小倉競輪

KOKURA KEIRIN

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選手インタビュー

武田 豊樹
茨城・88期・SS

 優勝こそない今年だが、2月の全日本選抜の準Vをはじめ、ビッグで4度の優出。さすがの走りで賞金を積み重ねていたが、8月のオールスターで骨盤骨折の大怪我を負った。
 「選手になった以上はアクシデントは起こる。そことどう向き合っていくかを再確認した。痛めた体をどう再生させていくかを学ばないと」
 万全ではないなかでの仁親王牌だったが、最終日には杉森輝大の番手で大立ち回りを演じて白星。気迫溢れる走りが、ファンを引きつけた。
 「状態が悪いなか出てきたんじゃ、仲間に申し訳ない。しっかり体を張って仕事をしようと。もう自分はこの世界で長い間、勝負してきている。一戦、一戦、集中するだけです」
 3年連続で平原康多とワンツーを決めている競輪祭に、勝負をかける。
 「やることをやって乗らないと。ただグランプリに乗ってもしょうがないですから」
 4年連続9回目。今年もグランプリシートに手が届くところにいる武田に気負いはない。

深谷 知広
愛知・96期・S1

 8月の豊橋記念のあと伊豆に拠点を移して、本格的にナショナルチームに仲間入り。
 「今年は競技もやって、変化の多い1年だけど。それがいい方向にはいっていると思う」
 競技と本業の過密ローテで多忙を極めてはいるものの、原点回帰で深谷が新たな光を放っている。
 「間違いなく練習量は増えているし、これで弱くなるっていうことはない。疲れのマイナス以上にプラスになっている。あとは疲れがあるぶん崩れやすいのでそこをしっかりと」
 青森記念で圧巻のまくりVを遂げると、寛仁親王牌を3 8 2 8着。シリーズを未勝利で終わったが、勝ち上がりでの走りでは周囲に大きなインパクトを与えた。
 「(G1優勝は)狙える位置ではあるし、グランプリはどんな形でも出たい。もちろん、タイトルを狙っての結果、賞金でもいい。今はそこだけを目標に」
 3年ぶりのGP出場へ、深谷が照準を絞っている。

郡司 浩平
神奈川・99期・S1

  3月にウィナーズカップでビッグ初制覇。続くホームの川崎・桜花賞(ナイターG3)で優勝を飾り、年頭の目標だった地元、平塚でのグランプリ出場にグッと近づいた。しかしながら、夏場にトレーニングで右膝を痛めて、オールスターを7 9着で途中欠場。その後はおよそ2カ月の戦線離脱となった。
 「もう練習は100パーセント、思い切りできている。なかなかこんなに空くことがないから、しっかり一から土台を作り直した」と、練習を積んでの寛仁親王牌だったが、5 6 5 8着と精彩を欠いた。
 それでも郡司は前を向いて、その先のグランプリ出場をつかもうとしている。正念場に弱音を吐くことなく気持ちを込める。
 「ここからが勝負なんで、悔いのないレースをしていきたい。(賞金のことは)あんまり気にせず、自分の力を出し切れるように、そのために気持ちを入れてやる」
 リスタートを切った郡司が、ラストG1へ上りつめていく。

諸橋 愛
新潟・79期・S1

 7月弥彦で悲願の地元記念初優勝を飾ったが、続くオールスターでは平原康の仕掛けに離れて二次予選敗退。「今のレース形態は(勝負どころで)一気にスピードが上がる」。そこに対応するために、諸橋はデビューから20年使ってきたシューズを換えた。
 「換える勇気は必要だったけど、このままじゃG1の準優クラスになると厳しいなと思ってた。最初の感覚はダメだったけど、簡単に換えられるのはここしかなかった」
 9月弥彦からシューズを換えると、そこから3場所連続優勝。共同通信社杯を優勝したことで、一気に賞金ランクもグランプリを狙える位置までジャンプアップした。
 「今はいい緊張感でやれてる。江嶋(康光)さんにも『なかなか味わえるものではないので楽しめ』と言われました。なるようにしかならないし、一生懸命やるだけ」
 寛仁親王牌の準決勝で落車したが、「擦過傷もない」と幸い軽傷。最後の一戦まで進撃の手は緩めない。

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