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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ日刊スポーツ杯

1.20Sat 21Sun 22Mon

次回開催

F2

1/26 ・27 ・28

検車場レポート

  • 1/19 Fri.  (前検日)
  • 1/20 Sat.  (1日目)
  • 1/21 Sun.  (2日目)

6R

選手の写真です。
佐々木吉徳選手

 A級特選は激戦ムードも、冬期移動先の静岡で新しいメニューを取り入れた佐々木吉徳注目。


「フォームやペダリングの矯正や、ワットバイクを取り入れるなど、ステップアップの為に新しい練習を3週間前くらいから始めた。噛み合えば成績も良くなると思う」と伸びシロは図り知れない。「ライン3車なので、先制しやすいと思うし、踏み方を意識して押さえて駆けたい」


 番手を回るのはS級から降級してきた小島歩


 「2週間ほど空いたのでバッチリ練習できました。佐々木さんとは初連係だけど、人の後ろを回るのは問題ないし、自分のできる事をしっかりやる。調子は上がってきているし、3番手を堀(政美)さんが固めてくれるのも大きい。しっかりラインで決められるように」


 若手有望株の瓜生崇智は今節から秘策を投入する。


「今回はギアをいつもより一枚上げる。でも普段からはもっと重たいギアで練習しているので、踏みこなす分には問題ないはずです。どんなレースができるか楽しみ」

7R

選手の写真です。
河村雅章選手

 地元の立川記念が年明け最初のレースとなった河村雅章。約6年ぶりに登場する小倉バンクで点数上位の意地を見せる。


 「前回は体調を崩していて…。インフルエンザじゃなかったので、地元記念を走りました。今回は体調が良いです。中団が理想だけど、練習もできたので流れを見ながら緩んだら仕掛けるつもりで頑張りたい。小倉は久しぶりだけど、軽いバンクは好きなので走りにくさはないです」


 積極性ならBS数上位の才迫開が一番。星島太-戸田洋平のサポートを受けながら、本線に一矢報いるべく立ち向かう。


 「冬場は寒いので、外に練習しに行くことが少なくなる。だから、自分としてはレース間隔が詰まっていた方がいいのかなと思います。競走になれば走るしかないですからね(笑)。後ろ二人がしっかりしているので、流れを見て仕掛けていきたい」


 近況は昨年後半の長欠が響いている印象の中田雄喜だったが、表情は明るい。


 「だいぶ感覚が良くなってきたし、練習もしっかりできているので今回は楽しみです。小倉は得意なバンクだし、全国の中でも一番良いんじゃないかな。相手は強いけど、頑張ります」


 

8R

選手の写真です。
鈴木誠選手

 戦歴上位の大ベテラン鈴木誠が、相性抜群の加賀山淳をリードして有利に運ぶか。


 「前回は練習していたが、体調が良くなかった。今回は大丈夫だと思うよ。付いて行くのは問題ないし、加賀山君とは何度もワンツーを決めている。呼吸は合いますよ」


 前を任された加賀山淳は、前回立川記念で初日敗退も最終日の特別優秀戦まで駒を進めており動きは悪くない。


 「前回はシリーズ通して良かったと思う。初日に負けたけど、それ以降は一番良い特別優秀まで進めたので。練習は普通にやってきたし、あとは(鈴木)誠さんが作戦をきちんと考えてくれるでしょう。だから自分が勝ち上がれるかどうかは誠さん次第ということですね(笑)」


 地元の牧剛央は菅原晃に託して1次予選突破を目指す。


 「中4日で調整程度です。でも調子はずっと悪くないので、レースの流れとかあと少し噛み合ってくれれば成績は良くなってくると思います。菅原君のスピードを貰って、突っ込みたいですね」


 

9R

選手の写真です。
鈴木謙太郎選手

 昨年末の四日市から初日連勝中の鈴木謙太郎が上昇ムード。持ち前の積極策でレースを支配していきそうだ。


 「最近はレースでも、練習でも調子が物凄く良いです。結果が出るとか出ないとかではなくて、感覚的な部分ですかね。色々と迷っていた部分があって、良い時は何も考えずできていたことができなくなっていたけど、ペダリングとかようやくアタリが出てきました。あとは長い距離を踏めるかどうかだけです」


