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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ協和食品杯

2.2Sun 3Mon 4Tue

次回開催

F2

2/7 ・8 ・9

検車場レポート

  • 2/1 Sat.  (前検日)
  • 2/2 Sun.  (1日目)
  • 2/3 Mon.  (2日目)

6R

選手の写真です。
成松春樹選手
 単騎が3名となり、実質2分戦の様相。混戦気配が漂うが、昨年12月から初日特選を4連対中している成松春樹が中心となりそうだ。
「今期は2場所準決で飛んでいるのでダメですね。最近は意識してまくりを使うことが多いので、無理して先行していないのが良くないのかも。今回は小倉だし特選スタートなので、1周半くらい仕掛けてみたい。スピードの乗りは良いので、理想はバックを取るようなレースをしたい」

 成松をマークするのがしぶとさに定評ある井出健。
「(成松との)連係は何度もありますよ。今回は中5日で、キツめの練習をした。前回成績が良くなかったので、その分も頑張りたい。今回は大丈夫だと思うので、しっかり付いていきたいです」

 111期の高橋大輝が一矢報いるべく気合を入れる。
「間が空いたので、正月休みのつもりで実家に帰りました。今は冬期移動で東京で練習しています。(従兄の高橋)大作さんが引退したので寂しいですね。その分まで頑張りたい。初日は車番的に後ろ攻めになりそうだし、押さえて、(成松に)カマされないようなペースで駆けていきたい。初日特選に乗れたので力を出し切りたいです」

7R

選手の写真です。
山田諒選手
 今シリーズに出場する選手の中で、最多のバック数を誇る山田諒が中心。近況はG戦線での活躍も光っており、ここは人気に応えるだけでなく内容も求められる。
「他の人よりも踏める距離は長いので、先行してなんぼ。F1は準決が課題になっているけど、まずは予選を普通に走って勝ち上がります。練習はめちゃくちゃしてきたので、仕上がりは良い。ドームバンクも問題ないと思います。先行は良いけど、まくりだと車が出ないので油断せずに戦いたいです」

 山田と初連係となる小林信晴は追走に集中する構えだ。
「山田君とは初めての連係。強いのは知っているよ。1月の小田原で落車したけど、ケガはどうってことなくて軽傷でした。復帰戦で焦りがあったので落車してしまったのかも。前回1着取れたのは、前のおかげ。今回は必死に付いていきます」

 須賀和彦は川越勇星に託して強敵撃破を目論む。
「状態はあんまり良くないんですけど、東日本でまとまってラインで(山田を)どうにかしたいですね。川越君は何でもできる印象があるし、前検日にあいさつに来てくれて気持ちを感じ取れた。ラインで頑張りたい」

8R

選手の写真です。
庄子信弘選手
 前回の伊東で準Vを挙げるなど、近況抜群の動きを見せている庄子信弘が人気になりそう。
「(前回は新山響平を抜いていたが)最近はイメージ通り車も伸びているし、前回は良かった。番手の時は前が強いことが多くて、追い込みとしての技術はまだまだ。今回は自力なので、自分のレースをしたい。流れの中で逃げでもまくりでも、位置取りでも何でもやっていく。今期は1班の点数を取りたいですね」

 竹村勇祐が庄子の番手から上位を目指す。
「連係は初めてします。もう今はすっかり気持ちが追い込み選手ですよ。状態は問題ないし、やっと本線の番手を回れる。点数も上げてきたのに、最近は厳しい位置が多かったですから。しっかり練習したので頑張りたい」

 小岩大介は上吹越俊一と連係せずに、山本健也に託すことに。
「山本さんはまくりだとしても、前へ前へ攻めてくれる。僕みたいなタイプだと前にいた方がチャンスがありますから。なんとかして成績を上げていきたいですね」

9R

選手の写真です。
加倉正義選手
 昨年500勝レーサーの仲間入りを果たした地元の加倉正義が注目を集めそうだ。
 「前回最終日の失格は仕方ないですよ。実害を受けている選手もいる訳ですからね。最近は余裕があるので、逆に失格するのかも。地元ですし、気持ちを切り替えて頑張りたい。曽我君とは和歌山記念以来の連係で2回目。前回は凄い頑張ってくれたし、今回もまずはちゃんと付いていかないと」

 実績ある大先輩に託された曽我圭佑は気合十分。
「中18日あったので練習はしっかりやってきたつもり。小倉なのでイメージ的にカカリやすいと思うし、相手も強いので前々に積極的に攻めていきたい。後ろが加倉さんというのは心強いですね。僕は前だけを見て走りますよ」

