地元ホームの林慶次郎が主役を務める。デビューから徹底先行のスタイルを貫き、順調に力を伸ばしてきた。今年は3度の完全優勝を飾っている。7月からは初のS級昇格が決まっている。A級最終戦となる地元戦でしっかり結果を出して弾みをつける。林のほかにも九州勢は精鋭ぞろいだ。屋良朝春は今年に入って準決勝で落車した3月高松以外はすべて決勝に乗っている。佐方良行も戦法に幅が出て、安定感が増している。4月高知ミッドナイトで落車した影響は気がかりだが、このシリーズまでには回復しているだろう。坂本晃輝は相変わらず差し脚が切れている。
佐伯亮輔は昨年12月末に2班に特別昇班。その後はコンスタントにV争いを演じている。初優勝は時間の問題だろう。今シリーズは林に真っ向勝負を挑む。主導権争いはかなり激しくなりそうだ。岡山同士の土井勲が佐伯の援護に回る。
西本直大、木村直隆の近畿勢も強力。西本は強烈なまくりを主武器に各地で奮闘している。木村も安定した戦いぶりが光っている。中近連係で鈴木幸紀まで加わればラインの厚みが増す。
東日本の遠征勢にも強豪がズラリ。機動型では三好恵一郎だ。昨年の終盤戦から一気に成績が上がった。ドームバンクも脚質にマッチしている。小菅誠、亀谷隆一はタテ脚鋭い追い込み型。底力ある渡辺正光の動向も見逃せない。
林慶次郎が地元で躍動
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林慶次郎
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佐伯亮輔