 点数上位の岡部芳幸は新山将史に託して別線を迎え撃つ。


 「新山君とは初連係。ポテンシャル的にはこんな所で走っている選手じゃないですよ。巧く操縦していきたいね」


 昨年の平塚記念で落車してからリズムを崩した新山将史だが、復調気配は漂っている。


 「今年は冬期移動せずに、室内メインで練習しています。でも八戸はたまに外で乗れたりするので、脚は問題ないですよ。細切れ戦の方が得意だし、タイミングだけ逃さず仕掛けたい。そろそろ1着が欲しいですね」

10R

選手の写真です。
坂本健太郎選手

 地元の坂本健太郎が予選メインに登場。昇級組の挑戦を地元の意地で退けるか。


 「ウィナーズカップに出る為に1着が多くなったが、昨年の3月から決勝に勝ち上がれていないんです。今回こそは頑張らないと。ダービーの出場権も1月までだし、賞金も上積みしたい。前回も自分なりには動けたし、直前も普通に練習する事ができた。地元だしここでは負けられないですよ」


 西川親幸が坂本を巧みに援護して別線を迎え撃つ。


 「和歌山記念の前は腰痛で休んでいました。もう大丈夫ですよ。直前はウェイトを中心に練習してきました。坂本君とは相性が良いと思うし、頑張ってもらいます」


 昇級組で気になったのが小酒大勇


 「一度S級を経験した事で、レースの流れとかはわかったし、今度は戦える感じがある。前回も初日は2周駆けて4着に残れたし、脚の状態は悪くないです。今回は師匠(鈴木謙太郎)がいるので、良い走りをしたい」

11R

選手の写真です。
東口善朋選手

 5度目の挑戦で悲願の地元記念を制した東口善朋は、地元の北津留翼を指名。3番手に山内卓也が付いた事で即席ながら強力なラインができあがった。


 「前回は空いた内をすかさず反応して入っていけた。やっと地元記念が取れました。でもいつまでもフワフワしていてはダメだし、今回の次はG1がある。気を引き締めて走る。中4日だけど、1日休んで残りは練習してきました。仕上がりとかは変わりないと思うし、G1の前に北津留君のような選手のスピードを体感したかった」


 前を任された北津留翼は体調に不安なしを強調。


「立川記念の次の日に病院いったらインフルエンザと言われて休んだ。和歌山記念の追加は断りました。インフルエンザが治ってから家でも練習していたので、問題ないですよ。年明け最初の地元なので優勝できるように頑張ります」


 昨年末のヤングGPを制した鈴木竜士は約2年ぶりとなる2度目の登場。


 「前回の静岡は決勝で大塚健一郎さんに番手を主張されて、自分の後ろが萩原孝之さんと競りになった。認められたような気がして嬉しかったです。最近は直近のバック数20本を目標にレースに臨んでいる。ドームバンクだし、しっかり主導権を取れば残れるかな」

6R

選手の写真です。
日野博幸選手

 激戦ムードのA級特選は、前受けから突っ張った日野博幸が別線の巻き返しを封じて力強く逃げ切った。


 「ここに向けて体調を整えていたし、練習もしっかりしていた。でももうひとカカリ欲しいですね。2周逃げているけど、もうちょっとカカればもっと楽だったかな」


 日野マークの高津晃治が2着に入りワンツー決着。


 「あれを抜けなきゃ、もう誰も抜けないです(苦笑)。本当に日野君が強かったし、自分は良い目標を引きました(笑)。前受けから一回突っ張れば、3番手は取れるっていう組み立てだったけど、瓜生(崇智)君が引いてくれて巻き返してこなかったので、日野君は逃げていきましたね。久々に強い日野君を見た気がします」


 佐々木吉徳に乗った小島歩が瓜生に2センターでからまれるも凌いで3着に食い込んだ。


 「道中は楽に追走できていたので、状態は悪くないと思います。瓜生君にからまれたけど、どかないぞっていう意思表示を示しました。あれで負けてしまうと、なめられてしまうので」


 

7R

選手の写真です。
中田雄喜選手

 打鐘で才迫開が先頭に立つと、中田雄喜が中団をキープ。河村雅章は7番手に置かれて一本棒で最終ホームを通過。河村が最終2コーナーから仕掛けるも、中団から合わせて出た中田が前団をまくり切って1着を手にした。


