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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠスポーツニッポン杯

9.24Tue 25Wed 26Thu

検車場レポート

  • 9/23 Mon.  (前検日)
  • 9/24 Tue.  (1日目)
  • 9/25 Wed.  (2日目)

6R

選手の写真です。
川越勇星選手
 A級の初日特選は単騎が4名となり混戦模様。中心となる選手を挙げるとすれば、今期すでに4Vの川越勇星だろう。前回の武雄決勝では特別昇班してきた115期の伊藤颯馬などを相手に自在に立ち回ってV。ここも柔軟に攻めて白星を狙う。
 「前回は優勝できたけど、なんか変な力みがあったりして調子が悪かった。地元に帰ってから練習して感覚が戻ったつもりです。最近は流れの中で先行することも考えているし、叩かれたら何でもやる。先行できる自在になりたいです」
 9月立川で磯川勝裕マークから嬉しい地元Vを掴み取った内田玄希も意気揚々と検車場入り。
 「最近は流れが良いし、若い子が頑張ってくれるんですよ。初日は川越君が空くみたいなので、彼に付きます。人の後ろは問題ないです。高校まで福岡にいたので、実家はこっちにある。地元戦のつもりで頑張ります」
 地元の阿部兼士は8月大垣、9月久留米で準Vを続けるも前回の名古屋2日目にゴール手前で接触して落車滑入。中4日での参戦となるだけに状態が気がかりだ。
 「打撲と擦過傷だけだったんですけど、状態は走ってみないと。前回は疲れがあったのか3場所2場所前と比べると重たく感じていた。自転車自体は問題なかったです」

7R

選手の写真です。
近藤俊明選手
 競走得点最上位の近藤俊明は勝ち星こそ少ないが、堅実な走りで3連対率は驚異の50%超え。8月向日町の2日目にワンツーを決めた蒔田英彦とタッグを組み上位を狙う。
 「前回からちょっと空いたので練習をしていたけど、腰を痛めてしまった。でも直前に休んで少し良くなったし、自転車に乗る分には問題ない。最近は初日の成績が悪いので気合入れて走ります」
 8月の伊東で約4カ月ぶりに復帰した天田裕輝は、昨年の競輪祭以来となる当所参戦。唯一の1班とあって、底力を発揮したいところだ。
 「体はだいぶ良くなってきたが、レースで成績が付いてこない。まだ2場所しか走っていないですけど。練習ではかなり良い感じだし、早くG1で走れるようにF1戦から気持ちを入れて頑張ります」
 今期初めてS級に昇級した吉田智哉は前回から中2日の参戦。疲れが心配されるが、勝率の高さと勢いは一番。若さ溢れる走りで強敵に立ち向かう。
 「前回から間隔があまり空いていないので軽く体を動かしてきた程度。今は自分に何ができるのか考えて、できることをやるって感じです。体調は問題ないし、ドームなので風がないのは良いですね」

8R

選手の写真です。
小嶋敬二選手
 通算758勝を誇るレジェンド・小嶋敬二は49歳の今でも現役バリバリの自力勝負。輪界トップクラスの太ももから生み出されるパワーは、別線にとっては非常に脅威となるだろう。
 「前回から中2日なので地元には帰らないで来ました。台風で何もできなかったけど、久留米に寄って整体だけやってきました。追加ですけど、まあ頑張りますよ」
 若い木村弘に託すことにしたのが点数最上位の安部達也。前回の失格でS級1班の点数確保へ暗雲が立ち込めるが、気持ちを切り替えて一戦必勝で集中力を研ぎ澄ます。
 「負け戦での失格だったので結構堪えました。ここまでは間が空いたので練習しかしていないです。最近は調子は良いので展開が向けばモノにできていると思います」

9R

選手の写真です。
津村洸次郎選手
 地元の津村洸次郎は前回から中2日の参戦。今年の4月当所では内に被ってしまい予選敗退しているだけに、今回は前回の分まで期待がかかる。
 「今回こそ力を出し切りたい。元同県同期の佐藤(健太)さんがいるけど、いつも通り戦うだけです。前回も良かったし、今回は中2日なので良い感覚のままこれたと思う」
 番手を務めるのが直近4ヵ月の競走得点が105点を超える小岩大介。前回の松阪の共同通信社杯では大敗続きで3日間しか走れなかったが、ここでは力上位。巧みなサポートで九州ワンツーを目指す。
 「津村君のまくりのスピードに付いていけるように頑張る。前回まで使っていた新しいフレームがダメだったので、以前使っていたモノに今回から戻します。このフレームだと展開に恵まれることが多いので」