 東日本勢を率いる蒔田英彦は終始リラックスムードで検車入り。
「練習は変わらずできているけど、成績がまとまらないのはメンタル的な問題。ここら辺で一回流れを変えたいですね。曽我君は点数以上に強いし、後ろが加倉さんなので警戒したい。油断せずに積極性を失わないように走りたいです」

10R

選手の写真です。
横山尚則選手
 横山尚則は2班で予選スタートだが、今節の機動型では競走得点がトップ。さらに初日の予選は積極的な高橋築を目標に得て別線を迎え撃つ。
「番手回りは技術的にまだまだだと思いますけど、与えられた位置で頑張りたい。近況は成績が良くないが、弟子の朝倉(智仁)達と練習はできているし、脚自体は大丈夫。一番弟子(遠藤)はまだ意識が戻らないので、もちろん心配。でも僕らは練習してできることをやるしかないので」

 横山に託されたのは今期S級に返り咲いた高橋築。
 「いつも通り練習してきました。状態は変わらないですね。ここ1年くらい立川で山崎充央さん達と練習している。立川記念も重たかったし、立川の風を浴びたら、どこでも軽く感じますよ(笑)。横山さんには初めて任されるけど、しっかり勝てるように考えて走りたい」

 中国勢の先導役は坂本修一。流れに応じた攻めで強敵に一矢報いるか。
「普通に練習したので、流れの中で何でもして頑張りたい。追加はだいぶ前だったので準備できました。前回のいわき平記念から新車を使っているけど、今ひとつ。もう少しセッティングを煮詰めていきたいなって感じです」

11R

選手の写真です。
飯野祐太選手
 激戦ムード漂う初日特選。ラインの充実度と近況の動きから飯野祐太に注目したい。
「中3日は普通に練習してきました。今は内に包まれないようにして、出し惜しみすることなく走るように意識している。今年から取り入れた練習方法は全て良い方向にいっていると思う。小倉はイメージ良いし、頑張ります」

 飯野の番手を回るのが渡部幸訓。今期初のS級1班となり、今年飛躍が期待される一人だ。
「飯野君とは何度も連係しているので、脚質も分かっているつもり。前回初日に落車をしたので、どれくらい自分の状態が戻っているのか気になりますね。見えないダメージもあるかもしれないので、まずは一走してみないと。練習での脚の貯金はあるので体調が戻ってくれば勝ち負けできると思います」

 地元の野田源一は得意のまくりで一発を狙う。
「最近1着も増えてきたし、行ける所から仕掛けていきたい。最終的には飯野君か伊藤君のどちらかがカマしていきそうだし、初手の位置で流れを見ながら判断したいですね。疲れは取ってきたし、地元なのでしっかり優勝を目指したい。小倉は相性良かったけど、最近は連を外しているので頑張りたいです」

6R

選手の写真です。
成松春樹選手
 正攻法の成松春樹が押さえにきた高橋大輝を赤板で突っ張る。成松が徐々にピッチを上げて最終ホームを一本棒で通過。バックで中団から単騎の渡辺航平が仕掛けるも、軽快に逃げた成松が末良く押し切った。
「今のルールなら赤板手前で切るのはダメなので、誘導が降りたタイミングで踏み込めば良いって感じでした。着ほど感じは良くないですね。バックから踏み上がらなかったし、フワフワしていた。準決は3分戦なので行けるところから仕掛けたいです」

成松マークの井出健が懸命に喰らい付いて2着を確保。
 「成松が強かったです。突っ張るか引くかどうするかは任せていました。付いていくのは良いけど、抜きにいくイメージがちょっと悪いですね。でも前回よりは感じが良かったので、準決勝が大事な勝負ですね」

九州両者を追った藤原悠斗が3着となりラインで上位を独占。
「成清(謙二郎)さんが後ろにいたのが分かったので、あのカカリで外を踏んだら内に来られて抜かれてしまう。だから、内だけ締めて真っすぐ踏みました。成松は巧かったし、ペースで行っていましたね」

7R

選手の写真です。
山田諒選手
 篠原龍馬が切った上を、山田諒が打鐘で一気に叩く。川越勇星はすかさず反応して最終ホームで中団へと追い上げるも、グングン飛ばす山田が最終バックを先頭で通過してそのまま力強く押し切った。
「やることやってワンツースリーなので嬉しい。ラインで決められるのはなかなか出来ないので。今日は完璧なレースができました。こういう対戦相手の時にしっかりワンツースリーを決められるのは良いこと。カカリがスカスカしたけど、しっかり踏めているってことなのかな。あとは脚にアタリが付けば良いので、少し自転車に乗って調整したい」

