山中秀との力勝負を制して優出。決勝でも、S班の渡邉一らから逃げ切って記念初Vと力強い走りを見せた。G1初参戦となる親王牌で多くのことを吸収し、当所で昇華させよう。

    ■直近4ヶ月成績(*10/23現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    106.88 13 11 4 0 11
  • 津村洸次郎
    福岡・101期・S2

    津村洸次郎

     今期からS級に復帰。まだ優出こそないが、毎場所で積極的な競走を見せている。9月岐阜記念6391着の最終日では、打鐘からカマして押し切り。点数以上の脚はあるので、上位戦でも注意したい。

    ■直近4ヶ月成績(*10/23現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    99.09 14 2 2 2 16
  • 新山将史
    青森・98期・S2

    新山将史

     6月川崎での落車で一頓挫あったが、8月西武園の優出をきっかけに動きが良化。9月岐阜記念では、先行して2連対。続く福井でも決勝に進出とムード良好だ。仕掛けがハマれば大駆けも十分。

    ■直近4ヶ月成績(*10/23現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    103.08 8 5 4 3 14

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