10R

選手の写真です。
川村晃司選手
 実績で優る川村晃司が予選のメインを務める。ムラこそあるが、白星の数は断トツで自慢のパワーを発揮できれば、別線に付け入る隙はなさそうだ。
 「体調は問題ないし、練習の感じも良かった。最近は成績が悪かったので、レース間隔が空いた方がしっかり練習できる。笠松君とは何度も連係あるので、ラインで決められるように走りたい」
 番手を回るのはこれまで幾度となく川村と連係している笠松信幸。前回の青森記念では準決勝敗退したが、シリーズ通して3日間確定板入り。しぶとさはまだまだ健在だ。
 「前回は3度確定板に入ったけど、もっと良い成績が欲しい。調子は良いし、前回から中14日空いたので休養もできた。川村さんとは何度も連係しているので今回も信用していきます」
 前回から2週間ほど空いて調整バッチリの佐藤真一は、攻め幅の広い恩田淳平に託して予選突破を目指す。
「前回の最終日に欠場して、ここに備えて腰の治療をしてきた。恩田君には良い位置を取ってから頑張って貰いたいね」

11R

選手の写真です。
山崎芳仁選手
 渡邉雄太の欠場により追加参戦となった山崎芳仁が今節のシリーズリーダーを務める。今年は2月奈良記念の決勝で落車したことにより左手の指を骨折。2ヵ月ほどレースから遠ざかったが、4月の川崎記念で復帰するとその後は徐々に復調。5月の日本選手権や8月のオールスターでは準決勝に進出しており、自慢のパワーは健在だ。
 「指を折って休んでいた時期でも脚の練習はできたのでそれが良かったのかも。最近は行ける所で仕掛けられているし、脚は問題ない。前回は外国人が強かっただけであれ以上は無理ですよ(笑)。中3日で調整程度ですけど、しっかり頑張ります」
 6月の高松宮記念杯でG1初決勝に進出した小原太樹は、前回の青森記念でもしっかりと決勝に進出。2週間ほどレース間隔も空いたことで、更に上積みが見込めそう。
 「前回後はいつも通りに練習してきました。最近は特に何かを変えたとかはなくて単純に番組が良いし、流れも良い。巧く取りこぼさずにいけていますね。内藤(秀久)さんに任されるので自分が前で頑張りたい」
 地元の小川勇介に任された山田庸平は前回の共同通信社杯で2度の連対をするなど、近況は動きが抜群に良い。巧みな位置取りから得意のまくりで強敵撃破を目論む。
 「しっかり自分から動けているし、展開が向いた時にこそ結果が出ている。いつも通りに練習してきたので、タイミングを逃さずいきたいです」

6R

選手の写真です。
石橋慎太郎選手
 白上翔が川越勇星を押さえて先頭に立ち打鐘を通過。白上が徐々にペースを上げて最終ホームを迎えると、7番手に下げた川越が巻き返す。川越が勢い良く前団に迫ると、中井護がバックから番手まくり。川越と踏み合って4コーナーを迎え、両者の首位争いかと思われたが、直線で外を踏み込んだ石橋慎太郎が一気に突き抜けた。
 「川越君のラインに付いていこうと思ったんだけど、車を下げたのでジャンでは切り替えました。川越君が仕掛けていってから上吹越(俊一)さんが追い掛けていったので、そこに付いていこうと。最後は伸びたというよりも皆がタレていましたよ」
 2着には最終2センターから外を踏み込んだ近藤修康が食い込んだ。
 「川越君の勢いが止まっていたし、前の様子を見ながら行きました。石橋君が上吹越君を飛ばしてコースが空いたのでそこに入っていきました。落ち着いて周りが見えていたし、脚は悪くないと思います」
 川越勇星はゴール前で懸命にハンドルを投げて3着。
 「前団の様子を見過ぎてしまい、行きにくいところで仕掛けてしまった。タイミングが難しかったです。3テンポくらい遅かったですね。明日は流れに沿って仕掛けていきたい。反省点は分かっているので修正します」