 「脚も楽だったし、練習してた分、自信を持って走る事ができた。車の出も良かったし、まくり切れるなって思いました。前回よりも感じが良かったし、小倉は相性が抜群に良いですね」


 懸命に巻き返した河村雅章は2着が精一杯。


 「巻き返すタイミングがなかったですね。2コーナーから仕掛けたが、波を作られたのがキツかった。前回よりも感じは良かったけど、まだまだ伸びが足りない感じですね」


 中田マークの二藤元太が3着に入って今年初の予選突破。


 「ハンドルを投げるのが早かったです。今日が誕生日だったので、勝ち上がれて良かったです。でも踏み出しで一瞬遅れてしまったので、そこの部分がまだ甘いですね。今日は本当に前のおかげです」

8R

選手の写真です。
川口公太朗選手

 打鐘で加賀山淳がハナに立つと、叩かれた川口公太郎は飛び付き策で森川剛を捌いて3番手をキープ。軽快に逃げる加賀山が先頭のまま最終バックを通過するも、2センターでまくり気味に追い込んだ川口が直線で鋭く突き抜けた。


 「加賀山さんが本当に強かったです。2コーナーで緩んで、3コーナーでも緩んだので仕掛けようとしたけど行けなかった。ハンドルを持ち直してなんとか届きました。今日は菅原(晃)さんと中団争いになるより、一車でも前にって思って番手か3番手を狙う作戦だったので、上手くいきました」


 逃げた加賀山淳は懸命に踏み直して2着に粘り込んだ。


 「レース後はいつも以上に苦しかったです。抜かせる気はなかったので緩めたりして脚が一杯になったふりをしたけど、川口君に抜かれてしまいましたね」


 川口を追走した濱口高彰が3着に入った。


 「作戦通りでしたね。川口君は普段も一緒に練習したりするので、信頼して付いていきました。道中の感じも良かったですよ」


 

9R

選手の写真です。
鈴木謙太郎選手

 服部克久が斬った上を新山将史が鐘過ぎに叩くと、鈴木謙太郎がすかさず巻き返して最終ホームで新山を叩く。最終バックからまくり上げる服部だったが、車の出は一息。軽快に逃げた鈴木が力強く押し切った。


 「結構余裕があったし、状態は確実に良くなってきていますね。踏み出しも軽かったし、3コーナーまでは楽に踏めていました。ライン3人で決まったし、本当に良かったです。今回は弟子(小酒大勇)と一緒だったので、師匠の威厳は保てたかなと思います(笑)」


 関東3番手から直線で外を伸びた吉田裕全が2着に食い込んだ。


 「最初は内を踏もうかと思っていたが、田村(真広)さんが全然車が出ていなかったので外だなと。展開にも恵まれましたね。鈴木君が出切ってから、3人で決まるなって感じでした」


 叩かれた新山将史は終始反省を口にする。


 「中途半端でしたね…。踏むなら鈴木さんを出させないようにしっかり踏まないといけないし、粘るなら粘るってはっきりした走りをすれば良かったです。明日は同じようにならないためにもメリハリのあるレースをしたいです」

10R

選手の写真です。
小酒大勇選手

 小酒大勇が斬った上を、桜井雄太が打鐘で叩く。後方の坂本健太郎は最終ホームで内へ潜り込み小菅誠をすくうと、追い上げた角と併走する形に。好位置をキープした小酒が、最終バックから力強くまくって1着でゴール線を駆け抜けた。


 「練習での感じも良かったし、リラックスして走る事ができました。直前に師匠(鈴木謙太郎)が1着だったので気合も入りましたね。一度S級を経験していたので、慌てる事もなく、自分のタイミングで仕掛けようと。最終ホームの坂本さんの動きは見えていたし、上手く対応できました」


 小酒にまくられた桜井雄太だったが、諦めず踏み続けて2着に逃げ粘った。


 「星野(辰也)さんがスタートで良い位置を取ってくれたので良かったです。坂本さんが内へ入っていたし、中団がもつれたので自分のペースで駆けられた感じですね」


 地元の坂本健太郎は最終バックで角を退かして踏み上げ3着に食い込んだ。


 「ホームで内が空いていたので、小酒君のところまで行こうと思ってました。2コーナーが上りながらだったので、キツかったですね。脚の感じは普通じゃないですか?」

11R

選手の写真です。
和田健太郎選手

 赤板で鈴木竜士が北津留翼を押さえると、すかさず櫻井正孝が踏み上げて打鐘前でハナに立つ。櫻井がそのままペースを上げて一本棒で最終ホームを通過。3番手をキープした鈴木が2コーナーからまくり上げると、番手の和田健太郎が最後は交わして白星を手にした。