 山田と初連係だった小林信晴だったが、しっかり追走して2着をキープ。
「きつすぎてシャレにならないですよ。バイク誘導をやっているみたいでした。顔見せから(山田に付いていくのが)きつかったし、あと半周くらい(山田は)いけそう。体に悪いですよ(笑)」

 中部3番手の三宅裕武もしっかり続いてライン上位独占。
「山田君は後ろが付きやすいように巧く駆けてくれた。強かったです。今は皿屋豊に練習を付けて貰っているので、ちょっと余裕が少しあったのかも。もうちょっと点数を上げていきたいですね。明日もしっかり走りたい」

8R

選手の写真です。
庄子信弘選手
 石口慶多が赤板過ぎに先頭に立って打鐘を通過。正攻法から中団に下げた庄子信弘は山本健也に押し込まれた勢いで打鐘の2センターから内へ潜り込み、石口の番手を奪う。石口は最終ホームからペースを上げるも、庄子が2コーナーの出口から早めに仕掛けてバックで飲み込み、そのままの勢いで押し切った。
「(山本に)押し込まれちゃったし、内へいきました。番手に嵌ってから後ろに竹村(勇祐)がいないって分かったので、早めに仕掛ければ竹村にもチャンスがあるかなって。待ってから踏んだら竹村にチャンスはないですから。メンバー的にも余裕はあったし、臨機応変に動けている。体は良いと思います」

 バック4番手から踏み上げた立花成泰が2着に食い込んだ。
「一番強い選手が僕の視界の前にいたので、良い位置でレースの流れとか色々と様子を見ることができました。待ってから踏んだら車は出ないので仕掛けていきました。脚が良くなったとかそんなんじゃなくて、普段と変わらない練習をしている。僕の場合は気持ちとかレースに対する集中力でしょう」

 3コーナーから外を踏み込んだ山本健也が3着に食い込んだ。
「凌げたが、小岩(大介)君を勝ち上がらせることができなかったのが申し訳ない。他地区で点数も10点くらい違うのに付いてくれたので、絶対後手は踏まないぞって気持ちで走れました。両手離して喜べないけど、勝ち上がれて良かったです」

9R

選手の写真です。
西本直大選手
 赤板で上昇した曽我圭佑が西本直大を押さえて打鐘。曽我がペースを上げると、後方から蒔田英彦も巻き返して最終ホームを通過。加倉正義のけん制を乗り越えた蒔田がバックで曽我を捕えるも、更に外をまくった西本が前団を一気に飲み込んだ。
「久しぶりの一着。いつ以来だろうって感じです。自分の順番が来たら仕掛けるってことを考えて走っていました。セッティングを少し変えたくらいなんですけど、それが良かったのかも。初日クリアできたのは大きいですね。小倉は走り易いし、成績も良いと思う」

 蒔田マークの山田幸司が直線で追い込んで2着に入った。
「蒔田君が凄かったね。良くあのけん制を凌いでくれた。けん制を貰ってからもう一度踏めるのが凄い。蒔田君がまくった後に、すぐ西本君がきていたけど一車ってのが分かった。行かれたのは仕方ないかなって思います」

 3コーナーで切り替えて外を踏み込んだ加倉正義が3着に食い込んだ。
「西本君が強かったですね。前回からフレームとクランクを換えて軽く感じるけど、山田君を捕えられていないので…。悪いわけではないけど、少し寂しいかなって感じです」

10R

選手の写真です。
横山尚則選手
 初手中団の佐藤一伸が坂本修一を押さえて、その上を高橋築が叩いて打鐘。叩かれた佐藤は飛び付いて小林潤二を捌く。高橋がそのままグングン駆けていき、番手の横山尚則は車間を空けてバックを通過。車間を詰める勢いで踏んだ横山が直線で逃げる高橋を捕えて1着。
 「(高橋を)残したというよりも残ったって感じですね。僕のところで(佐藤に)粘られるかと思ったけど、3番手でしたね。僕のところにこられたら何が何でも番手を守ろうと思っていました。車間を空けてからはムダな動きだけしないようにって思って、前を残したいなって。道中の間合いの取り方とかが、まだ難しいですね。でもやることはやれたと思います」

 逃げた高橋築が2着に粘り込んで関東ワンツー。
「久々の先行で疲れました。きつかったです。でもなんとか2着に残れたので、最近の中では一番調子が良いかもしれない。小倉はやっぱり軽く感じますね」