7R

選手の写真です。
蒔田英彦選手
 天田裕輝が打鐘で切ったところを、蒔田英彦がすかさず叩いて最終ホームを通過。カカリ良く逃げた蒔田がバックも先頭で通過すると、最後もしっかり踏み直して後続の追撃を振り切った。
 「展開に恵まれました。理想的な展開でしたよ。駆けちゃえば近藤(俊明)さんがなんとかしてくれるって思っていました。練習の成果が出たし、ドームだったので粘れたと思う」
蒔田マークの近藤俊明が2着。
「蒔田が強かったです。別線にインを切らせたところを蒔田が持つ距離で仕掛けていけた。理想の作戦通りの展開になりました。この前も抜けなかったし、俺には蒔田は抜けないんでしょうね」
 バックから仕掛けた吉田智哉が3着に食い込んだ。
「前がカカっていた。ホームで仕掛けていければ良かったんでしょうけど、見てしまいました。体に余裕はあるし、脚も良い感じなんだけど集中力が足りなかったです。明日はしっかり走って頑張りたい」

8R

選手の写真です。
小嶋敬二選手
 木村弘が打鐘で先頭に立つ。中団に追い上げた小嶋敬二が徐々にまくり上げて最終3コーナーで逃げる木村を捕えると、勢いそのままに押し切った。
 「誘導が早かったので九州勢が飛び付くかなって思ったんですけどね。結構木村君も踏んでいたので、きつかったです。けん制を貰わないように見ながら踏み上げていきました」
 小嶋をマークした鈴木幸紀は3コーナーで離れながらも懸命に追いかけて2着に食い込んだ。
「きつかったです。3コーナーで小嶋さんが浮いたように見えて、内へ降りたらそのまま行ってしまった。慌てて追いかけていきました。小嶋さんのペースでまくっていったのは分かったんですけどね。びっくりしたけど結果的にワンツーで良かったです」

9R

選手の写真です。
津村洸次郎選手
 初手中団の佐藤健太が正攻法の津村洸次郎を押さえると、金澤竜二が打鐘で佐藤を叩いて主導権。隊列が縦長となり、最終ホームを通過。佐藤が1コーナーから仕掛けるが車の出は今ひとつ。後方の津村が2コーナーから仕掛けて一気に前団を飲み込んだ。
 「車間が空き過ぎたところは失敗。先頭までが遠かったし、きつかったです。元からまくりの方が好きだし、今はまくりや位置取りを極めたい。先行では100点そこそこが限界だったので、今度は自分の長所を伸ばしていこうと。でも先行が嫌な訳ではないです。早めのまくりとかバックを取る仕掛けは意識していきたい」
 小岩大介が離れてしまい、逃げた金澤マークの真崎新太郎が4コーナーからタテに踏み込んで2着に入った。
 「金澤君があんなに行ってくれたので。凄いペースで走ってくれました。津村君は全然見えなかったです。小岩君が付いてきていなかったので、自分に余裕がある内にと思って前に踏みました」

10R

選手の写真です。
笠松信幸選手
 恩田淳平が打鐘で切ると、川村晃司がすかさず仕掛けて打鐘の2センターで先頭に立つ。最終ホームを一本棒で通過し、バックも川村が先頭のまま通過。4コーナーを絶好の番手で迎えた笠松信幸が最後はきっちり差し切った。
 「出切ってからはそのままの隊列でしたね。大型ビジョンを見ながら走れたし、余裕がありました。前半はカカっていましたね。川村さんなので安心して付いていきました。ライン3人で決まって良かったです」
 逃げた川村晃司が別線を完全に封じて2着に粘り込んだ。
 「ワンツーが決まったけど、走った感じはあまり良くないですね。セッティングをいじって明日に備えたい。出切ってからの感じがいまいちで、力をもっと伝えたい。練習とレースではフレームが違うので、色々変えながら走っています」