 「鈴木君の力が違いましたね。頑張ってくれました。でも本当はもっとゴール線ギリギリで抜く事ができれば良いのかなって。車も伸びたと思うし、ライン3人で決まったのが本当に良かった」


 和田には交わされたものの、2着には鈴木竜士が入った。


 「櫻井さんがカカっていたし、キツかったです。ホームで仕掛けようか悩んでいて、とにかくバックを取れるように踏もうと。長い距離を踏むのは良いけど、キレがなかったですね」


 地元の北津留翼は後方から猛然とまくり上げるも4着が精一杯。


 「鐘で仕掛けないといけなかったですね。後ろに後ろに東口(善朋)さんと山内(卓也)さんが付いてくれたのに迷惑をかけてしまいました。」


 逃げた櫻井正孝は抵抗及ばず8着に沈んだ。


 「キツかった…。泳がされましたね。無理矢理踏んでいたし、(鈴木の)スピードが違って止めきれなかったです。ヤングGPのチャンピオンが3番手にいるんだから、そりゃ無理でしょう」


 

4R

選手の写真です。
倉野隆太郎選手

 打鐘で野中祐志が先頭に立つと、後方から在本直樹がすかさず巻き返して最終ホームで野中を叩く。最終バックで3番手からまくり上げた野中を高津晃治がけん制すると、空いた内を篠田宗克が潜り込む。篠田が抜け出して1着かに思われたが、後方からコースを縫うようにして突っ込んだ倉野隆太郎が、ゴール前で篠田を交わして白星を掴んだ。


 「(4コーナーで4名の)落車もあったので、後味が悪いですね。7番手に置かれたのが失敗です。自分があのレースをしているようじゃ、後ろに付いてくれた先輩も焦って踏んじゃいますよ。最後は在本さんの内が空いていたので、そこだなって思ってコースを突く事ができました」


 篠田宗克が2着に入って決勝への切符を手にした。


 「1着かと思ったなー。キレは良かったでしょう?最後はゴールまで長すぎました。野中君が行けないなって感じだったし、内が空いたので上手く入っていけました」


 カマした在本直樹が3着に粘り込んだ。


 「3コーナーで上がってしまったのがダメでしたね。自分のクセみたいなもので、よく上がってしまうんです。自転車は上手く流れてくれているんですけど」

5R

選手の写真です。
日野博幸選手

 打鐘から一ノ瀬匠が主導権。最終ホームで3番手から永橋武司がまくり上げるも、7番手に置かれた佐々木吉徳がさらに外を豪快にまくり上げてバックで前団を飲み込む。しかし、後ろの堀政美が遅れた所を巧く割り込んだ日野博幸が最後は佐々木を抜き去って1着。


 「佐々木君にまくられたのは悔しいが、最後抜けたので良かったです。少し組み立てを失敗してしまい、焦った部分があったけど勝てたので良かった。連勝での勝ち上がりなので自信になりますね。体調もバッチリです」


 力強いまくりを披露した佐々木吉徳が2着に入った。


 「出切るまでのスピードは良いけど、出切ってからニュートラルに入らなくて、ずっと踏みっぱなしでした。でもセッティングを初日と2日目で少し変えたらだいぶ感じが良くなりました。決勝で日野さんにリベンジできるように頑張ります」


 日野マークの高橋清太郎が3着に食い込んだ。


 「全て日野さんのおかげです。レース勘は悪いけど、恐怖感はもうないです。復帰戦で決勝に上がれたし、これで満足せず決勝も気持ちを切らさず頑張ります」

6R

選手の写真です。
小島歩選手

 打鐘前に小出慎也を叩いた小岩哲也がハイピッチで駆けると、小出は車間が大きく空いた6番手となり、一列棒状で最終ホーム。4番手をキープした小島歩が最終2コーナーからまくり上げて、車間を空けていた八尋英輔のけん制を乗り越えてゴールを先頭で駆け抜けた。