 佐藤一伸が3着に食い込んで予選を突破
「狙い通りというか、たまたま小林さんの内で合ってしまった。取り切ってからは余裕があったけど、横山君が車間を空けていたので仕掛けられなかった。最後まで横山君が踏まなかったので、自分は何もできなかった。でも体は悪くない」

11R

選手の写真です。
野田源一選手
 赤板で伊藤信を押さえた飯野祐太が打鐘からペースアップ。単騎の北村信明が先手ラインを追い、野田源一は5番手、伊藤信は7番手となって最終ホームを通過。後方から伊藤が仕掛けるも、野田も合わせてバックから踏み込み、逃げる飯野を捕えて後続の追撃を振り切った。
「想定内の展開だったけど、北村君が内を掬ってきたのだけは少し驚いた。5番手になってからは落ち着いて冷静に対応できたと思います。踏み出した感じも良かったし、ワンツー決まったので良かった。」

 野田を懸命に追い掛けた西川親幸が2着となり九州勢でワンツー決着。
「ゲンちゃんが強かったし、付いて行けて良かった。バックでは行けって思ってましたよ。被ったらきつくなってしまうのでね。年末のグランプリシリーズから脚の状態は良くなっていますよ」

 北勢追走から直線で伸び勝った岡光良が3着。
「野田さんが強かったですね。飯野君も結構良いペースで行っていたと思うんだけどな。踏み上げていったときに口が空いたし、余裕はなかったです。直線では外に張りながら踏み込めたし、その辺りは良かったと思う」

4R

選手の写真です。
高井流星選手
 赤板で山田純也が上昇し、正攻法の高橋大輝を押さえる。その上を安谷屋将志が切ると、高井流星はすかさず巻き返して一気に打鐘で先頭に立つ。最終ホームを一本棒で通過。後方から高橋が巻き返すも、逃げた高井のカカリは良く、藤原悠斗のけん制を受けて失速。4コーナーを先頭で迎えた高井が最後もしっかり踏み直して押し切った。
 「昨日に比べたら全然楽でした。すんなり出られたし、流れの中で仕掛けていけた。でも初日の疲れは抜けていないですね。今日はワンツースリーで良かったです。だんだん練習の成果が出てきていると思う。巧くペースで走れたし、決勝もラインを生かしたレースをしたい」

 高井マークの藤原悠斗が2着を確保。今年初となる決勝戦の切符を手に入れた。
「強かったです。初手が良い並びでした。切って切っての流れで、ここって所で高井君が仕掛けていけたので。明日も頑張ってくれるでしょう。踏み直しが凄かった。決勝は貰える賞金が違うので、抜きたいですね(笑)」

 岡山両者を追走した桜井宏智が3着に入り、ラインで上位を独占。
「なんとか付いていけました。踏み出しはきつかったけど、あとはペースでしたね」

5R

選手の写真です。
堀兼壽選手
 堀謙壽が切った上を、小玉勇一が一気に叩いて打鐘を通過。人気の成松春樹は7番手となって最終ホームは一本棒。最終2コーナーで中団の堀がまくり上げて勢い良く前団を飲み込んだ。
「きつかったです。後ろから押さえにいった時に、成松さんが先頭だったので突っ張らないでくれよって思いました。小玉君がすぐ仕掛けてきて、自分が中団に入れたので良かった。ホームではめっちゃカカっていて、車が出るか半信半疑で踏みました。まくってからは脚がカクカクしていましたよ。セッティングを変えて自転車は流れるけど、トップスピードが足りない感じがします」

 川木敬大が堀にしっかり続いて2着。
「堀君が強かったですね。一番良い展開になってくれた。自分の状態はこんなもんです。抜きたいんだけどね…。ここ最近は脚が落ちてきている。色々試したりして、逆に分からなくなったり…。皆通る道なんでしょうけどね」

 直線で大外を伸びた成松春樹が3着に食い込んだ。
 「部品を換えていてけど、自分が行こうと思ったタイミングで車間が詰まらなかったし、普段と感覚が違った。ジャンの4コーナーからカカっている感じはしなかったので、行けるタイミングで仕掛けたかったけどタイミングが取れなかった。自転車も流れていなかった。決勝は部品を元に戻していきたい。脚は問題ないです」