11R

選手の写真です。
堤洋選手
 打鐘で山田庸平が切った上を、阿竹智史が叩いて出る。打鐘の2センターで九州勢をすくった小原太樹が4番手をキープして、人気の山崎芳仁は8番手となり最終ホームを通過。2コーナーから仕掛けた小原だったが、車の進みは一息。逃げた阿竹マークの堤洋が最後はきっちり抜け出した。
 「阿竹が強かったね。落車明けなのに凄い。さすが小倉竜二の弟子やね(笑)。自分も付いていてけん制できたし問題ない。最後の直線の感じも良かったよ。もう少し残したかったけどね」
 筒井敦史が堤に続いて2着に食い込んだ。
 「阿竹が強かった。まくられていないし、それが何より大きい。小原がきていたから、それをめがけて山崎が飛んできてもおかしくないですからね。本当に阿竹のカカリが良かったですよ」
 逃げた阿竹智史が3着に粘り込んでラインで上位を独占。
「体はやっぱりしんどいし、楽ではなかったです。もうちょっと流れてほしいですね。今日はすんなりの先行でした。僕のスタイルは位置を取ってからまくりを出せるかが大事なので、それでどうなるかですね。今日は3車だったので、スタートの位置次第では先行かなって思っていました」

4R

選手の写真です。
白上翔選手
 赤板の1コーナーで先頭に立った佐々木吉徳が徐々にペースを上げて打鐘を通過。白上翔が3番手をキープして、5番手は内に畝木努、外に小岩哲也で併走になる。軽快に飛ばす佐々木が最終バックを先頭で通過。3コーナーで内を突いた白上が星野辰也をすくって直線で抜け出した。
 「むちゃくちゃカカっていましたよ。踏み上がっていたし、2コーナーからは行けなかった。1着取れたし、内へ行って正解。星野さんが内を空けていなかったら外を踏んでいったかな」
 コースを縫った近藤修康が直線で伸びて2着に食い込んだ。
 「もっと楽な展開になるかなって思っていたけど、畝木君が力を出し切れなかったね。前も脚を使っていたし、僕は脚を溜めていました。最後は冷静にコースが見えたし、手応えも良かったのでアタマまで行きたかった」
 白上マークの山田祥明が3着。
 「あんなにすんなりいくとは思っていなかった。2人で勝ち上がれて良かったです。ハンドルを高くしたら道中が楽になりました」

5R

選手の写真です。
石橋慎太郎選手
 松岡晋乃介が打鐘の3コーナーで前団を叩くと、合わせて踏み込んだ井上将志が飛び付いて吉田健市を捌く。捌かれた吉田は1コーナーで落車。松岡が最終バックを先頭のまま迎えて、番手を奪った井上に展開が向くかに思われたが、2センターで内を突いた石橋慎太郎が大外を一気に突き抜けた。
 「ギアの差ですよ。このギアだからあの動きができる。大ギアだったら無理ですよ。今のギアは調子が良い時に使っていたやつで、3年くらい使っている。自力自在に戦うには3・69じゃないと戦えないですから」
 懸命に逃げた松岡晋乃介が2着に粘り込んだ。
 「遅めに行こうと思っていたらピッチが上がってしまいきつくなってしまった。ジャンでカマシ気味だったのできつかったし、吉田さんを競らせてしまった。最後はバタバタしてしまったけど、体は悪くないと思う」
 井上の内を伸びた阿部兼士が3着に入り決勝進出。
 「今日は前のおかげですよ。作戦は任せていました。状態が良いような気もします。吉田さんに絡まれたところはきつかったですけど」

6R

選手の写真です。
菱田浩二選手
 三浦稜が赤板で押さえにいくも、正攻法の川越勇星が突っ張って両者で踏み合いながら打鐘を通過。川越が突っ張り切って主導権を握るも、打鐘の3コーナーで内をすくった小川大地が番手を奪って最終ホームを通過する。川越が懸命に逃げるが、3番手をキープしていた菱田浩二がバックから一気にまくり切った。
 「前が脚を使っていたし、ラッキーでした。僕はラッキーボーイですね。セッティングをいじったけど、感じはまだまだ。今日はなんとかまくれて良かったです」
 三浦が叩けないと見るや、ホームで切り替えた金澤幸司が2センターから外を踏み込んで2着に入った。
 「伸びた感じはある。自分で仕掛けないとなって思っていたら、菱田君が仕掛けてくれた。前がタレていたし、外を踏み込んでも届くかなとは思いました。でも早めに(三浦を)見切ったのは良くないと思う。脚は溜まっていました」
 後方からまくり上げた高田真幸が3着。
 「どういう展開になっても自分で動こうと思っていました。体は良くないですけどね。展開もごちゃごちゃしてくれたので良かった」