 「中団は絶対取ろうと思っていたし、体はイメージ通り反応している。小岩さんがカカっていて八尋さんが車間を空けていたので、キツかったけど、八尋さんの横まで行って内をキメてから踏み込めたので勝つ事ができました」


 小島にスイッチするような形で4コーナー外へ持ち出した八尋英輔が直線伸びて2着に食い込んだ。


 「小岩君がめちゃくちゃ踏んでくれました。全盛期のスピードが戻っているんじゃないですか?脚は溜まっていたけど、番手の技量が甘いし、その辺の反応がまだまだでした」


 最終バック最後方だった豊田一馬だったが、3コーナーで内を突くとコースを縫って3着に食い込んだ。


 「バック9番手だったが、落ち着いていたし、最後はコースだけ見極めてと思って。上手く入っていけました。今開催は不思議と流れも伸びも良いですね」

9R

選手の写真です。
東口善朋選手

 桜井雄太が打鐘で才迫開を叩く。小酒大勇が追い上げて3番手をキープして最終ホームを通過。後方から坂本健太郎がまくり上げるが、櫻井正孝のけん制を受けて不発に。逃げた桜井雄をマークした東口善朋が2センターでタテへ踏みゴールを先頭で駆け抜けた。


 「桜井雄君が気持ち良く行ってくれました。自分の脚自体も調子良いし、イメージ通りに車も進んでる。気持ちにも余裕がありました。今日は本当に桜井雄君のおかげです」


 小酒マークの櫻井正孝が外を伸びて2着に食い込んだ。


 「小酒君が頑張った結果です。坂本さんは自分が止めるしかなかった。でも小酒君のあのレースだったら、俺でもできますよ。昨日モガいた分、今日は楽でした」


 小酒大勇が3着に入ってS級初の決勝戦進出。


 「一安心です。今日は東口さんの名前に負けました。仕掛けたらブロックされてしまうと思って。好きなように走らせてくれた後ろの先輩のおかげです。初の決勝なので嬉しいです」

10R

選手の写真です。
山内卓也選手

 赤板で後ろ攻めの鈴木竜士が上昇すると、中団から中田雄喜が合わせる。両者で鐘過ぎから激しく主導権争いを演じると、中団を確保した川口公太郎が最終2コーナーからまくって、最後は番手の山内卓也が差し切った。


 「川口君が上手く立ち回ってくれました。今日は中田君が逃げたらまくり、鈴木君が逃げたら番手に粘るっていう作戦でした。昨日は後方でどうしようもない展開だったので、今日は川口君が前々に行ってくれたおかげです」


 川口公太郎が2着となり中部ワンツー。


 「今日はスタートを取ってからどう立ち回るかって感じでした。とりあえず前々に踏んで勝負しようと思っていました。山内さんの掛け声に上手く反応する事ができました。体調も問題ないので、決勝も頑張りたい」


 最終3コーナーで切り替えた萩原孝之が3着に食い込んだ。


 「中田君が強かったです。鈴木君を突っ張り切ってしまったね。中部の2車は止められなかったです。体の反応は悪くないと思う」

11R

選手の写真です。
安部貴之選手

 北津留翼が打鐘で加賀山淳を突っ張ると、最終ホームで仕掛けた鈴木謙太郎が北津留をバックでまくり切る。最終4コーナーを絶好のハコで迎えた安部貴之が最後はきっちり抜け出した。


 「鈴木君のおかげです。本当に強かったです。踏み出しだけ集中して凌げばって思っていました。最後はもうちょっと残せたかなって思ったけど…(苦笑)。付いていて余裕はありました」


 北津留マークの西川親幸が2センターから内を突いて2着に食い込んだ。


 「流れが良いし、北津留君が自分の為に頑張ってくれました。前回が重たかった分、今回はドームだし脚も軽かったです」


 鈴木謙太郎が3着に踏み止まって、決勝戦最後の切符を手にした。


 「和田(健太郎)さんがホームで加賀山さんを迎え入れたのを確認して仕掛けていったけど、北津留君に合わされるかと思いました。この展開でワンツーが決まらないのはちょっと悔しいですね。でも決勝に乗れたので良かった。最後はタレたが、連日調子は良いし、脚の感じは良いですよ」