6R

選手の写真です。
岩谷拓磨選手
 川口雄太が打鐘で先頭に立ちそのままペースを上げる。人気の岩谷拓磨は中団へと追い上げて最終ホームを通過。2コーナーから仕掛けた岩谷が3コーナーで逃げる川口雄を捕えると、勢いそのままに後続を3車身引き離して快勝した。
 「今日は逃げる展開にしたかったので、すかさず叩こうと思ったら川口雄さんが踏んでいったので冷静にまくりに構えました。中団が空いていたので、自分の得意なまくりの展開でした。まくりに行った時はブロックを警戒してイエローライン付近を走った。地元なので決勝は勿論優勝を狙いたいです」
 
 離れ気味だった井出健だが、なんとか2着をキープした。
「前回の別府よりは状態がマシ。練習していたので付いていけたけど、練習していなかったら千切れていた。岩谷君はダッシュが良いですね」

 4コーナーから空いたコースを突いた渡辺航平が3着に食い込んだ。
「コースが空きました。小倉の神様は見捨てていなかった。(田村は)せめて中団をキープして欲しかった。かろうじて勝ち上がれました」

9R

選手の写真です。
山本健也選手
 打鐘で蒔田英彦が横山尚則を叩く。叩かれた横山は中団となり、伊藤信は7番手に置かれて最終ホームを通過。伊藤が2コーナーから仕掛けるも、車の進みは今ひとつ。軽快に駆けた蒔田の番手で車間を空けていた山本健也が直線できっちり差し切った。
 「蒔田君とは何度も連係しているし、今日は蒔田君が力を出しきりやすいレースをしようって。展開のアヤもあったと思う。ラインは2車だったけど、イチかバチか車間を空けました。脚の状態は良いし、蒔田君の脚質も分かっていたので上手くワンツーを決められて良かった」

 逃げた蒔田英彦が2着に粘り込んで千葉ワンツー。
 「展開一本です。健也さんのおかげ。残して貰いました。後ろは怖くて見られなかった。ワンツーで良かったです。健也さんとは相性が良いですね。昨日の着順が悪かったので、その分吹っ切れて走れたのが良かったのかも。脚の感じは良いです」

 直線で内に進路を取った岡光良が3着に食い込んだ。
 「最後はコースを見ながら入っていったけど、良く伸びたと思います。余力はありました。横山君と二人で勝ち上がりを決めたかったですね」

10R

選手の写真です。
小林信晴選手
 赤板の1コーナーで野田源一を押さえた佐藤一伸が先頭で打鐘を通過。打鐘の2センターから後方の西本直大が巻き返して最終ホームで主導権を奪う。西本がそのままバックも先頭で通過すると、4コーナーを絶好の展開で迎えた小林信晴が直線で差し切った。
 「最近は楽なレースがないですよ。今日は西本君が出切ってからペースで駆けてくれました。庄子(信弘)君が仕掛けてきていたらヤバかったです。小倉はあんまり良いイメージがなかったので決勝に上がれて良かった。本当なら準決に勝ち上がれただけでキャパシティーを越えていますよ(笑)」
 
 西本直大が2着に粘り込んで見事中近ワンツー。
 「思った感じにいかず、立ち遅れてしまった。後方になったので、あとはタイミングだけ見て行ける所から仕掛けていこうと。小倉は自転車が流れるし、やっぱり相性が良い」

 最終3コーナーから懸命に踏み上げた佐藤一伸が3着。
 「ホームでワンテンポ踏み上げるのが遅かった。西本さんが強かったです。庄子さんに入れて貰ったのですかさず行ったつもりだけど、車の出は悪かったです」

11R

選手の写真です。
渡部幸訓選手
 先に切った川越勇星が、打鐘で叩きにきた山田諒の番手に飛び付く。前団がもつれる形となって最終ホームを通過。番手は三谷政史が守り切るが、山田に離れてしまう。1センターから早めにまくり上げた飯野祐太が逃げる山田を捕えると、最後は渡辺幸訓が差し切った。
 「昨日の分も集中して走りました。早めに踏ませて貰って、竹村君も引き込めるように走りました。山田君を決勝に残してしまうと厄介ですから。脚は悪くないので、決勝はラインから優勝者を出せるようにしたい」

 飯野祐太が2着に粘り込んで福島ワンツーを決めた。
 「展開一本ですよ。踏み出した感じはイケるって思いました。山田君の押さえ方が緩かったので、川越君が粘らなかったら、ホームで仕掛けていました。今日はハンドルを元に戻したら感じも元に戻った。決勝は北日本が4人いるので4人の中から優勝者を出せれば良いかな」

 竹村勇祐が3着に入り、決勝行きの最後の切符を手に入れた。
 「恵まれました。良い番組のおかげだし、前のおかげです。脚の状態は展開なりって感じですね。付いて行く分には問題ない」