9R

選手の写真です。
阿竹智史選手
 川村晃司が打鐘の3コーナーで蒔田英彦を叩いて最終ホームを先頭で通過。阿竹智史は後方に置かれるも、小菅誠をすくって、すかさず1コーナーから仕掛ける。川村がバックを先頭で迎えて、番手の坂口晃輔が大きくけん制するも、それを乗り越えた阿竹が後続の追撃を振り切って白星を掴んだ。
 「南関が先行すると思っていたのでレース的には失敗した。鐘で内差している間に中近勢に行かれてしまったので。休むところがなかったのできつかったです。体は変わりないけど、モヤモヤ感がある。もっと集中してレースに入りたいんですけど。また明日頑張ります」
 内を突いた筒井敦史は詰まって接触し失速。4コーナーで外を回した塚本大樹が直線伸びて2着に食い込んだ。
 「調子が良いですね。昨日よりも全然良い。昨日の夜に整体を入れたので良かったのかも。かなり余裕があったし、筒井さんが内へ行った動きを見て外を踏めました」
 坂口晃輔が3着に入り決勝の切符を手に入れた。
 「危なかったです。2センターの接触もあったし。止められるかなって思ったけど、内を空け過ぎてしまった。切り替えるところも立ち遅れてしまった。ラインを生かせなかったです」

10R

選手の写真です。
笠松信幸選手
 赤板で上昇した山田庸平が正攻法の小原太樹を押さえると、小原は小川勇介の内で粘る。すると小嶋敬二が打鐘からカマして主導権。4番手以降を引き離した小嶋が先頭のまま最終ホームとバックを通過。4コーナーを番手で迎えた笠松信幸が最後はきっちり抜け出した。
 「(鈴木)幸紀さんが内へきていると思って安心してしまった。(小嶋を残せず)失敗しました。先行の作戦はなかったけど、初手で中団を取れたし、あとは小嶋さん次第でした。ここ最近ではないくらい良い感じ。あとは連日前のおかげです」
 鈴木幸紀が笠松に続いて2着。
 「笠松が番手というのは大きいですね。小嶋さんが叩いて一回ペースに入れると思ったら、そのまま行ってしまった。ああいう時は後ろに良い勢いで来られてしまうので普段は内を踏むけど詰まると思って外を踏みました」
 直線で内を突いた小原太樹が3着に食い込んだ。
 「前が遠かった。打鐘のところは小嶋さんの態勢が整っていたので引けないと思った。山田さんが同タイプなので難しいですね。後ろに迷惑かけました。外は車が出ないと思ったので、最後はあのコースしかなかったです」

11R

選手の写真です。
内藤秀久選手
 打鐘で飛び出した吉田智哉が流すと、後方から山崎芳仁が巻き返して最終1コーナーで吉田を叩く。山崎がバックを先頭で通過すると、4コーナーを絶好の番手で迎えた内藤秀久が最後はきっちり差し切った。
 「山崎さん様々ですよ。凄い良いレースをしてくれた。津村(洸次郎)君のまくりも見えていて、(車輪を)払う感じで対処して、それでも来るなら体を合わせていこうと。余裕はありました」
 逃げた山崎芳仁が2着に粘り込んだ。
 「昨日は疲れを取り切れていなかった。日に日に体調が違いますね。吉田が流したからホームで行きました。鐘で自分の距離をある程度取っていたら、詰まったからもう一度距離を取っていった。堤(洋)さんの番手まくりまであるかなって警戒していたんですけど。吉田君は何で流したのかな…?」
 山崎ライン3番手の佐藤真一が3着に入ってラインで上位を独占。
 「山崎が早めに行ってくれたおかげ。この勝ち上がりはデカいですよ。嬉しいです」