競走得点こそノーカウントだが、参加する35選手にとって今回がデビュー戦。養成所在所時の成績やタイムしか判断材料はないが、まず注目すべきは在所中にゴールデンキャップを獲得している山口拳矢、青柳靖起の2人だろう。山口は幸二氏(62期・引退)を父、聖矢(115期)を兄に持つ2世レーサー。スピードを生かしたまくり、追い込みを主体に32勝を挙げ、在所成績3位に輝いた好素材だ。在所成績は参加メンバーで最上位。デビュー後も同期をリードできるか。
対する青柳は高校まで野球をやっていたため自転車歴は浅い。それでも在所中にはゴールデンキャップに輝くなどポテンシャルは高く、卒記チャンプとしてもデビューから注目を集める存在だ。在所成績は8位だが、伸びしろは十分。持ち前の回転力で3連勝で制した卒業記念同様に同期を圧倒するか。
5位の松本秀之介や7位の阿部将大、9位の松岡辰泰までが在所成績ベストテンに入っている選手。松本は在所中の記録会でオールA評価を獲得しているし、阿部は卒業記念で決勝に進出した。松岡も第2回トーナメントで優勝するなど勝負強さが光る。
渡邉雅也、太田龍希もそれぞれ晴智(73期)、真一(75期)とタイトルホルダーの父を持つ2世選手だ。渡邉は父譲りのスプリント力が魅力。大田も在所中に2回のA評価と能力は高い。
注目のルーキーが目白押し
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山口拳矢
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青柳靖起